空冷BEV(三菱アイミーブM)で酷暑の往復250kmってどう?

電気自動車にとってバッテリーの温度管理が極めて重要なことは広く認識されるようになりました。タフさには定評のあるSCiBを積む三菱アイミーブMタイプですが、自然冷却で連日35℃越えの酷暑の中を250km走ったらどうなるか、実際に試してみました。

空冷BEV(三菱アイミーブM)で酷暑の往復250kmってどう?

電気自動車にとって「走行用バッテリー」の温度管理は大切な要素です。温度管理システムが積まれたテスラ車が電池劣化がきわめて少なめである一方、自然冷却のBEVでは劣化はハッキリ感じられ、電池温度上昇による充電制御のために本来の充電性能が出せない体験談も、ここ数年よく耳にしますよね。

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「関越道・圏央道・常磐道」を使う手もあるが、「関越道・外環道・常磐道」のほうがやや距離は短い。
「関越道・圏央道・常磐道」を使う手もあるが、「関越道・外環道・常磐道」のほうがやや距離は短い。

ということで、「サイクル寿命」のタフさと内部抵抗の少なさには人気のある「東芝SCiB」を積む、走行用電池が自然冷却のBEVを使って、連日35℃越えの首都圏の酷暑の中をエアコン使用で250km走ったらどうなるでしょうか。BEVとしては今や「最古参」の部類の単純なシステムですし、走っている数も少ないですが、何かのお役に立てるかも知れませんので、体験レポートをお届けします。(単純ゆえに、ドライバーの経験と技量が反映されて面白い、という部分もありますよね。)

霞ヶ浦の西浦北岸から望む土浦市中心部。葦の向こうが西浦の水面で、遠くに見える高いビルは土浦駅前の市役所の入る建物。葦原を渡る風が心地よい。
霞ヶ浦の西浦北岸から望む土浦市中心部。葦の向こうが西浦の水面で、遠くに見える高いビルは土浦駅前の市役所の入る建物。葦原を渡る風が心地よい。

当日の気象データ

実際に走った2019年8月2日の土浦の最高気温14:00段階で35.2℃でした。土浦では8:00から19:00の間が35℃以上の気温を記録しています。またつくばでは、最高が35.1℃を記録した14:00、30℃以上の時間帯は土浦と同様に8:00〜19:00でした。

V字型をしている霞ヶ浦、その西部で、土浦市に達するほうは「西浦(にしうら)」と呼ばれている。レンコン畑が広がる土浦市の手野(ての)地区から、西浦越しに望む土浦市中心部。
V字型をしている霞ヶ浦、その西部で、土浦市に達するほうは「西浦(にしうら)」と呼ばれている。レンコン畑が広がる土浦市の手野(ての)地区から、西浦越しに望む土浦市中心部。

全国で2番目の面積を持つ湖である霞ヶ浦に面した土浦のほうが、内陸部のつくばより気温は低めの印象がありましたが、8月2日は僅差ですが逆でした。(冬はつくばの方が寒い印象です。土浦からつくばに向かうと、クルマの車外温度計の数値がどんどん下がってゆきます。)

往路

今回走ったのは、埼玉県所沢市から、茨城県の土浦市とつくば市までの往復です。往路は「高速道路」をメインにしました。和光北インターから外環道に入り、三郷(みさと)ジャンクションで常磐道に乗り換え、桜土浦(さくらつちうら)インターまでと、ほぼ高速道路で移動する「93km」ほどでした。時間帯は午前中から正午にかけてです。(ちなみに、土浦の前に付く「桜」は、つくば市の旧称「新治(にいはり)郡桜村」から付けられた経緯があります。)

このルートは、飛ばさなければアイミーブMでもなんとか辿り着けます。実際に何度も走破しています。以前、モニターで数ヶ月間乗っていたminicab MiEV(M)で真夏に走ったときは到達できず、高速を降りて途中のAEONの充電器のお世話になりました。空気抵抗と車体重量の差、それにタイヤの抵抗も影響していると感じました。(ついでに言うと、MiEVのトラック「電トラ」で走ったときも到達できませんでした。)

なにせ、「守谷(もりや)SA」に急速充電器が設置されたのはつい数年前にことですから、このルートは毎回が「リンドバーク」的冒険でした(笑)。

この酷暑のなかでエアコンを使わないと「命の危険」がありそうなので、その分の余裕を考えると途中での「継ぎ足し充電」をするほうが現実的です。日本の夏って、百人以上も亡くなるのですから、すでに立派な「災害」ですね。(暑くなるのが早かった2018年は、6〜9月の日本の熱中症死者数は159人でした。)

常磐道というそれなりの幹線高速道路にもかかわらず、守谷SAの急速充電器はわずか1基ですから、「賭け」を強いられますが、ほかに選択肢がないので仕方ありません。

和光北から乗った外環道は、例によってトラックが多く、流れは80km/h程度。BEVにとっては快適な速度です。特に渋滞もなく三郷まで来ました。「東行き」で常磐道に乗り換えるときには、手前の三郷西インター出口の渋滞を注意しなければいけませんが、平日午前とあって、特に渋滞は見られませんでした。常磐道下りもいつも通り交通量が多いですが、容易に合流できました。45分ほどで守谷SAに到着。

常磐道下り、守谷SAの急速充電器。敷地の北の端にあり、隣りはガソリンスタンド。炎天下であり吹きさらし。
常磐道下り、守谷SAの急速充電器。敷地の北の端にあり、隣りはガソリンスタンド。炎天下であり吹きさらし。

今日は運が良かったようで、先客はいませんでした。もっとも、ここも充電器は建物から遠く、「太陽光降り注ぐありがたい場所」に充電器が鎮座していて、例外なく「灼熱」の歓迎を受けます。お陰で、充電器の表示パネルはほとんど見えません。表示器自体が紫外線で劣化していることもあるでしょう。さらに、最寄りの屋根まで行く間には喫煙所があって、「煤煙」の洗礼まで受けられるというサービスぶり(笑)。

SCiBの温度はまだ許容範囲内のようで、125Aで受電しています。常磐道に入ってからも80km/h程度で一番左の車線をのんびり走ってきたことも関係しているでしょう。トイレにでも行って、日陰で涼むことにします。なにしろ、古参BEVのi-MiEVには、充電中にエアコンを作動させる今や当たり前の機能はありませんので。(軽自動車規格最後のモデルからは、充電中にエアコンや暖房が使える大改革が行われています。羨ましい〜。)

10分ほど充電して出発。30分ほど走って桜土浦(さくらつちうら)インターで常磐道を降りました。早速所用をいくつか済ませ、友人のお店のランチに間に合うようにします。

土浦で有名なレストランでランチ

せっかく来たのですから、地元のおいしいものでも。ということで、友人の中台義浩(なかだいよしひろ)氏のお店に立ち寄ってランチをいただきます。今は3代目がお店を継いでいますが、ここ10年ほどはメディアにもたびたび取り上げられ、とても有名になってしまいました。

友人の中台義浩氏が3代目として継いでいる「レストラン中台」
友人の中台義浩氏が3代目として継いでいる「レストラン中台」。

今回は、地元で少数飼育される牛「飯村牛(いいむらぎゅう)」を使ったシチューをメインに頂きます。中台氏は実家を継ぐ前は、大手のホテルチェーンでフレンチのシェフをしていました。腕は確かです。読者のみなさんも、土浦に行かれた際は、訪ねてみてください。

レストラン中台の飯村牛のシチュー。口に入れるととろける。夏野菜のグリルも良いアクセントだ。

ちなみに、私は初代のシェフも知っています。子ども時代の私にとっては、昔のことを話してくれるお爺ちゃんのような年の差でした。これは、私の父が生前、初代・2代目とも懇意にさせていただいていた背景があります。2代目も数年前に残念ながらお亡くなりになってしまいました。しゃぶしゃぶがとても上手で、懐かしい味を思い出します。

さて、初代シェフはもうだいぶ前に亡くなっていますが、戦前に海軍の軍艦に乗っておられて、そこで洋食の腕を磨かれた、ということを子供の頃に直接お聞きしたことがあります。初代は、土浦に戻ってきて、当時は珍しかった洋食を出すことを決意されたそうです。今回、3代目ご夫婦と話しても確認できませんでしたが、私は子供の頃に初代から「戦艦長門の厨房に乗り組んだことがある」と聞いた覚えがあるのですが…。

女将さんが奄美の実家から送られてきたパッションフルーツをデザートに出してくれた。
女将さんが奄美の実家から送られてきたパッションフルーツをデザートに出してくれた。

ちなみに、3代目の女将さんの実家は、奄美大島の黒糖焼酎「加那(かな)」を作っている西平(にしひら)酒造です。女将さんの姪にあたる西平せれなさん(若い女性です)が杜氏をされていて、「音大卒の女性杜氏」として最近は雑誌などにも取り上げられています。これを買って帰るのを忘れないようにしないと……。

続いて、つくば市での所用を済ませます。それにしても暑くて、クルマから外に出るのがいやになります。

復路

復路は土浦の三菱ディーラーで充電後に、一般道のほぼ最短距離をトレースして所沢に戻る「96km」ほどです。走行は夕方から夜にかけてです。

土浦市とかすみがうら市の霞ヶ浦沿いには、レンコン畑が広がるところが多い。
土浦市とかすみがうら市の霞ヶ浦沿いには、レンコン畑が広がるところが多い。

この日の総走行距離は、往路・復路に、午後の時間帯に土浦近郊とつくば市で走った60km強が加わり、全行程は合計でほぼ250kmになりました。

この一般道だけのルートも、季候が良い春・秋だけでなく、真冬でも、暖房ではなく「12V掛け毛布」などで節電走行すれば、無充電で走りきれます。実際に何度も走り切っています。でも、今回は冷房電力用に、埼玉県越谷(こしがや)市にある三菱のディーラーで継ぎ足し充電しました。

さて、復路の充電計画ですが、「東日本三菱土浦店」から「東日本三菱越谷大沢店」までが「60km強」、越谷から所沢までは「30km強」とバランスが悪いのですが、真ん中あたりには充電器の空白地帯「充電器砂漠」が広がっているので、これも仕方ありません。

数年前まで、茨城県内には急速充電器が非常に少なく、利根川を渡って脱出できるとホッとしたものです。今でも県西部には急速充電器はほとんどありません。圏央道が「境古河(さかいこが)インター」までしか通っていなかった時代は、ここを通るルートは毎回大変でした。当時は週に一度だけ、つくば市内の大学まで講師をしに通っていたのですが、下妻(しもつま)市内の日産ディーラーかAEONの急速充電器で充電したあとは、埼玉の川越(かわごえ)市あたりまで到達しないと電欠に見舞われました。それでも、圏央道の「菖蒲(しょうぶ)PA」に充電器が設置されたあとは、いくらか楽になりました。茨城側は改善の兆しは今もありません。

本日初の充電制限。午後から夕方はエアコン使用で走りまわっていたので、電池は冷える余裕がなかったのだろう。
本日初の充電制限。午後から夕方はエアコン使用で走りまわっていたので、電池は冷える余裕がなかったのだろう。

さて、帰路に備えて充電に立ち寄った三菱の土浦店で、本日初の充電制限に見舞われました。充電器側の制限設定はなし。直前にアウトランダーが充電していたことも影響しているのか、それとも私のSCiBの温度上昇が原因か、MiEVにはデータを見る手段がないので正確な判断はできません。

土浦から「土浦学園線」でつくばに至り、さらに所用を済ませたあとは、「エキスポ通り」を使って西に向かいます。つくば市の西部は、「つくばエクスプレス」が開通してから急速に開発が進んでいます。10年以上前は、夜は真っ暗な田舎道でしたが、道路の付け替えも進んで、街区が整備されつつあります。BEVにとって電費が稼げる「一般道の制限速度」前後での巡航が続きます。50〜60km/hです。

エキスポ通りの西につながる県道123号を西に進みます。常総市(じょうそうし)に入り、三妻(みつま)付近で鬼怒川を渡ります。

関東鉄道常総線のローカル線区域にある三妻駅。ポイント(転轍機)の表示器の青いランプが夕闇に映える。
関東鉄道常総線のローカル線区域にある三妻駅。ポイント(転轍機)の表示器の青いランプが夕闇に映える。

千葉県の「いすみ鉄道」ほどではありませんが、近年人気の、ディーゼルカーの走るローカル線「関東鉄道常総線」の「三妻駅」の近くを通ります。夕闇迫るなか、田舎の駅の空気を体験したくなってきました。常総線は、常磐線と接続する取手(とりで)から、つくばエクスプレスとの連絡駅守谷を通って、少し北の水海道(みつかいどう)までは、都内への通勤客が多い通勤路線の表情を見せますが、水海道から北の終点下館(しもだて)までは、おもに「単行(1輌だけの編成)」のディーゼルカーが走るローカル線の雰囲気が強いです。

三妻駅を出る、下館行きのディーゼルカー。
三妻駅を出る、下館行きのディーゼルカー。

鬼怒川を渡ると、坂東(ばんどう)市に入って南に進路を変えます。いまだに橋が少なく越えにくい利根川を「芽吹(めふき)大橋」で渡り、醤油で有名な千葉県野田市に入ります。以前は町に入ると醤油の香りがすることもありましたが、今はもうありません。野田橋で江戸川を渡り、松伏(まつぶし)を抜けて越谷に入ります。

東日本三菱越谷大沢店。JFEの充電器だ。
東日本三菱越谷大沢店。JFEの充電器だ。

茨城の田園地帯と千葉の北西部を1時間40分ほど走って、埼玉県の越谷に着きました。三菱越谷大沢店は大きな屋根の下にQCがあるので、天気の悪いときはありがたいです。

44kWや50kW充電器では残量85%程度までは125Aの出るSCiBだが、午後から夕方に走り回ったために電池温度が上がったのか、42%ながら103Aまでしか出ていない。充電器の出力制御はかけていないそうなので、SCiB側が制限しているのであろう。
44kWや50kW充電器では残量85%程度までは125Aの出るSCiBだが、午後から夕方に走り回ったために電池温度が上がったのか、42%ながら103Aまでしか出ていない。充電器の出力制御はかけていないそうなので、SCiB側が制限しているのであろう。

そして、ここで再び充電制限がかかりました。送電側は特に制限していないそうで、直前に充電していたEVもいないので、今度はSCiBの側で制限をかけているものと思われます。もっとも、125Aのところを103Aですから、それほど不便を感じることはありません。

99.5%まで入れる必要はないのだが、他のことをしていたらここまで入ってしまった。最後の30kmほどの区間に挑む。
99.5%まで入れる必要はないのだが、他のことをしていたらここまで入ってしまった。最後の30kmほどの区間に挑む。

越谷を出て、1時間ほどで所沢に到着。バッテリーが冷えるように、制限速度ほどで淡々と走りました。写真を撮り忘れましたが、越谷からの平均電費は12.52km/kWhでした。

おわりに

今回は酷暑の中をエアコンをかなり使って走り回ったので、電池の温度は高めだったと推測されます。午前中はなんとか「保った」ものの、午後には電池温度が規定値を超えて充電制限がかかったものと思われます。少しでも情報は欲しいので、温度がモニターできる機器を導入しようか、と考え始めた旅でした。フリーのアンドロイド・アプリの「caniOn」がi-MiEV Mにも対応してくれると良いのですが、作者さんはアメリカ在住ですし、Mは海外には輸出されていないので、今後も動きは無さそうですね。

今回確認できたことは、やはり巡航速度を上げて空気抵抗による電力消費を増やすと、電池の温度も上昇しがちで、充電制限による時間増を招く、ということでした。夏だと灼熱の路面からの輻射熱にもさらされる電池ですから、空冷BEVはのんびり走ることが肝要なようです。

イギリス製のminiに乗っていた頃は、夏はペースを落として、駐める時はなるべく日陰に、クルマの近く(カフェなどでminiが見える席)で休めるときはボンネットを開けて冷やす、なんてことをしていました。空冷BEVも同じようにすれば、充電制限は防げるのかも知れません。(i-MiEVだとボンネット開けても意味ないですが……。)

(取材・文/箱守 知己)

この記事のコメント(新着順)11件

  1. 居住エリアも全く異なる者ですが、通りすがりのコメント失礼致します。私はアイミーブ ベース、ミニキャブ ミーブ10.5kwの2台所有しております。アイミーブ のほうは16kwで急速充電のコスパが悪いので、もっぱら自宅で普通充電して通勤に使用しております。ガソリン高騰のご時世に大変重宝しております。一方ミニキャブ ミーブは、コロナ禍でも車中泊にてリスク無く小旅行をするために購入しました。月2回ペースで片道250km(1泊挟んで帰路250km)を難なくこなしてくれています。今後の目標は、コロナが終われば、親の故郷まで片道500kmをミニキャブ ミーブで行くことです。これからも末永く付き合っていきたいと思います。

  2. はじめまして。

    東村山に住んでいるのでお近くかと思いますが、昨年6月にMタイプを購入し、面白くてすでに4000㎞走りました(私としては多い方なのですw)

    ネットの情報からEVマネージャーの重要性を知っていたので納車後すぐに購入して取付しました。おかげで電池容量少ないMミーブでも亀マークなんて何のその(まだ2回しか点灯してませんが)ビビらなくなりました。

    電池温度の件ですが、車両放置状態の冬場で起動直後は5~6度、夏場で25度前後を確認しています。50kw級急速充電30分でおおよそ10度程温度が上昇しますので夏場のロングドライブの経験がない私にはどうなるのやらの世界です。

    冬場は急速チャージの電池温度上昇を逆手に取って効率的活性温度まで上げられますが、1日に急速チャージ2回しか経験が無いのでこの辺も経験不足です。

    こんな事から未経験ながらも想像上の思考ですがロングドライブの時は電池温度の上昇を抑える為に時間がかかっても巷の200V充電や20~30kwクラスの急速充電器積極的に使った方が良いのかなとも考えるようになりました。

    一応三菱の充電カードは持ってはいますが最寄りの場所に急速無料充電器があるのでそこでばかりチャージしていますが、最近は日産リーフが普及したせいか充電器の占有率が増えて充電待ちを強いられることが増えました。

    電気自動車は充電に関しては所有してみないとわからない事が多いのですね。
    どっかの誰かが10年後にカーボンフリーで電気自動車のみ販売認可なんて言ってますが、すでに所有しているオーナーからすると現状を知らないあまりの無知ぶりに「プっ!」ってな感じで笑ってしまいます。

    ミーブはデザイン面でも古臭くなく所有欲を満たしてくれます。
    できるだけ長く乗っていたいクルマです^^

  3. 今年の夏始めに19型アウトランダーPHEV 買いました。EV モードの走行が気に入りアイミーブM が欲しくなりました。仕事用にホンダN-VAN プライベートにアウトランダー、玩具にアイミーブかなぁ。(笑)

    1. まるくん@ さま、コメントありがとうございます。

      19型だと、リアミラーにはモニターが仕込まれていて、至れる尽くせりのPHEVでしょうか。それにしても、PHEVを体験して、それからBEVに移行する方は、結構いらっしゃいますよね。

      i-MiEV Mは充電の繰り返しに気を揉むこともありませんし、小柄なうえ、「内燃版 i 」譲りの小回りが利くので、下駄代わりというかサンダル代わりに「さっと引っかけて出かける」気にもなるクルマです。気長に探されるなら、軽版最後のモデル(充電中の空調可能、パドルシフト付き)をお奨めします。

  4. 岐阜県在住アイミーブM乗りです。やはり気温30度以上になると充電電流100A前後になりますね(^^;
    かといって冬の電池が温まっていない状態で60A前後だった経験もありますが。

    電池過熱が問題ならば、逆にMiEVpowerBOX経由で停車中に業務用大型扇風機+ミスト発生器で送風して電池を冷やそうかと考えました…どっちも夏の市民活動イベントで導入検討中で前者は会社に常備しているので試験的にできなくもないですが。
    それで効果があるならメーカーも今後考えるでしょう!やってみなくちゃわからない

    1. ヒラタツ様、コメントありがとうございます。二次電池の空冷は、i-MiEVが設計された2009年以前の時点では「この辺りが妥協点か」と決められたのでしょうから、まだまだやれることは有るのかも知れませんね。ユーザーが安全な範囲で色々試すのもアリですね。

  5. こんばんは。
    興味深い記事でした、ありがとうございます。

    ミニキャブミーブバン10.5kWhに乗ってます。
    もともと長距離向けではないので
    ゆっくりトコトコ走らせるのが似合う車かも…(電費的にも50km/hくらいまでが良さそうです)。

    仰るように茨城県坂東市から千葉県野田市までの急速充電スポットはファミリーマートに設置の20kW型くらいなので不足分を充電するイメージですね。

    野田市には三菱の販売店もあるのですが、充電器が営業日(営業時間内)の稼働なのと30kW型ということで、効率と使い勝手を考えると少々残念です。

    どこかの充電スポットでお会いすることもあるかもしれません(笑)。
    その節は宜しくお願いします。

    1. cakar1m様、土地勘を共有できるコメントをありがとうございます。茨城へは、EV導入以前からよく往復しています。充電器が設置されたのは、関東でもかなり遅い地域でしたね。

      MiEVシリーズは、ゆっくりトコトコが似合いますね。電費もとても良いので、お財布にも地球にも優しいBEVですね。

      ファミリーマートは、確か古河の西部にも一度設置されましたが、なくなってしまったところもあったように記憶しています。茨城県西部は日産の充電器もほとんど無く、いまでもキツイですね。

      野田市の三菱、国道16号沿いのあそこですね。私も以前はよくお世話になっていました。通り道ですし。でも、時間が限られるのが厭で、今は越谷まで行ってしまいます。千葉の三菱系は、房総半島も含め、24時間ではないところがいくつもあり、MiEVユーザーには頭の痛い地域ですね。

      いずれどこかでお会いしたいものですね。

  6. 私はCHAdeMO充電時に駆動用電池の冷却機能が有ることを重視してLEJ製電池搭載のアイミーブXタイプを買いました。
    新車で購入したので、劣化しても保証期間中に駆動用電池を交換してもらえれば問題ないと考えています。
    9月には兵庫から箱根まで自走でi-MiEV(X)で行きます!
     
    ところで駆動用電池温度をチェックするのでしたらEVマネージャーが一番簡単確実かな?
    今月私が企画したオフ会で「山口市から兵庫県伊丹市を往復したアイ・ミーブMタイプの実例」をご紹介しておきます。
     
    蜜さんのブログ「山陰道を通て伊丹まで行ってきました」を補足します
    https://ev-owners.jp/blog/blog.cgi?id=7506
     
    アイ・ミーブMを始めとする東芝製SCiB電池搭載のMiEVとミニキャブMiEVバン16kWhには、LEJ製電池搭載のアイ・ミーブのようなCHAdeMO充電時の冷却機能は装備されていません。
     
    東芝製SCiB電池は低温でも電流低下が無いので、電池パック前面と下面に放熱用シリコーン+アルミ製ヒートシンクで表面積を増やしての空冷に加えて、エンジンターボ車で見かける「インタークーラーウォータースプレー」を模して「ヒートシンクに水をスプレーする」のはどうか?と妄想しています。
     
    窓用のウォッシャータンクから窓までのチューブの途中で切替バルブを設けて、窓行きとヒートシンク行きのどちらかに選択できるようにしてウィンドウォッシャーの操作でヒートシンクに向けて水をスプレーする形です。
     
    少なくとも悪影響は出ません。どれだけ効果が有るかは未知数ですが・・・。

    1. よこよこさん、コメントありがとうございます。

      確かに、EVステーションさんの「EVマネージャー」しかないですよね。導入を検討し始めました。ログが採れるモデルのほうが良いでしょうかね。

      「インタークーラー・ウォータースプレー」は、自作で装着してる人も結構いらっしゃいますよね。確かに、BEVのバッテリーも、同様の「緊急時冷却機構」があっても良いでしょうね。誰でも安心して乗れるBEVには、本格的な温度管理システムのほうが良いでしょうけど。

      三菱のユーザーって、「無ければ、自分で作る」という人が多くて、面白いです。かく言う私も、結構自分で付くってますけど。メーカーがさらに良い物を付くってくれることを、私も祈っています。

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この記事の著者


					箱守 知己

箱守 知己

1961年生まれ。青山学院大学、東京学芸大学大学院教育学研究科、アメリカ・ワシントン大学(文科省派遣)。職歴は、団体職員(日本放送協会、独立行政法人国立大学)、地方公務員(東京都)、国家公務員(文部教官)、大学非常勤講師、私学常勤・非常勤講師、一般社団法人「電動車輌推進サポート協会(EVSA:Electric Vehicle Support Association)」理事。EVOC(EVオーナーズクラブ)副代表。一般社団法人「CHAdeMO協議会」広報ディレクター。 電気自動車以外の分野では、高等学校検定教科書執筆、大修館書店「英語教育ハンドブック(高校編)」、旺文社「傾向と対策〜国立大学リスニング」・「国立大学二次試験&私立大学リスニング」ほか。

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