電気自動車で「富士スバルライン」を走ろう! 7月20日(土)参加者募集中

標高約2300mの富士山五合目まで駆け上がる「富士スバルライン」は夏の期間中マイカー規制が実施されます。でも、電気自動車(EV)は規制の対象外。そこで、2019年7月20日(土)、電気自動車が集まって、パレードランやラリーイベントを楽しもう! という催しが開催されます。主催者に確認したところ、参加申込はまだ間に合う模様。EVsmartブログ編集チームも取材に行きます。EVユーザーのみなさん、一緒に絶景の道を走りませんか!

電気自動車で「富士スバルライン」を走ろう! 7月20日(土)参加者募集中

※2019年6月20日更新:本日を持ってイベント申し込みは満員のため終了したとのことです。今回の参加台数はなんと55台!当ブログでも当日の様子をレポートします。

マイカー規制のルートも電気自動車はOK

日本最高峰の富士山には、五合目まで自動車で登れるいくつかのルートがあります。それぞれ入り口の地名から、吉田ルートは「富士スバルライン」、須走ルートは「ふじあざみライン」、富士宮ルートは「富士山スカイライン」です。

夏の間、この3ルートでは全てマイカー規制が実施されます。五合目に行きたい人、富士山登山を楽しみたい人は、規制区間入り口付近の駐車場に車を停めてシャトルバスを利用しなければいけません。

でも、「富士スバルライン」と「ふじあざみライン」では、では電気自動車(EV)、燃料電池自動車(FCV)は規制対象外。電気自動車であれば対向車なども少ない絶景の道を快適に駆け上ることができるのです。

【富士スバルライン ウェブサイト】
【富士登山オフィシャルサイト マイカー規制情報】

EVオーナー有志のフェスを開催

富士スバルラインでは、2017、2018年と、山梨県が主催して「富士スバルラインEVパレードラン」が開催されました。今年は、山梨県主催でのイベントは実施されないことになったのですが、EVオーナー有志の「EV普及を応援するためにも続けよう」という熱意で、任意実行団体「富士ゼロエミッション普及推進委員会」が発足。「ゼロエミッション車通行可能!!フェス in FUJI SUBARU LINE」として実施されることになりました。

【開催概要】
開催日/2019年7月20日(土) 集合時間/9:00~10:00
集合場所/富士河口湖町役場駐車場(詳細は参加決定者に通知)

参加申込方法などの詳細は「こちら」(EVオーナーズクラブウェブサイト)
申込締切日は6月25日ごろですが、「先着順で定員になり次第締切」とのこと。

また、EV通行許可証を主催者側で事前発行の手続きをしてくれるため「車検証の写し(写真を撮影して画像ファイルまたはPDFファイルとして)主催者にメールかFAXで送付」するということです。

イベント内容は、こんな感じです。

●集まった電気自動車で、富士山五合目を目指してパレードラン。
●お弁当(有料で注文可)を食べたら、集合して記念写真。
●午後は、数カ所のチェックポイントを規定の時間で巡る「ラリーイベント」を行います。
●17時からは麓のハーブレストランで懇親会(会費5000円)もあります。
●余剰食品を持ち寄ってフードバンクに寄付するチャリティも実施されます。

パレードランやラリーイベントの参加費は無料。富士スバルラインの通行料も、主催者が負担してくださるそうです。

さらに、テスラオーナーズクラブも協力。モデルXには、音楽に合わせてファルコンウィングのリアドアなどが自動で開閉したり、ライトが点滅する通称テスラダンス=「Tesla Holiday Show」の機能があるのが知られていますが……。当日は、何台ものモデルXが集まって、チームでのダンスを見せてくれるかも。

富士河口湖町にある富士スバルライン起点の標高は857m。そして、終点である富士山五合目(鳴沢村)は標高2305mです。標高差1448m、総延長約30kmを電気自動車で駆け抜ける気持ちよさ。私も走ったことがありますが、最高!です。

ただし、標高差1448mを登るのは電池の消費も激しいです。参加する方は、起点で集合する前にきちんと十分な電力(平地で80〜100km程度は走れる量)を充電しておきましょう。

(EVsmartブログ編集チーム)

この記事のコメント(新着順)2件

  1. 「EVオーナー有志のフェス」開催おめでとうございます。
    富士山の魅力を引き出だすのは何といっても「天気」です。
    当日は快晴に恵まれることをお祈り申し上げます。
    富士北麓の魅力を十二分にお楽しみください。

    富士山暮らし応援隊一同

    1. 渡辺泰三様。
      富士スバルラインEV走行可記念イベントにお言葉をいただきありがとうございます。17、18年と行われてまいりました、イベントは今年は私たち実行委員会で自主開催いたします。おかげさまで、準備も滞りなく進んでおり、後援に
      山梨県、富士河口湖町、富士吉田市、鳴沢村、に続き「在日スイス大使館』も公演をいただきました。今までにはない、参加者が食料品を持ち寄り、「フードバンク山梨」に寄付活動も合わせて行います。このイベントが、富士河口湖町の環境立町への道のりの一歩になればと思っております。

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この記事の著者


					寄本 好則

寄本 好則

兵庫県但馬地方出身。旅雑誌などを経て『週刊SPA!』や『日経エンタテインメント!』の連載などライターとして活動しつつ編集プロダクションを主宰。近年はウェブメディアを中心に電気自動車と環境&社会課題を中心とした取材と情報発信を展開している。剣道四段。著書に『電気自動車で幸せになる』『EV時代の夜明け』(Kindle)『旬紀行―「とびきり」を味わうためだけの旅』(扶桑社)などがある。日本EVクラブのメンバーとして、2013年にはEVスーパーセブンで日本一周急速充電の旅を達成した。

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