エネチェンジがEV充電器のマンション無料設置プランを発表〜6kW出力の重要性を強調

電気自動車の充電インフラも手がけるエネルギーテック企業、エネチェンジは2022年11月11日、マンションに無料で6kWの普通充電器を設置し、基礎充電の拡充を進めることを発表しました。発表会には、のんさんも登壇し新CMをお披露目。EV充電エネチェンジの新たなキャンペーンの概要などをお伝えします。

エネチェンジがEV充電器のマンション無料設置プランを発表〜城口CEOは6kW出力の重要性を強調

3万台無料設置計画にマンションが追加

電気自動車(EV)の市場シェアが10%~20%に拡大している欧米に比べると、日本ではEVの増え方が遅いのはもちろん、充電器の出力が貧弱だなあと感じるEVユーザーも多いのではないかと思う今日このごろですが、みなさん、いかがお過ごしでしょうか。

今日は、そんな皆さまの不満を少しでも解消できるかもしれない新サービスのお知らせです。まずは3か月ほど前の話題から。

タマゴ型がキュートな新デザインのオリジナル充電器を紹介する城口CEO。

デジタル技術を活用して脱炭素社会の実現を目指すエネルギーテック企業の『ENECHANGE(エネチェンジ)』は、2022年6月に、EV用普通充電器の導入支援キャンペーンを開始しました。

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「エネチェンジ」がEV充電インフラ戦略を発表~倍速(6kW)普通充電器を無料で3万台設置へ(2022年7月3日)

エネチェンジはこうしたキャンペーンを通して、2027年までに3万台の6kW普通充電器を無料で設置する計画です。

個人的にこのキャンペーンのポイントは、日本の普通充電器のほとんどを占める3kWではなく、6kW出力であることだと思っています。既存の3kW普通充電器はEVのバッテリー容量が20kWh程度だった頃を基準にしているため、最新の大容量EVだと能力不足です。このギャップを解消し、欧米並みの普通充電インフラを整備することを目指します。

ただし、6月発表の無料設置キャンペーンは「目的地充電」が対象で、全国の宿泊施設、ゴルフ場、公共施設、コインパーキングなど不特定多数の利用者が3時間以上の滞在を見込める場所でした。

今回、エネチェンジは「目的地充電」に加えて「基礎充電」の拡充を目指しマンションへの設置事業に参入することを発表しました。同時に、「目的地充電」と同じく、一定の条件を満たせば設置費用や月額費用などをマンション側で負担する必要がない、無料設置プランも用意しています。

エネチェンジは、今後は「目的地充電」と「基礎充電」の両軸で、普通充電インフラを整備していくとしています。

なおエネチェンジは四半期で約1000台のペースで受注できる体制を整えていて、2023年第2四半期までに3000台の受注を目標にしています。発表会では、2022年第3四半期までに1467台を受注し、50%の目標達成率になったこともわかりました。

また、先日EVsmartブログでもお伝えした楽天トラベルをはじめ、提携しているパートナー企業は170社を超えたそうです。

マンションゼロプランなら利用者が利用料金を負担するだけ

マンションの屋内駐車場向けを想定して開発された新型普通充電器「チャージ3」には、ケーブル付きの6kWタイプと、3.2kW出力のコンセントタイプをラインナップ。専用車室など長時間充電が問題ないケースではコンセントタイプを選択することで設置コストを軽減できる。

エネチェンジはマンションの普通充電器設置を拡充するにあたって、2つのプランを用意しています。駐車場の占有部へ個別に充電器を設置する「マンションスタンダードプラン」と、無料で共有部に設置する「マンションゼロプラン」です。

「マンションスタンダードプラン」では、設置者側が負担する費用は21.6万円(発表資料の例)が目安となる設置費の他、月額3300円と、充電料金が10分で35円(1kWh相当)かかります。占有部なので、基本的に月額(利用料)と充電料金は利用者が負担する形になります。

もうひとつの「マンションゼロプラン」は、設置費(機器代・工事費)、月額費用や、充電に掛かる電気代負担もゼロ円になります。利用者が負担する充電料金は、10分で55円(1kWh相当)です。共有部に充電器を設置して、不特定多数のEVユーザーがシェアしながら使います。

マンション ゼロプランマンション スタンダードプラン
補助金活用プラン
ニーズ共用部に負担なく設定したい専用車室に設置したい
機種チャージ3
(6.0kW・ケーブル一体型/3.2kW・コンセント型)
設置費用
(工事費用)
数量限定 0円あり
※補助金活用で負担軽減可能
月額費用数量限定 0円3,300円(税込)
※キャンペーン価格
利用設定エネチェンジが決定
充電売上還元あり
※補助金活用プランには適応条件があります。
※マンションゼロプランについては導入条件があります。詳しくはEV充電エネチェンジへお問い合わせください。

共用する普通充電器の出力は6kWが基本です。エネチェンジは今回のプランに合わせ、スタンド型の充電器『チャージ1』『チャージ2』に加えて、壁掛けに対応した『チャージ3』を追加しました。

というところまで考えたときに、EVに詳しい読者の方であれば、「ん? EV側で3kWしか対応していないと、6kW基準の高額な料金が必要になってしまうのではないか?」という疑問が浮かびそうです。

この懸念への対応も用意されていました。今後「できるだけ早い時期」に、3kWに対応した課金システムを導入する予定だそうです。

方法は、充電器側で電流値を測定してEVの受け入れ能力をチェックし、3kWなのか6kWなのかを判定するそうです。基本的には半額になる予定です。課金がきちんと2段階になるのはユーザーにとってうれしい正常進化ですね。

とは言え、EVsmartブログでもたびたびお伝えしているように、集合住宅に充電器を設置するのは容易ではありません。住民の合意形成はもちろん、充電が終わった後も移動せずトラブルになってしまうケースがあるのではなど、いくつもの課題があります。

この点、エネチェンジの「マンションゼロプラン」では、充電が完了した時点でユーザーに通知をして、一定時間内で確実に移動してもらうことで、次の人が使いやすくするシステムを採用しています。移動しない場合はペナルティーの課金を設置することも可能です。

移動する時間は、深夜というのは無茶なので、利用状況に応じて、例えば充電完了から6時間とか9時間などある程度の余裕をもたせてユーザー側で独自に設定することができます。

もちろん、「目的地充電」のための機器設置と同様、マンションに設置する充電器の導入から運用までを一括でサポートするパッケージの提供もしていきます。

基礎充電と目的地充電を組み合わせたビジネス

またエネチェンジは2022年6月、電気事業法で定められている「認定電気使用者情報利用者等協会」に認定された「電力データ管理協会」に理事として参加しました。これにより全国に8000万台が設置されているスマートメーターから取得できる、電力データの利用が可能になりました。「電力データ管理協会」によれば、電力データは2023年上期から本格的に会員へ開放される見込みです。

この電力データを利用すれば、マンションへの設置で気になるピーク電力使用量の上昇を抑えるよう、デマンド制御をすることなどもできるようになります。こうした制御ができるのは、エネチェンジの大きな特色と言えます。

もちろん、無料設置には条件があります。何でもかんでも無料というわけにはいきません。

「マンションゼロプラン」の基本的な条件は以下の通りです。

●駐車場の車室が40台以上あること。
●居住者だけでなくマンション関係者も利用可能な共有駐車場に設置すること。
●マンション1施設あたり充電器を最低2台設置すること。

それにしてもマンションまで無料設置とはずいぶんな大盤振る舞いです。投資資金は回収できるのでしょうか。

この点については発表会での質疑応答の中で、城口洋平・代表取締役CEO(最高経営責任者)から回答がありました。

城口CEOはまず、「今回のは全部が投資なので(収支は)ギリギリ」としつつ、次のように述べました。

「ただ、マンションに充電器があれば、マンションから外に出て(目的地で)充電するときにもエネチェンジを優先して使うだろうと。マンションゼロプランは、目的地充電の顧客があるからこそできる。マンションだけでは採算はぎりぎり。私たちは目的地充電のネットワークを強固に持っているから(ゼロプランが)できる」

実際に「マンションゼロプラン」が動き出した時、どのように目的地充電と組み合わさっていくのかは、そもそもまったくEVの普及が遅れている日本では想像のしようがありません。それでも城口CEOは、将来のEV普及を見越した上で、充電器の設置は「今から3年、5年が勝負と思っている」と話しました。

とはいえ、城口CEOによれば充電器1台に対してEVが2台くらい使う状況にならないと採算が合わないそうです。そうすると、2台なら4台のEVが使うのが採算ラインになります。

他方で城口CEOは、日本でもこれから数年内にEVの市場シェアは10%になると考えているそうです。そうすると、40台の駐車場なら4台くらいはEVになる可能性があり、採算が見込めるということのようです。

なるほど、合点がいきました。確かに10%くらいはいきそうです。というか、そうなってほしいです。

もしそうならなければ、日本はとても奇天烈な方向に進んでいることになるのでしょう。いわゆる日本独自というやつです。そんなことになったら泣くに泣けません。

3kW充電器はアナログ回線のようなもの

ところで今回の発表会で、城口CEOが特に強調していたことがあります。普通充電器の出力です。

前述したように、日本ではおよそ10年前に発売された20kWh前後のバッテリー容量だったEVを一晩で充電できるような3kW普通充電器が、基礎充電や目的地充電では一般的です。既設充電器の99.7%が3kWというデータもあります。

けれども、城口CEOが生活の拠点にしているロンドンでは、かつては3kW充電器が多かったものの、今はアップグレードが進んで「6kW以上が圧倒的に多い」そうです。余談ですが、城口CEOはロンドンで、BMW『i3』に5年ほど乗り、今はBMW『iX』を使っているそうです。

実際、イギリスの充電ポイントを探せる『ZAP MAP』を見ると、ロンドン近郊の普通充電器はほとんどが7kW対応です。日本では0.3%しか6kW対応になっていないのとは対照的です。城口CEOはこの変化について、携帯電話の回線が3Gから4G、5Gになるようなものと形容していました。

発表会後のインタビュー取材でも、城口CEOは6kW対応にすることの意味を強く語っていました。

「(例えば)ホテルの人からしたら、3kWと6kWは(何が違うのか)わからない。しかも3kWでも補助金は出る。しかし1回設置すると何年もそのまま使う義務がある。でもそれは時代遅れの、今さらアナログ回線を引かれてしまうみたいなところがある。3kWだと工事も簡便で安く設置できるので、一見すると売りやすいが、今どき3kWというのは、日本の未来に対して取り返しのつかないことをやっていると感じる」

そしてエネチェンジの役割について、こう話しました。

「(自分でEVを使ってわかったことは)もちろんある。だからこそ、私たちのような会社が責任をもって(普通充電器の整備を)やっていく。(普通充電器は)6kWか、それ以上にしないといけない。易きに流れてしまうとダメ。そこは私たち事業者側の社会的責務、モラルだと思っている」

アナログ回線の例えはわかりやすいですね。確かに今さら自宅のインターネット接続にISDNを使おうとは思いません。実のところ筆者も、普通充電器は6kW対応にしていった方が先々、再整備の必要がないし使い勝手もいいと思っています。

例えば日産『サクラ』や、PHEVのようにバッテリー容量が小さな車にとっては中速充電器並の利便性になるし、中型~大型の電動二輪がJ1772のコネクターを整備すれば1~2時間で満充電になります。夏前にテストで東京~箱根をBMWの電動二輪『CE 04』(8.9kWh)で往復したときには、心の底から6kW普通充電器があればいいなあと感じました。

もちろん、バッテリー容量が小さなEVに乗り、ほとんど自宅でしか充電しないという使い方もあるので、そうしたユーザーが自宅に設置するのは従来通りの3kWコンセントで十分だと思います。

一方で、社会インフラとして考えると、基礎部分は尤度を考慮して整備していかないと、後々面倒なことになるのは自明です。しかもすでに、EV普及が進んでいる欧米の普通充電インフラは6kW以上が標準的になっています。

もちろんインフラ整備会社によってビジョンが違うとは思いますが、社会インフラは会社の都合で決まるものでもないので、やっぱり10年先を見据えた方針の方が、トータルの社会的な負担も少なくなるのではないかと思うのです。

エネチェンジのCMに「のんさん」登場

壇上でEVクイズに挑戦して、日本の新車販売電動車100%の目標年を見事に正解!

さて、最後になりましたが、エネチェンジは今回のEV充電エネチェンジ「マンションゼロプラン」キャンペーンのスタートに併せて、プロモーションのCMを制作しました。

出演は、俳優、アーティストとして活動している、のんさんです。のんさんは今回、CMのテーマ曲も歌っています。

のんさんは、日本でのSDGs活動を進める官民連携プロジェクト『ジャパンSDGsアクション』が、SDGsに取り組むすべての人々を「SDGs People」と呼んでいる中で、「SDGs People」第1号に選ばれるなど、地球環境問題の解決に積極的に取り組んでいます。

発表会の中で行われたトークショーでは、SDGsの中では12番目にある「作る責任、使う責任」に共感しているとし、次のような話をしました。

「洋服など自分が着なくなったものでも、気に入って買ったので捨てられなくて、アップサイクルして自分に合うように作り変えたりして、また自分で着られるようにしています。SDGs Peopleに選ばれる前からリメイクはしていましたが、アップサイクルで新しい価値を付けることになり、自分のためにもなるし地球のためにもなる。ふたつの方向からうれしいし、楽しいですね」

ほんとに楽しんで活動している様子が伺えました。今回、エネチェンジのCMに出演したのはそんな、のんさんの普段の活動が背景にあったのでした。

エネチェンジのCMに起用されたことについて、のんさんは、「SDGs Peopleから話をいただいて、うれしい、EV充電が普及するといいなと思った」と話しました。またテーマ曲は、「歌の歌詞が耳に馴染む歌詞。あらためて見てもリズムに乗るいい歌詞だなと思った」そうです。

CMの中で見てほしいところは、「CM後半の、いろんな所でエネチェンジのEV充電が広がるのを紹介するところがある。駐車場、ゴルフ場など、いろんな所に合わせて衣装が替わっていくのが楽しいので見てほしい」と話し、リズムに乗って踊る場面が「かわいいですよね」と自分で褒めていました。

おっといけない。最後もまた長くなってしまいました。まあでも仕方がありません。筆者は『あまちゃん』を3周くらい見たのでした。

そんなわけで、日本でも民間企業が6kW普通充電インフラに、強い覚悟で取り組んでいくことが見えてきました。

あとは自動車メーカーがどう動くかにかかっているかと思います。鶏と卵を言い訳にできる時期は過ぎて、次のステップに足をかけています。ここから滑り落ちないよう、業界全体での対応が必要なのではないでしょうか。

(取材・文/木野 龍逸)

この記事のコメント(新着順)6件

  1. 集合住宅の充電はEV普及の切札であり絶対条件です。
    さらに資産価値向上も見込めるので普及は確実に進むでしょう。悲しいことに政府は何もしないところが最大のネックです。

  2. 充電環境

    テスラ社を退社した方、YouTube上で話します!
    普通に自宅・アパートから電源ケーブルを延ばして充電せよと!(笑)

    イーロン・マスク氏が、世界へ専用の充電環境のスーパーチャージャーを設置したのは?
    社内の大反対を押し切って決めた(汗)
    充電環境整備も言うよりも、テスラ車を売る為かな?

    充電環境整備が進まないから、EVが売れない!普及しないはおかしいのでは?

    日産三菱の、軽自動車EVを購入した方の三割は、EV補助金すら知らなかったと!(笑)

    EVは悪!FCVは素晴らしいの、大手メーカーのネガな補正が効いてるか?
    欧州は、日産の兄弟会社のルノー版リーフのゾエの販売が、効いてるかな?

    ゾエは、テスラ車が来るまでは欧州で一番売れたEVだった(笑)
    EVが売れたから、充電環境を整えるかな?

  3. マンション?
    英国だと、高層マンションは無理か?
    自宅・アパートから延々と充電ケーブルを延ばしてEVに充電してるらしい(笑)
    道路すらまたいで(汗)
    まあ、二階以上はお勧め出来ないらしいが(汗)

  4. 自家用電気工作物を保守点検する電気管理技術者です。自身の担当する集合住宅共用部に駐車場があり、当該物件にテスラXやアウトランダーPHEVのユーザーが居住しているためEV充電器の設置は喫緊の課題と感じています。
    インフラ的に3kW/6kW両対応の普通充電器があればリーフ40kWhでも安心して購入できます。中古なら200万円前後で買えるから近い将来自身の電気保安管理用作業車にする可能性もありますし。
    むしろ問題は高圧受電の料金体系、最大電力(通称ピーク/デマンド)で基本料金が決まるためピーク発生時に出力を下げるか停止するかしないと電気料金が上がるので、エレベーターの稼働の多い時間帯をずらす必要があるでしょう。そのあたりは電気主任技術者として事前に負荷測定すればある程度は回避可能とみてますが。

    今回の記事は正直朗報、手持ち物件はいずれも40車室程度あるんでゼロプランは採用可能です…あとは管理組合の担当者と面識を作り共用駐車場を2台確保できればトスアップはできますから。

  5. 四国電力が賃貸マンション向けの充電器設置サービスev-ery chargeなるものを始めていてこれがなかなか興味深いです。基本料が4000円+4段階の出力に応じた時間課金制(従量制は検定メーター設置のコスト上難しいとの事。また、同一マンション内で多数の契約者が出た場合に出力制限がかかってしまうリスクもあるかもしれません。)で、やや料金は高めながら初期費用が0円なのは魅力ですし、何より賃貸マンションに住むユーザーでも契約できるというのはなかなか無かった(九州電力も一部の都市部でやってるみたいですが、四国電力はほぼ四国全域を対象にしている)サービスだと思うので、地方におけるEVの推進にとってとても良いことではないかと考えています。EVスマートさんの方でももしよければ取材してもらい、全国的に情報共有できたら良いのではないかと思いました。

    1. 大塚耕平 さま、コメントありがとうございます。

      四国電力のev-ery charge。ジゴワッツのellaを使った仕組みのヤツ、ですね。
      基本的にはスマートコンセントなので、出力は3kWのはずですが、自分専用なら十分ですね。

      かねて「取材しなきゃ!」リストに挙げているのですが、なかなかリソース回せないでいたところです。
      ぜひ、近々で取材してご紹介したく思います!

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この記事の著者


					木野 龍逸

木野 龍逸

編集プロダクション、オーストラリアの邦人向けフリーペーパー編集部などを経て独立。1990年代半ばから自動車に関する環境、エネルギー問題を中心に取材し、カーグラフィックや日経トレンディ他に寄稿。技術的、文化的、経済的、環境的側面から自動車社会を俯瞰してきた。福島の原発事故発生以後は、事故収束作業や避難者の状況のほか、社会問題全般を取材。Yahoo!ニュースやスローニュースなどに記事を寄稿中。原発事故については廃棄物問題、自治体や避難者、福島第一原発の現状などについてニコニコチャンネルなどでメルマガを配信。著作に、プリウスの開発経緯をルポした「ハイブリッド」(文春新書)の他、「検証 福島原発事故・記者会見3~欺瞞の連鎖」(岩波書店)など。

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