木野 龍逸– Author –

編集プロダクション、オーストラリアの邦人向けフリーペーパー編集部などを経て独立。1990年代半ばから自動車に関する環境、エネルギー問題を中心に取材し、カーグラフィックや日経トレンディ他に寄稿。技術的、文化的、経済的、環境的側面から自動車社会を俯瞰してきた。福島の原発事故発生以後は、事故収束作業や避難者の状況のほか、社会問題全般を取材。Yahoo!ニュースやスローニュースなどに記事を寄稿中。原発事故については廃棄物問題、自治体や避難者、福島第一原発の現状などについてニコニコチャンネルなどでメルマガを配信。著作に、プリウスの開発経緯をルポした「ハイブリッド」(文春新書)の他、「検証 福島原発事故・記者会見3~欺瞞の連鎖」(岩波書店)など。
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日産が「エンジン開発終了」の真相は? 〜決算発表会見に注目
日産自動車は2021年度第3四半期の決算発表会見の中で、ヨーロッパで新しい排ガス規制『ユーロ7』が導入されて以降は、ヨーロッパ向けのガソリンエンジンの開発はしないことを明らかにしました。その他の市場ではハイブリッド車も含めた電動化を進め、2030... -
フォルクスワーゲンが新型EV『ID.5』量産開始〜電気自動車専用工場増強も
フォルクスワーゲンは2022年1月27日に、新型電気自動車『ID.5』の量産を開始したことと、主力工場のひとつに位置付けられているツヴィッカウ工場をEV専用に転換する作業を完了したことを発表しました。2022年には欧米中の工場で120万台のEV生産能力を確保... -
ゼネラルモーターズがバッテリー工場などに70億ドルを投資〜新規雇用拡大を強調
ゼネラルモーターズ(GM)が、本拠地のあるミシガン州で70億ドルを投資し電気自動車(EV)の組立工場を拡充すると同時に、電動化戦略の中核「アルティウム」バッテリーの工場を新設することを発表しました。これにより2025年には、北米で100万台以上のEV生... -
テスラ2021年Q4決算を発表~営業利益は前年同期比354%を記録
テスラ社は現地時間の2022年1月26日に、2021年第4四半期(10月~12月)および2021年通年の決算を発表しました。出荷台数が前年比で87%増になったのをうけて通年の売上が過去最高になったことと同時に、通年の営業利益率が12.1%に達しました。決算の概要... -
ステランティスが年頭会見でフィアット『500e』の日本発売を発表〜EVなど電動車4モデルを導入
ステランティスグループのFCAジャパンとGroupe PSA Japanは2022年の年頭会見を行い、2021年の販売実績と、2022年に日本に導入予定の電気自動車(EV)などのラインナップを発表しました。ラインナップの中には、一部の人が待ち焦がれた『フィアット500』のE... -
ダイムラーやフォルクスワーゲンがEV販売台数の倍増を発表
2022年の新年が明けて早々、電気自動車(EV)について景気のいい話が飛び込んできました。メルセデス・ベンツを擁するダイムラーはEVとプラグインハイブリッド車(PHEV)の販売台数が2021年に過去最高になったと発表。続いてフォルクスワーゲンが、EVの販... -
トヨタ『C+pod』一般販売開始も「買うのは春まで待った方がいい」かも
トヨタは、法人ユーザーなどを対象に販売していた超小型電気自動車(EV)『C+pod(シーポッド)』を、発売時の予告通りに一般向け販売を開始しました。車が特殊なせいか、今のところリース契約だけになっていますが、ちょっとだけ、超小型EVの世界が近づい... -
テスラが2021年第4四半期の台数実績を発表〜過去最高でスバルやレクサスを超えた
テスラ社は2022年の新年明けに、2021年度第4四半期(2021年10月~12月)の生産台数と納車台数の速報値を発表しました。いずれも過去最高を記録し、年間の納車台数は93万6000台で目標だった75万台を大きく超えました。半導体不足の影響はすっかり克服したよ... -
投資額や電池確保目標から電気自動車に対する「トヨタの本気」を考えてみる
トヨタ自動車が投資額や電気自動車(EV)の目標生産台数を引き上げた「バッテリーEV戦略に関する説明会」から1週間。基本的には発表を肯定的に歓迎する報道が多いように感じる一方で、中身を子細に見ると疑問符もいろいろ浮かんできます。トヨタの発表を少... -
トヨタが電気自動車に本気宣言〜2030年に350万台のBEV販売を目標
2021年12月14日、トヨタ自動車がバッテリーEV戦略について発表し、2030年までに世界の販売台数を年間350万台にする方針を明らかにしました。またレクサスブランドでは2035年までにEVを100%にすることを目指します。新たにわかった今後の取り組みについて...