木野 龍逸– Author –

編集プロダクション、オーストラリアの邦人向けフリーペーパー編集部などを経て独立。1990年代半ばから自動車に関する環境、エネルギー問題を中心に取材し、カーグラフィックや日経トレンディ他に寄稿。技術的、文化的、経済的、環境的側面から自動車社会を俯瞰してきた。福島の原発事故発生以後は、事故収束作業や避難者の状況のほか、社会問題全般を取材。Yahoo!ニュースやスローニュースなどに記事を寄稿中。原発事故については廃棄物問題、自治体や避難者、福島第一原発の現状などについてニコニコチャンネルなどでメルマガを配信。著作に、プリウスの開発経緯をルポした「ハイブリッド」(文春新書)の他、「検証 福島原発事故・記者会見3~欺瞞の連鎖」(岩波書店)など。
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テスラがネバダ州でEV約150万台分(100GWh)のバッテリー工場新設〜約4700億円を投資
テスラ社は、すでにギガファクトリーを設置しているネバダ州に36億ドル(約4700億円)を新たに投資し、4680バッテリーのセルや電気トラック『セミ』の生産工場などを建設することを発表しました。これによりテスラ社のネバダ州への投資総額は約98億ドルに... -
ENEOSマルチモビリティステーションでGachacoとUber Eatsが電動バイクの実証実験
ホンダなどの二輪車メーカーとエネオスによる合弁会社 Gachaco と Uber Eats Japanは、Uber Eats の配達パートナーが電動バイクを利用できるようにするモデル実証事業の開始を発表しました。よりサステナブルな配達方法の選択や、電動バイク利用の加速を目... -
テスラ2022年Q4決算を発表〜通年売上高は過去最高&利益率は約17%を確保
テスラ社は現地時間の2023年1月25日に、2022年第4四半期(10月~12月)および2022年通期の決算を発表しました。出荷台数が前年比で47%増になったことをうけて2022年通期の売上高が過去最高になり、売上高営業利益率も16.8%を確保しました。決算の概要を... -
テスラ『モデルY』を借りてEVでラスベガスからグランドキャニオンへ〜チャデモの危機も実感
2023年1月3日から開催された世界最大の家電見本市、CES2023の取材に行くついでに、レンタカーでEVを借りてちょっとドライブしてみました。借りたのはテスラ『モデルY』。ついでにアメリカの急速充電インフラを見てきたので、CESで聞いた話と合わせてリポー... -
新ルートが開通した『VEGAS LOOP』に試し乗り〜空港直結の路線ももうすぐ着工予定
ラスベガスにはちょっと変わった公共交通があります。テスラ社のイーロン・マスク氏が立ち上げた新会社による地下トンネルを使った公共交通システム『VEGAS LOOP』です。CESの会場とラスベガスのホテルを結ぶ短距離の新ルートが開通したので試し乗りをして... -
『CES2023』現地訪問レポート〜ユニークな電気モビリティを要チェック!
2023年の正月明け、1月3日から8日にかけてラスベガスで『CES2023』が開催されました。基本的には家電製品やエンターテインメント関係が中心の展示会ですが、電気自動車(EV)関連の展示もいろいろありました。気になったものを厳選して紹介したいと思いま... -
テスラ2022年第4四半期の台数速報〜株価低迷も台数は過去最高を記録
テスラ社は2023年1月2日(現地時間)、2022年度第4四半期の生産台数と納車台数の速報を発表しました。生産、納車のいずれも過去最高を記録しましたが、年初に目標にしていた伸び率には届いていません。目標に届かなかったことも含めてテスラ社の企業価値に... -
アウディ『Q4 e-tron』試乗レポート〜充電インフラ拡充にも本気です
アウディ ジャパンは2022年11月、日本で販売する電気自動車のラインナップに『Audi Q4 e-tron』が加わったことを発表するのと同時に、日本での充電インフラ拡充に向けた取り組みの詳細について説明しました。アウディ ジャパンの狙いと併せて、『Q4 e-tron... -
トヨタ『bZ4X』で富士山へ初試乗〜とても普通の車に仕上がっている電気自動車
ある冬晴れの週末、トヨタからBEVの『bZ4X』をお借りして富士山方面に試乗に出かけてきました。先日長距離チャレンジの記事を紹介したばかりですが、筆者は初試乗だったのでいろいろな意味で楽しみでした。感じたことを率直にレポートしたいと思います。 ... -
お台場で開催された「EVカート」イベントで見えた電動モータースポーツの可能性
東京のお台場で3年ぶりに開催された「モータースポーツジャパン」に併せて、トムスによるEVカートのデモンストレーションが行われました。デモ走行は夜になっても続き、都心の光の中を走るEVカートは大きな注目を集めていました。 世界の潮流を追いかける...
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新型リーフの「ユーザー希望小売価格」を考えてみた/日本で買えるEVの競合車種と比較検討
日産は6月17日に新型リーフの諸元などを初公開しました。発売は2025年秋に北米で開始し、その他の地域に順次拡大します。価格は未発表ですが、バッテリー容量や車格を参考にして競合しそうなEVと比較しつつ考えてみました。 ※この記事はAIによるポッドキャ... -
パワーエックスが高速道路上で初めての従量課金制超急速充電器を開設/ハイウェイオアシス富楽里
パワーエックスが蓄電池型超急速EV充電器を、千葉県の「ハイウェイオアシス富楽里」に設置、5月30日から運用を開始しました。従量課金制の超急速充電器が高速道路上に設置されるのは日本で初めてのケースです。 PowerX初の高速道路上の充電ステーション 20... -
ホンダのEVスクーター『CUV e:』世界初公開/開発担当者が自らポチる期待の出来映え!
ホンダは東京ビッグサイトで開催された東京モーターサイクルショーに、6月20日に発売する電動スクーター『CUV e:』を展示しました。日本での実車公開は初めてです。どんなスクーターなのか、特徴を紹介します。 125ccクラスの世界戦略モデル ホンダは3月28... -
ヒョンデのコンパクトEV『インスター』長距離試乗/走りも電費も充電も「文句なし」
ヒョンデのコンパクトEV『インスター』に、大阪から横浜まで試乗することができました。結果をひと言で言えば「文句なし」です。走りヨシ、電費ヨシで、急速充電性能も満足。ほぼ手放しでハナマルをつけられます。試乗レポートをお伝えします。 ※この記事... -
BYDの勉強会から改めて学ぶ電気自動車の基礎知識【前編】リン酸鉄バッテリーの強みと留意点
BYDがメディア向けの「勉強会」を開催しました。同社の技術紹介が中心ではありましたが、改めて電気自動車の基礎知識を確認できる内容でした。2回に分けて紹介する記事の前編は、LFP(リン酸鉄)バッテリーを中心としたEV用リチウムイオン電池の基礎知識で... -
トヨタが欧州で新型電気自動車続々投入を発表/EVのシェア獲得に本腰か?
トヨタは今年夏以降に、ヨーロッパで新型『bZ4X』、『C-HR+』、『アーバンクルーザー』、レクサス『RZ』シリーズと、新たなEV車種を続々と発売することを発表しました。欧州EV市場のシェア獲得に本腰を入れ始めたようです。 欧州市場に続々と新型EVを投入 ... -
EVモーターズ・ジャパンのEVバス組立工場を見学レポート/脱炭素社会実現へのビジョンが進展中!
商用電気自動車を開発・販売するEVモーターズ・ジャパンが、北九州市内に独自の生産工場を建設中です。今回、徐々に生産設備が整ってきている現場を見ることができました。EVモーターズ・ジャパンが描く工場の将来像はどのようなものなのでしょうか。現地... -
BYD 『DOLPHIN(ドルフィン)』が299万2000円に実質値下げ〜EVがどんどんお手頃になる!
BYD Auto Japanは2025年4月1日、コンパクトサイズのEV、『DOLPHIN(ドルフィン)』を値下げするとともに、エントリーグレードの「Baseline」を追加し299万2000円で販売することを発表しました。日本のEVにも価格競争の波がやってきたようです。 大幅値下げ... -
初期型リーフの「バッテリー増量交換」が人気〜オーナーのリーフ愛を実感
電気自動車の命はバッテリーです。オズモーターズが初期型リーフのバッテリーを新型リーフのものに増量交換するサービスを開始して数か月が過ぎました。その後、リーフのバッテリー交換事業はどうなっているのでしょうか。代表の古川さんに現状を聞いてき... -
BMW『iX1』試乗レポート/ハイパフォーマンスなプレミアムコンパクトEV
BMWのSUVタイプの電気自動車で最もコンパクトなモデル『iX1 xDrive30 xLine』に試乗。プレミアムブランドなので価格は安くありませんが、必要十分なバッテリー容量と急速充電の受電能力は、発売から2年が経過した今でもハイパフォーマンスと言えるものでし...