木野 龍逸– Author –

編集プロダクション、オーストラリアの邦人向けフリーペーパー編集部などを経て独立。1990年代半ばから自動車に関する環境、エネルギー問題を中心に取材し、カーグラフィックや日経トレンディ他に寄稿。技術的、文化的、経済的、環境的側面から自動車社会を俯瞰してきた。福島の原発事故発生以後は、事故収束作業や避難者の状況のほか、社会問題全般を取材。Yahoo!ニュースやスローニュースなどに記事を寄稿中。原発事故については廃棄物問題、自治体や避難者、福島第一原発の現状などについてニコニコチャンネルなどでメルマガを配信。著作に、プリウスの開発経緯をルポした「ハイブリッド」(文春新書)の他、「検証 福島原発事故・記者会見3~欺瞞の連鎖」(岩波書店)など。
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テスラ2021年Q4決算を発表~営業利益は前年同期比354%を記録
テスラ社は現地時間の2022年1月26日に、2021年第4四半期(10月~12月)および2021年通年の決算を発表しました。出荷台数が前年比で87%増になったのをうけて通年の売上が過去最高になったことと同時に、通年の営業利益率が12.1%に達しました。決算の概要... -
ステランティスが年頭会見でフィアット『500e』の日本発売を発表〜EVなど電動車4モデルを導入
ステランティスグループのFCAジャパンとGroupe PSA Japanは2022年の年頭会見を行い、2021年の販売実績と、2022年に日本に導入予定の電気自動車(EV)などのラインナップを発表しました。ラインナップの中には、一部の人が待ち焦がれた『フィアット500』のE... -
ダイムラーやフォルクスワーゲンがEV販売台数の倍増を発表
2022年の新年が明けて早々、電気自動車(EV)について景気のいい話が飛び込んできました。メルセデス・ベンツを擁するダイムラーはEVとプラグインハイブリッド車(PHEV)の販売台数が2021年に過去最高になったと発表。続いてフォルクスワーゲンが、EVの販... -
トヨタ『C+pod』一般販売開始も「買うのは春まで待った方がいい」かも
トヨタは、法人ユーザーなどを対象に販売していた超小型電気自動車(EV)『C+pod(シーポッド)』を、発売時の予告通りに一般向け販売を開始しました。車が特殊なせいか、今のところリース契約だけになっていますが、ちょっとだけ、超小型EVの世界が近づい... -
テスラが2021年第4四半期の台数実績を発表〜過去最高でスバルやレクサスを超えた
テスラ社は2022年の新年明けに、2021年度第4四半期(2021年10月~12月)の生産台数と納車台数の速報値を発表しました。いずれも過去最高を記録し、年間の納車台数は93万6000台で目標だった75万台を大きく超えました。半導体不足の影響はすっかり克服したよ... -
投資額や電池確保目標から電気自動車に対する「トヨタの本気」を考えてみる
トヨタ自動車が投資額や電気自動車(EV)の目標生産台数を引き上げた「バッテリーEV戦略に関する説明会」から1週間。基本的には発表を肯定的に歓迎する報道が多いように感じる一方で、中身を子細に見ると疑問符もいろいろ浮かんできます。トヨタの発表を少... -
トヨタが電気自動車に本気宣言〜2030年に350万台のBEV販売を目標
2021年12月14日、トヨタ自動車がバッテリーEV戦略について発表し、2030年までに世界の販売台数を年間350万台にする方針を明らかにしました。またレクサスブランドでは2035年までにEVを100%にすることを目指します。新たにわかった今後の取り組みについて... -
東京都主催『EVバイクコレクション in TOKYO 2021』で実感できた電動バイクの世界
2021年12月4日〜5日、東京都は電動バイクを体験できる『EVバイクコレクション in TOKYO 2021』を開催しました。会場には国内外のいろいろな電動バイクが集合したほか、電動バイクのトライアルショーもあり、来場者も楽しんでいるようでした。展示されてい... -
トヨタがヨーロッパの新車CO2排出を2035年までに100%削減と発表〜『Kenshiki』フォーラムをチェックしてみた
トヨタ・モーター・ヨーロッパはこのほど、メディア向けの『Kenshiki』フォーラムで、2035年までに西ヨーロッパでCO2をゼロにするための戦略を発表しました。2030年までに少なくとも50%をゼロエミッションの車にすることや、水素利用に関する考え方が示さ... -
トヨタ『bZ4X』とスバル『ソルテラ』開発主査に突発的突撃インタビュー
岡山国際サーキットで開催されたスーパー耐久シリーズ第6戦の会場で、発表直後のトヨタ『bZ4X』とスバル『SOLTERRA(ソルテラ)』が展示されているのに遭遇しました。現地を訪れていた両車の開発主査への突発的インタビューをお送りします。 トヨタの水素...
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新型リーフの「ユーザー希望小売価格」を考えてみた/日本で買えるEVの競合車種と比較検討
日産は6月17日に新型リーフの諸元などを初公開しました。発売は2025年秋に北米で開始し、その他の地域に順次拡大します。価格は未発表ですが、バッテリー容量や車格を参考にして競合しそうなEVと比較しつつ考えてみました。 ※この記事はAIによるポッドキャ... -
パワーエックスが高速道路上で初めての従量課金制超急速充電器を開設/ハイウェイオアシス富楽里
パワーエックスが蓄電池型超急速EV充電器を、千葉県の「ハイウェイオアシス富楽里」に設置、5月30日から運用を開始しました。従量課金制の超急速充電器が高速道路上に設置されるのは日本で初めてのケースです。 PowerX初の高速道路上の充電ステーション 20... -
ホンダのEVスクーター『CUV e:』世界初公開/開発担当者が自らポチる期待の出来映え!
ホンダは東京ビッグサイトで開催された東京モーターサイクルショーに、6月20日に発売する電動スクーター『CUV e:』を展示しました。日本での実車公開は初めてです。どんなスクーターなのか、特徴を紹介します。 125ccクラスの世界戦略モデル ホンダは3月28... -
ヒョンデのコンパクトEV『インスター』長距離試乗/走りも電費も充電も「文句なし」
ヒョンデのコンパクトEV『インスター』に、大阪から横浜まで試乗することができました。結果をひと言で言えば「文句なし」です。走りヨシ、電費ヨシで、急速充電性能も満足。ほぼ手放しでハナマルをつけられます。試乗レポートをお伝えします。 ※この記事... -
BYDの勉強会から改めて学ぶ電気自動車の基礎知識【前編】リン酸鉄バッテリーの強みと留意点
BYDがメディア向けの「勉強会」を開催しました。同社の技術紹介が中心ではありましたが、改めて電気自動車の基礎知識を確認できる内容でした。2回に分けて紹介する記事の前編は、LFP(リン酸鉄)バッテリーを中心としたEV用リチウムイオン電池の基礎知識で... -
トヨタが欧州で新型電気自動車続々投入を発表/EVのシェア獲得に本腰か?
トヨタは今年夏以降に、ヨーロッパで新型『bZ4X』、『C-HR+』、『アーバンクルーザー』、レクサス『RZ』シリーズと、新たなEV車種を続々と発売することを発表しました。欧州EV市場のシェア獲得に本腰を入れ始めたようです。 欧州市場に続々と新型EVを投入 ... -
EVモーターズ・ジャパンのEVバス組立工場を見学レポート/脱炭素社会実現へのビジョンが進展中!
商用電気自動車を開発・販売するEVモーターズ・ジャパンが、北九州市内に独自の生産工場を建設中です。今回、徐々に生産設備が整ってきている現場を見ることができました。EVモーターズ・ジャパンが描く工場の将来像はどのようなものなのでしょうか。現地... -
BYD 『DOLPHIN(ドルフィン)』が299万2000円に実質値下げ〜EVがどんどんお手頃になる!
BYD Auto Japanは2025年4月1日、コンパクトサイズのEV、『DOLPHIN(ドルフィン)』を値下げするとともに、エントリーグレードの「Baseline」を追加し299万2000円で販売することを発表しました。日本のEVにも価格競争の波がやってきたようです。 大幅値下げ... -
初期型リーフの「バッテリー増量交換」が人気〜オーナーのリーフ愛を実感
電気自動車の命はバッテリーです。オズモーターズが初期型リーフのバッテリーを新型リーフのものに増量交換するサービスを開始して数か月が過ぎました。その後、リーフのバッテリー交換事業はどうなっているのでしょうか。代表の古川さんに現状を聞いてき... -
BMW『iX1』試乗レポート/ハイパフォーマンスなプレミアムコンパクトEV
BMWのSUVタイプの電気自動車で最もコンパクトなモデル『iX1 xDrive30 xLine』に試乗。プレミアムブランドなので価格は安くありませんが、必要十分なバッテリー容量と急速充電の受電能力は、発売から2年が経過した今でもハイパフォーマンスと言えるものでし...