木野 龍逸– Author –

編集プロダクション、オーストラリアの邦人向けフリーペーパー編集部などを経て独立。1990年代半ばから自動車に関する環境、エネルギー問題を中心に取材し、カーグラフィックや日経トレンディ他に寄稿。技術的、文化的、経済的、環境的側面から自動車社会を俯瞰してきた。福島の原発事故発生以後は、事故収束作業や避難者の状況のほか、社会問題全般を取材。Yahoo!ニュースやスローニュースなどに記事を寄稿中。原発事故については廃棄物問題、自治体や避難者、福島第一原発の現状などについてニコニコチャンネルなどでメルマガを配信。著作に、プリウスの開発経緯をルポした「ハイブリッド」(文春新書)の他、「検証 福島原発事故・記者会見3~欺瞞の連鎖」(岩波書店)など。
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BMWが『X3 xDrive30e』を発売してPHEVモデルを拡充
ビー・エム・ダブリュー(以下、BMW)は2020年4月9日に日本で、BMW X3の新ラインナップとしてプラグインハイブリッド(PHEV)の『BMW X3 xDrive30e』を発売しました。グレードは4種類で、価格は税込778万円から836万円です。 BMWは昨年12月に日本で、プレ... -
後輪2モーターのEV〜アウディ『e-tron Sモデル』に感じる新しい自動車の可能性
2020年2月28日、アウディが電気自動車(EV)の「e-tron」と「e-tron スポーツバック」に追加する「Sモデル」のプロトタイプを発表しました。最大の特徴は前輪1モーター、後輪左右独立制御の2モーターという、量産EV初の「3モーター」になることです。 Sモ... -
アウディの電気自動車「e-tron」にスポーツバックが追加
アウディは3月末までに、EV(電気自動車)「e-tron」のクーペモデル「スポーツバック」をドイツやイギリス、アメリカなどで発売したほか、公共充電施設で充電できる会員制サービス「e-tron Charging Service」の新料金を発表しました。「スポーツバック」... -
テスラ2020年第1四半期の生産台数は約10万3000台
2020年4月2日(現地時間)、テスラ社は第1四半期の生産台数と納車台数を発表しました。生産台数は10万2672台、納車台数は8万8400台です。納車台数は前期比2万3695台減ですが、これまで3期連続で生産台数を上回っていたことを考えると一時的な状況と考えら... -
欧州でマツダ『MX-30』先行予約を開始〜日本でも年内発売の見込み
今年1月に創立100周年を迎えたマツダが、初めての電気自動車「MX-30」の先行予約を開始しました。といっても、今のところは欧州でのお話。日本での発売は、1月6日に行われた丸本明社長の年頭会見によると2020年内が目標とされています。 ※冒頭写真は英国マ... -
ボルボがベルギー工場にバッテリー組立ラインを新設〜電気自動車生産へ
ボルボ・カーズは現地時間の3月5日、ベルギーのゲントにある生産工場にバッテリーの組み立てラインを新設したことを発表しました。ゲントの工場では2020年後半に、ボルボ・カーズ初の電気自動車(EV)の「XC40 Recharge P8」の生産を開始する予定です。 【... -
EUで巨額の罰金に直面する自動車メーカーをPAコンサルティングが予測
英国の技術系コンサルティング会社のPAコンサルティング(PA CONSULTING)は1月、EUで自動車を販売している日米欧韓の大手自動車メーカー13社は、2021年のEUのCO2排出量目標を達成できない場合に総額で約146億ユーロ(約1兆7540億円)以上の罰金を支払うこ... -
ダイムラーとジーリーが合弁会社設立。スマート(smart)は完全電動化へ
ダイムラーと、中国の浙江吉利控股集団(Geely Holding)は2020年1月9日、コンパクトシティカー「スマート(smart)」の開発、生産を行う合弁会社「スマート・オートモービル・カンパニー」(smart Automobile Co. Ltd.)を設立したことを発表しました。ス... -
テスラの第4四半期は純利益1億500万ドル〜連続黒字で株価急騰
テスラ社が現地時間1月29日に発表した第4四半期(2019年10月~12月)の決算は、純利益が1億500万ドルで、2四半期連続の黒字になりました。この発表を受けて、株価は前日終値の566.9ドルが時間外取引で最高648.99ドルまで急上昇しました。 【テスラ社の2019... -
フォルクスワーゲンが中国のバッテリーメーカーの株式取得に向けて協議
フォルクスワーゲンが、中国のバッテリーメーカー「国軒高科股份有限公司」(Guoxuan High-tech Co., Ltd.)の株式の20%を取得する可能性があります。フォルクスワーゲンは2025年までに電気自動車(EV)の生産を年間150万台にする計画で、バッテリーの確...
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新型リーフの「ユーザー希望小売価格」を考えてみた/日本で買えるEVの競合車種と比較検討
日産は6月17日に新型リーフの諸元などを初公開しました。発売は2025年秋に北米で開始し、その他の地域に順次拡大します。価格は未発表ですが、バッテリー容量や車格を参考にして競合しそうなEVと比較しつつ考えてみました。 ※この記事はAIによるポッドキャ... -
パワーエックスが高速道路上で初めての従量課金制超急速充電器を開設/ハイウェイオアシス富楽里
パワーエックスが蓄電池型超急速EV充電器を、千葉県の「ハイウェイオアシス富楽里」に設置、5月30日から運用を開始しました。従量課金制の超急速充電器が高速道路上に設置されるのは日本で初めてのケースです。 PowerX初の高速道路上の充電ステーション 20... -
ホンダのEVスクーター『CUV e:』世界初公開/開発担当者が自らポチる期待の出来映え!
ホンダは東京ビッグサイトで開催された東京モーターサイクルショーに、6月20日に発売する電動スクーター『CUV e:』を展示しました。日本での実車公開は初めてです。どんなスクーターなのか、特徴を紹介します。 125ccクラスの世界戦略モデル ホンダは3月28... -
ヒョンデのコンパクトEV『インスター』長距離試乗/走りも電費も充電も「文句なし」
ヒョンデのコンパクトEV『インスター』に、大阪から横浜まで試乗することができました。結果をひと言で言えば「文句なし」です。走りヨシ、電費ヨシで、急速充電性能も満足。ほぼ手放しでハナマルをつけられます。試乗レポートをお伝えします。 ※この記事... -
BYDの勉強会から改めて学ぶ電気自動車の基礎知識【前編】リン酸鉄バッテリーの強みと留意点
BYDがメディア向けの「勉強会」を開催しました。同社の技術紹介が中心ではありましたが、改めて電気自動車の基礎知識を確認できる内容でした。2回に分けて紹介する記事の前編は、LFP(リン酸鉄)バッテリーを中心としたEV用リチウムイオン電池の基礎知識で... -
EVモーターズ・ジャパンのEVバス組立工場を見学レポート/脱炭素社会実現へのビジョンが進展中!
商用電気自動車を開発・販売するEVモーターズ・ジャパンが、北九州市内に独自の生産工場を建設中です。今回、徐々に生産設備が整ってきている現場を見ることができました。EVモーターズ・ジャパンが描く工場の将来像はどのようなものなのでしょうか。現地... -
トヨタが欧州で新型電気自動車続々投入を発表/EVのシェア獲得に本腰か?
トヨタは今年夏以降に、ヨーロッパで新型『bZ4X』、『C-HR+』、『アーバンクルーザー』、レクサス『RZ』シリーズと、新たなEV車種を続々と発売することを発表しました。欧州EV市場のシェア獲得に本腰を入れ始めたようです。 欧州市場に続々と新型EVを投入 ... -
BYD 『DOLPHIN(ドルフィン)』が299万2000円に実質値下げ〜EVがどんどんお手頃になる!
BYD Auto Japanは2025年4月1日、コンパクトサイズのEV、『DOLPHIN(ドルフィン)』を値下げするとともに、エントリーグレードの「Baseline」を追加し299万2000円で販売することを発表しました。日本のEVにも価格競争の波がやってきたようです。 大幅値下げ... -
初期型リーフの「バッテリー増量交換」が人気〜オーナーのリーフ愛を実感
電気自動車の命はバッテリーです。オズモーターズが初期型リーフのバッテリーを新型リーフのものに増量交換するサービスを開始して数か月が過ぎました。その後、リーフのバッテリー交換事業はどうなっているのでしょうか。代表の古川さんに現状を聞いてき... -
BMW『iX1』試乗レポート/ハイパフォーマンスなプレミアムコンパクトEV
BMWのSUVタイプの電気自動車で最もコンパクトなモデル『iX1 xDrive30 xLine』に試乗。プレミアムブランドなので価格は安くありませんが、必要十分なバッテリー容量と急速充電の受電能力は、発売から2年が経過した今でもハイパフォーマンスと言えるものでし...