木野 龍逸– Author –

編集プロダクション、オーストラリアの邦人向けフリーペーパー編集部などを経て独立。1990年代半ばから自動車に関する環境、エネルギー問題を中心に取材し、カーグラフィックや日経トレンディ他に寄稿。技術的、文化的、経済的、環境的側面から自動車社会を俯瞰してきた。福島の原発事故発生以後は、事故収束作業や避難者の状況のほか、社会問題全般を取材。Yahoo!ニュースやスローニュースなどに記事を寄稿中。原発事故については廃棄物問題、自治体や避難者、福島第一原発の現状などについてニコニコチャンネルなどでメルマガを配信。著作に、プリウスの開発経緯をルポした「ハイブリッド」(文春新書)の他、「検証 福島原発事故・記者会見3~欺瞞の連鎖」(岩波書店)など。
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カリフォルニア州知事が2035年までに新車のガソリン車販売禁止を指示
カリフォルニア州知事は9月23日、2035年までにカリフォルニア州で販売されるすべての乗用車の新車をゼロエミッション車(ZEV)にするよう、州政府に指示しました。つまり同州ではそれ以降、ICE(内燃機関)の車の新車販売ができなくなる可能性が出てきまし... -
テスラの2020年第3四半期生産台数が過去最大を記録
テスラ社は2020年10月2日(現地時間)、第3四半期(2020年7月~9月)の生産台数と納車台数を発表しました。モデルS/X/3/Yの合計生産台数は14万5036台、納車台数は13万9300台です。第2四半期はコロナの影響で工場を停止した期間がありましたが、再開後は... -
電気自動車用バッテリーがサブスクに~中国から始まる新しいEVの使い方
中国の電気自動車(EV)ベンチャー「NIO」は2020年8月20日、EV用バッテリーメーカーのCATLなど4社と、EV用バッテリーの資産管理会社を設立しました。新たに設立された会社は、バッテリーのサブスクリプションを手がける予定です。 NIOがバッテリーをサブス... -
テスラ『パワーウォール』稼働の様子を初公開〜「ストームウォッチ」テスト運用も
テスラ・モーターズ・ジャパンが、日本で本格展開を開始した家庭用蓄電池『パワーウォール』が実際に使われている様子を初公開。停電に備えて電気を蓄える「ストームウォッチ」テスト運用の様子を披露しました。画期的な家庭用定置型蓄電池の使い勝手や動... -
発売前の「ホンダe」がカーシェア『EveryGo』に登場! とか、気になるアレコレ
国内発売が発表された電気自動車『Honda e(ホンダe)』。まだ発売前ですが、ホンダのカーシェアサービス『EveryGo』にすでに登場。買うには楽観的想定より高かったけど、魅力的な新型電気自動車。気になるアレコレをご紹介します。 全国10カ所のステーシ... -
テスラの家庭用蓄電池『パワーウォール』〜日本でも本格展開始動を発表
テスラ・モーターズ・ジャパン(以下、テスラ)は8月25日、家庭用蓄電システム「Powerwall(パワーウォール)」を2020年春から日本でも設置しはじめたことを発表しました。同時にパワーウォールを利用しているユーザーのインタビュービデオを公開しました... -
キャデラック(GM)が『リリック』を発表〜世界の電気自動車シフトがまた前進
日本時間の8月7日、キャデラックはSUVタイプの電気自動車(EV)「リリック」を発表しました。すでに発表している「アルティウム」バッテリーを搭載し、次世代のキャデラックブランドをリードしていくモデルと位置付けています。発売時期や価格、詳細な仕様... -
【テスラ2020年第2四半期決算報告】4四半期連続黒字達成〜EV&自然エネルギー企業としての強みを示す
テスラ社が現地時間の7月22日に発表した2020年第2四半期(4月~6月)の決算は、純利益が1億400万ドルで、4四半期(1年間)連続の黒字になりました。新型コロナ禍の中でも前期比で550%の増収になった主な要因はモデルYや中国でのモデル3が好調だったことや... -
BMW『iX3』発表〜サステナブルな電気自動車への取組を強調
BMWは7月14日、新しい電気自動車(EV)の「iX3」を発表しました。2018年4月の北京モーターショーでコンセプトモデルを発表した時に150kWの急速充電と、航続距離250マイルにすることを宣言していましたが、その通りの性能を確保しての登場となりました。 ユ... -
LG化学がテスラ車へのバッテリー供給増強〜EV用電池確保が生産台数の鍵になる
ロイター通信は7月3日、LG化学が韓国内の工場で生産するバッテリーをテスラ社向けに供給する予定があることを報じました。モデル3やモデルYの需要増に対応するために、テスラ社が新たなバッテリーの調達先確保に動いているようです。 中国でのモデルYの需...
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新型リーフの「ユーザー希望小売価格」を考えてみた/日本で買えるEVの競合車種と比較検討
日産は6月17日に新型リーフの諸元などを初公開しました。発売は2025年秋に北米で開始し、その他の地域に順次拡大します。価格は未発表ですが、バッテリー容量や車格を参考にして競合しそうなEVと比較しつつ考えてみました。 ※この記事はAIによるポッドキャ... -
パワーエックスが高速道路上で初めての従量課金制超急速充電器を開設/ハイウェイオアシス富楽里
パワーエックスが蓄電池型超急速EV充電器を、千葉県の「ハイウェイオアシス富楽里」に設置、5月30日から運用を開始しました。従量課金制の超急速充電器が高速道路上に設置されるのは日本で初めてのケースです。 PowerX初の高速道路上の充電ステーション 20... -
ホンダのEVスクーター『CUV e:』世界初公開/開発担当者が自らポチる期待の出来映え!
ホンダは東京ビッグサイトで開催された東京モーターサイクルショーに、6月20日に発売する電動スクーター『CUV e:』を展示しました。日本での実車公開は初めてです。どんなスクーターなのか、特徴を紹介します。 125ccクラスの世界戦略モデル ホンダは3月28... -
ヒョンデのコンパクトEV『インスター』長距離試乗/走りも電費も充電も「文句なし」
ヒョンデのコンパクトEV『インスター』に、大阪から横浜まで試乗することができました。結果をひと言で言えば「文句なし」です。走りヨシ、電費ヨシで、急速充電性能も満足。ほぼ手放しでハナマルをつけられます。試乗レポートをお伝えします。 ※この記事... -
BYDの勉強会から改めて学ぶ電気自動車の基礎知識【前編】リン酸鉄バッテリーの強みと留意点
BYDがメディア向けの「勉強会」を開催しました。同社の技術紹介が中心ではありましたが、改めて電気自動車の基礎知識を確認できる内容でした。2回に分けて紹介する記事の前編は、LFP(リン酸鉄)バッテリーを中心としたEV用リチウムイオン電池の基礎知識で... -
EVモーターズ・ジャパンのEVバス組立工場を見学レポート/脱炭素社会実現へのビジョンが進展中!
商用電気自動車を開発・販売するEVモーターズ・ジャパンが、北九州市内に独自の生産工場を建設中です。今回、徐々に生産設備が整ってきている現場を見ることができました。EVモーターズ・ジャパンが描く工場の将来像はどのようなものなのでしょうか。現地... -
トヨタが欧州で新型電気自動車続々投入を発表/EVのシェア獲得に本腰か?
トヨタは今年夏以降に、ヨーロッパで新型『bZ4X』、『C-HR+』、『アーバンクルーザー』、レクサス『RZ』シリーズと、新たなEV車種を続々と発売することを発表しました。欧州EV市場のシェア獲得に本腰を入れ始めたようです。 欧州市場に続々と新型EVを投入 ... -
BYD 『DOLPHIN(ドルフィン)』が299万2000円に実質値下げ〜EVがどんどんお手頃になる!
BYD Auto Japanは2025年4月1日、コンパクトサイズのEV、『DOLPHIN(ドルフィン)』を値下げするとともに、エントリーグレードの「Baseline」を追加し299万2000円で販売することを発表しました。日本のEVにも価格競争の波がやってきたようです。 大幅値下げ... -
初期型リーフの「バッテリー増量交換」が人気〜オーナーのリーフ愛を実感
電気自動車の命はバッテリーです。オズモーターズが初期型リーフのバッテリーを新型リーフのものに増量交換するサービスを開始して数か月が過ぎました。その後、リーフのバッテリー交換事業はどうなっているのでしょうか。代表の古川さんに現状を聞いてき... -
BMW『iX1』試乗レポート/ハイパフォーマンスなプレミアムコンパクトEV
BMWのSUVタイプの電気自動車で最もコンパクトなモデル『iX1 xDrive30 xLine』に試乗。プレミアムブランドなので価格は安くありませんが、必要十分なバッテリー容量と急速充電の受電能力は、発売から2年が経過した今でもハイパフォーマンスと言えるものでし...