「IAAモビリティ2023」ミュンヘンでの太陽、ビール、そして中国とドイツのぶつかり合い

2023年9月5日から10日にかけて、ドイツ・ミュンヘンで開催された「IAA MOBILITY 2023」は、何よりも中国メーカー躍進の印象が強いイベントだったと語る、アメリカ在住のアナリスト、Lei Xing氏のレポートを翻訳してお届けします。

「IAAモビリティ2023」ミュンヘンでの太陽、ビール、そして中国とドイツのぶつかり合い

【元記事】IAA Mobility 2023: sunshine, beer and China-Germany collision course in Munich by Lei Xing

大成功、そして中国の躍進が印象的だったIAA2023

今年の上海モーターショーは既存の大手自動車メーカーに衝撃を与えるものでしたが、ミュンヘンで開催されたIAAモビリティ2023は彼らの慣れ親しんだドイツで更に中国の躍進を感じさせるものでした。EV補助金が中国でのEV市場の発展に大きな役割を果たしたとは言え、中国の競争力を思い知ったことでしょう。

IAAモビリティ2023はミュンヘンモーターショーとも呼ばれており、以前はフランクフルトモーターショーとして知られていましたが、とても素晴らしいイベントでした。

また、私にとってはかなり圧倒される内容でした。

BMWやFCバイエルン・ミュンヘン、オクトーバーフェストの本拠地でモーターショーが開催されたのは久しぶりですが、9月上旬にバイエルンの街とその周辺の南ドイツで過ごした8日間で見聞きした事、経験、多くの人との対話、製品やテクノロジーが今でも頭の中から離れません。

天気はいいし(滞在中は毎日快晴でした)、ビールもうまい(日によって量は異なりますが滞在中は毎日楽しみました)、食べ物も素晴らしい(ソーセージやシュニッツェル、シュバイネハクセ、じゃがいも、ザワークラウト、そして様々なドイツパン)、素敵な人々、歴史的/近代的な美しい街並み、その他この865年の歴史を持つ街には様々な魅力がありました。

そう、9月1日の朝に着陸した瞬間から9月9日の朝に離陸するまで、予定していたものから偶然のものまで、あらゆる事を少しずつ体験することができました。

間違いなく、このイベントは最近参加したモーターショーの中で最も記憶に残るもので、私が20年以上中国自動車業界を取材し、世界中の様々なモーターショーに参加してきた中でも最高のものでした。4月に開催された上海モーターショーは中国の自動車業界のお祭り騒ぎや、中華EVメーカーの実力に世界が(主に海外の従来車メーカーが)気付かされたイベントで、これを超えるものはそうないと思います。しかし、IAAモビリティ2023はイベントの形式を一新し、うまく運営していたことも奏功して、中華EVや自動運転技術、バッテリー、半導体メーカーとともに、ドイツにモーターショーの活気を取り戻しました。

コロナ明けの今、最も影響力のある国際モーターショーは北京/上海に次いでミュンヘンが2番目だと思います(パリ、東京、ジュネーブの皆さん、ごめんなさい)。ミュンヘンで過ごした1週間は、2022年の北米国際自動車ショーでの1週間と比べても素晴らしいものでした(モーターシティさん、ごめんなさい)。1年のこの時期に自動車の歴史あふれる街で最高の1週間を過ごせたのは本当に何年ぶりでしょうか。

IAAモビリティ2023が大成功のイベントだと私が思った理由は、主催者によると、50万人以上の入場者と82カ国からの3,700人以上のジャーナリストの多くにとっても同じでした。

まず、主催者は自動車とモビリティのイベントのあり方を一新することに成功しました(ドイツのEVシフトについては同じことが言えないかもしれませんが、これについては後で詳しく説明します)。

業界人向けに市内の東部にあるメッセミュンヘンで行われた従来の展示ホール形式のIAAサミットと、市内のさまざまな広場やミュンヘンの博物館内で一般市民に無料開放されるストリートフェスティバル形式のIAAオープンスペースの2つにIAA モビリティ2023を分けたVDAとメッセミュンヘンは称賛に値します。観客の興味分野に合わせてエンゲージメントを高めるのに、会場を2種類に分けるのはとても効果的でした。

次に、上海、北京、デトロイトなどと違って、ミュンヘンはこの新しい開催形式がうまくいくための独特な景観とインフラを持っています。 マリエント広場、ケーニヒス広場、マックス・ヨーゼフ広場、ルートヴィヒ通りは、各ブランドがブースを開いており、どこも徒歩圏内で、他の参加者たちと交流できる広々としたスペースがたくさんありました。

IAAサミットの会場、メッセミュンヘンは、IAAオープンスペースからUバーン(地下鉄)で約25分の距離にありました。ミュンヘンは徒歩、バス、路面電車、メトロ、スクーター、自転車、車など、交通手段も多様でした。私は20.2ユーロ(約3200円)の1週間乗り放題パスを購入したため、通常の運行時間内であればどの公共交通機関でも無制限に利用できて、それをフル活用させていただきました。 IAAモビリティとドイツ鉄道のアプリは、チケットをオンラインで購入したり、どこに行けばいいか調べる際に役立ちました。

3点目が、IAAサミットとIAAオープンスペースの両方で訪問者に対してEVや電動自転車の試乗を提供し、他にも体験ブースやファミリー層向けのアクティビティも実施していたことです。主催者によると、イベント全体で8500回以上のEV試乗と4000回以上の自転車の試乗が行われたそうです。私もいくつかのEVを試乗しました。

4点目ですが、IAAモビリティ2023は2019年のフランクフルトモーターショー以来、世界中の人々がオンラインではなく実際に現地で参加したドイツ初のメジャーな国際モーターショーでした。さらに、これまで中国にとどまっていた無数の出展者やメディアがコロナ後に中国を出て、メジャーな国際モーターショーに参加する初の機会でもありました。会場にいると人々の熱狂と興奮、そして熱意が感じられました。現地の一般市民は中国のEVテクノロジーを体験し、一方で中国のメディアや出展者は革新的なドイツのモーターショーを体験し、互いに驚いていました。

5点目、世界新エネルギー自動車カンファレンス(WNEVC)が初めて中国国外で同時開催され、ドイツの自動車メーカーのCEOと、主要な中華EVや自動運転技術、バッテリー、半導体メーカーの代表が一堂に会する素晴らしい機会となりました。私が共同ホストを務めるポッドキャスト、China EVs & MoreのTu Leはこの日のことを、「メジャーな人物が勢ぞろいしていた」と表現していました。

最後に、私の8日間の滞在スケジュールもこの旅の素晴らしい要素の一つでした。
簡単にまとめると、このような内容です。

9月1日:最近オープンしたNIO Hubを訪れ、EL7 SUV(中国名ES7)を試乗しました。中国のスマートEVの実力をアウトバーンで解放し、190 km/h近い速度で疾走させる初めての体験をしました。お昼ご飯のために適当に立ち寄った先は偶然にもパースドルフの巨大なテスラデリバリーセンターのすぐ隣でした。その後の午後、IAAサミットとIAAオープンスペースに行き、展示の規模やブースの位置、イベント内の催し物の開催時刻を確認しました。

9月2日:メルセデスコンセプトCLAクラスの内覧会に参加し、新しいEクラスPHEVを試乗し、スイスの販売/サービスパートナーのNOYO Mobilityがマリエン広場のファンフホーフショッピングセンターに設置したポップアップストアでVOYAH(新岚图)FREEを見学しました。もちろん、ミュンヘンの通りでVOYAH FREEの試乗もしました。実は、このイベントで最初に試乗したのは私だったそうです。

9月3日:レジデンツ・ミュンヘンを訪れ、中にある有名な博物館でメルセデスが建てた立方体の展示ブースを見ながらCEOのオラ・ケレニウスとセールス&マーケティング主任のブリッタ・シーガーにインタビューをし、夜はコンセプトCLAクラスのの世界デビューを見ました。

9月4日:IAAサミットのプレスデーで、フォルクスワーゲングループ、CATL、BYD、Xpeng(小鵬)、LeapMotor(零跑汽車)、マグナ、AVATR、ECARXなどのプレスカンファレンスに出席しました。これは中国ブランドが脚光を浴びた日でした。夜はNIOの友達と一緒にNIO ET7に乗って会食に出かけました。そして、この日だけでも、何年も会っていない人も含め、新旧様々な業界の友人たちに会えました。

9月5日:朝からメルセデスの四角い展示スペースで充電について詳しく学んだ後、シュトゥットガルトまでバスで移動し、メルセデスベンツ博物館を訪問しました(おそらくもう4回目か5回目だと思います)。

9月6日:メルセデスのSクラスやEQSなどのハイエンドモデルが生産されているジンデルフィンゲン工場の「Factory 56」を訪れ、ジンデルフィンゲンからアファルターバッハ(AMGの本拠地)までAMG GT 63 S Eパフォーマンスを試乗し、有名な「One Man One Engine(1人のマイスターが1台のエンジンを手掛ける)」組立工場を見学しました。その後、夕方にシュトゥットガルトからミュンヘンへのディーゼル機関車に乗って帰宅しました。

9月7日:IAAサミットを再度訪れ、さらに多くの中華EV、バッテリー、半導体、自動運転企業をチェックしました。イタリアで人気のあるXEV YoYo電動2シーターを試乗し、HiPhi Zに乗り、HiPhiZに装備されているHesai(ヘサイ)製のLiDARからのリアルタイムの点群をモニターで見ました。また、新旧の様々な業界関係者との会話もはずみました。その後、ヨーロッパ最大のオンライン中古車市場であるCarwowが主催したWOW Day 2023に参加し、China EVs & Moreポッドキャストの最近のMAXシリーズにも登場した元Carwowの創設者兼CEO、ジェームズ・ハインドと現在のCarwowドイツCEOのフィリップ・ザイラー・フォン・アメンデのお二人に会いました。また、NOYOモビリティの創業者であり、バイトンの元共同創業者兼社長で、中国に25年以上住んでいる最も著名な自動車系エグゼクティブの一人であるダニエル・キルヒャート博士との再会は特別なものでした。

9月8日:NIO ET7の車内でポッドキャストのエピソードを録音しながら、共同ホストのTuを空港に送り届けた後、BMW Weltに向かい、BMW博物館を訪れるだけでなく、中国のメディアプラットフォームとIAAモビリティ2023でのライブ配信も行いました。その後業界仲間と一緒にIAAオープンスペースを訪れました。ミュンヘンでの最後の夜、素晴らしい旅行を記念して、マックス・ヨーゼフ広場にあるBMW/MINIブースの向かいのレストランでシュバイネハクセとビールの素晴らしいディナーを楽しみました。

そして9月9日の朝、帰国便に乗る前にミュンヘン空港のターミナルのすぐ外に先週オープンしたHiPhiのショールームを通り過ぎ、何台かHiPhi ZとYがターミナルすぐ横の広場に停まっているのを見かけました。

IAAモビリティ2023での出来事を一言に要約するなら、「中国とドイツは将来何処かで衝突する」でしょう。

9月4日まではドイツが脚光を浴び、メディアの注目を集めていました。プレスデーが始まる前からドイツ御三家がMINIクーパーとカントリーマン、コンセプト・ノイエ・クラッセ、コンセプトCLAクラス、ID.GTIコンセプト、キュプラ・ダークレベル・コンセプトなど、EVシフトへの道筋を示す主力EVモデルを相次いで発表し、盤石の布陣でイベントを迎えました。アウディもPPEプラットフォームをベースにした次期Q6 e-tronの内装を公開しました。で、そのどこに中国の要素があるかですって? これらのモデルの多くは、2025年~2026年に中国で生産が開始される予定なのです。

そして9月4日、中華EVメーカーが一躍脚光を浴びる番が来ました。BYDはヨーロッパでSeal(シール。補助金を含まない車両価格44,900-50,990ユーロ)をローンチし、Seal U SUVを発表し、ミニバンのDenza(デンザ)D9を中国以外の市場で初めて披露しました。

LeapMotorは、LEAP 3.0アーキテクチャベースの初のグローバルモデル、C10を発表し、フォルクスワーゲングループのジェッタやステランティスグループが採用すると噂されていた 「Four-Leaf Clover(四つ葉のクローバー)」EVプラットフォームも発表しました。Xpengは、来年ドイツおよび他のヨーロッパ市場に進出する計画を公式に発表し、右ハンドルのG6の発売も発表しました。

AVATRはBMWグループ本部のすぐ近くで単独のイベントを開催し、4ドアクーペAVATR 12の世界デビューを行いました。これは恐らく中国のスマートEVスタートアップ企業がドイツで開催した世界発表イベントの中で、私にとって初めてのものだと思われます。Dongfeng Forthing(東風風行)は、新しいフラッグシップPHEVミニバンU-TOUR V9を発表し、2024年発売予定の初のBEVファミリーセダンも予告しました。

ヨーロッパで既に営業しているSERES(賽力斯)は、初のBEV SUV S1のヨーロッパデビューを発表しました。ヨーロッパで最も売れている中国(およびイギリス)のEVブランドMGは、ヨーロッパで近日中に展開する予定のCyberster(サイバースター)コンバーチブルと、MG4 EV XPOWER、そしてワンサイズ大きいBEV SUVのMarvel Rを披露しました。

さらに、BYDはIAAサミットとIAAオープンスペースの両方に大きなブースを構え、XpengとAVATRはIAAオープンスペースのブースで地元の観客を引き付けました。

注目を集めていたのは中華EVメーカーだけでなく、CATLやEVE、Sunwoda(サンウォーダ)、CALB、Farasis(ファラシス)、REPTなど、中国出身の世界トップ10バッテリーサプライヤーの多くも自社の最新製品を展示しました。CATLは最近発表されたLFPベースの超急速充電バッテリー「Shenxing(神行)」を持ち込み、欧州市場向けに発売することを発表しました。一方、EVEはBMWのノイエ・クラッセ向けに発売予定の46〇〇バッテリーセルを展示しました。

EVメーカーとバッテリーサプライヤー以外にも、中国企業がさまざまな分野で出展していました。パワートレイン関連ではGeely(吉利)とボルボによって設立されたAurobay(オーロベイ)が、さらに大きな親会社、Geelyとルノーの子会社になりました。それからDeepRoute(ディープルート)、Qcraft(Qクラフト)、Zongmu(ゾンム)などの自動運転およびスマートドライブのスタートアップ企業、Horizon Robotics(ホライゾン・ロボティクス)、Black Sesame(ブラック・セサミ)、ECARXなどの半導体企業、HesaiやLiangdao(亮道)などのLiDAR企業、Sense Auto(センス・オート)、Pateo(パテオ)などのスマートコックピット/キャビンのスタートアップなども参加していました。

合計すると、IAAモビリティ2023には50社以上の中国企業が出展しました。これはパンデミックの影響を受けたIAAモビリティ2021の2倍以上、そしてドイツの出展企業数を超える数字でした。

そして、「中国とドイツの衝突」を感じさせる瞬間は数えきれないほどありました。フォルクスワーゲングループの記者会見で中国のスピード感やXpengとのコラボレーションについて語るフォルクスワーゲングループチャイナCEOのラルフ・ブランドスタッターの様子を、私のすぐ横でBYDの社長、王伝福が聞いていることだったり、BYDの記者会見でドイツのデザインチーフ、ヴォルフガング・エッガーがBYD Sealを賞賛していたこと、ドイツやヨーロッパの大手サプライヤーの重鎮たちがスマートEVスタートアップ企業のLeapMotorの経営陣と共にグローバルモデルC10の発表を行っていたり、IAAオープンスペースでドイツの一般市民が興味津々でBYDやXpeng、AVATRの車両を見ていたり、BYDやXpeng、SERES、NIO、MG、VOYAHの車両がミュンヘンの街を行き交う様子を私も試乗しながら眺めていたり、ドイツのオラフ・ショルツ首相が中国との競争についてドイツの自動車メーカーに安心していいと発言したり、メルセデスのケレニウスCEOが中国のプラットフォームをベースにした車両にスリーポインテッドスターのエンブレムを付けることはないと強調するのを聞いたり、中国の元科学技術相でEV産業の「ゴッドファーザー」であるWan Gang(万鋼)がWNEVCで中国EV産業が現在に至るまでのロードマップを示すのを見たなど、枚挙にいとまがありません。

あまりに多くの印象的な出来事が心に残っているので、その全てを挙げるのは困難です。

最後には、中国のバッテリーサプライヤーGotion(ゴティオン)が、ドイツのゴッティンゲンにあるヨーロッパ初の生産拠点でバッテリーの生産を開始し、中華EVに対して各国がEV補助金の交付を不当に拒否していないか欧州委員会が正式に調査を開始するというニュースまで出てきました。

EVに関して中国がドイツを必要とし、ドイツが(そしてヨーロッパが)中国を必要としていることは、技術供給や市場消費の面で疑いの余地がありません。ドイツの自動車メーカーが中国のバッテリー・サプライヤーに依存し、中国のEV企業がドイツの技術に依存していることなどがその最たる例です(例えばZFは、NIOの次期モデルに最初に搭載されるステア・バイ・ワイヤー技術を展示しています)。

ドイツメーカーが公開した新しいコンセプトや新製品の多くは、デザイン、UI、UX、機能の観点から、中国のスマートEVスタートアップ企業の影響を受けているのは間違いないでしょう。そして、IAAモビリティ2023に出展した中国のハイテク企業の多くは、ドイツやヨーロッパ全体にさらに進出しようとしています。

上海モーターショー2023で全ての海外の自動車メーカーが中国の急成長に衝撃を受けたイベントなのだとしたら、ミュンヘンで開催されたIAAモビリティ2023は、自国で中国の躍進を再認識する場だったと言えるでしょう。自分たちの立場が危ないと気づいたのは、EV補助金が中国のEV市場の成長に大きな役割を果たしたとはいえ、中国には確かな競争力があると認識した瞬間です。フォルクスワーゲングループのオリバー・ブルーメCEOは、シュトゥットガルト・ツァイトゥングの最近のインタビューで、次のように言っています「保護主義はさらなる保護主義を招くだけですが、中国側も欧州市場に進出するのであれば規制による反発が予想されることは覚悟しておくべきです。」

お互い、どこかで妥協点を見つける必要があります。

翻訳/池田 篤史(翻訳アトリエ)
※冒頭写真、記事中BYDプレゼン風景写真は、IAA公式サイトプレス素材から引用。

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この記事の著者


					池田 篤史

池田 篤史

1976年大阪生まれ。0歳で渡米。以後、日米を行ったり来たりしながら大学卒業後、自動車業界を経て2002年に翻訳家に転身。国内外の自動車メーカーやサプライヤーの通訳・翻訳を手掛ける。2016年にテスラを購入以来、ブログやYouTubeなどでEVの普及活動を始める。

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