電気バイク『niu U』で「これでいいじゃん」を実感!

ネットで偶然、『XEAM(ジーム)』というブランドの『niu U(ニウ ユー)』という電気バイク(電動バイク)を発見しました。さっそく、販売元のMSソリューションズという福岡の会社に電話してみると、6月26〜28日に東京ビッグサイトで開催される『第14回国際雑貨EXPO 夏』に出展するとのこと。メールでいろいろ質問しつつ、ビッグサイトに行って試乗してみました。

電気バイク『niu U』で「これでいいじゃん」を実感!

福岡拠点の商社が輸入している中国製バイク

原付規格の電気バイクって、出川哲朗さんの人気番組の影響もあり、ほんの20kmほどで電池切れになってしまう「やばいよ! やばいよ!」な乗り物だと思っている人も多いことでしょう。また、「30万円や40万円とか、結構高かったりするんでしょ……」というイメージもあります。

ところが、この『niu U』という電気バイクのウェブサイトを見ると、回生ブレーキも備えていて一充電あたりの航続距離は70km。価格は19万2240円(税込)と20万円以下で買えちゃうようです。


【 niu U(XEAM)の公式ウェブサイト】

な、なんだ、これは! という感じです。ウェブページで紹介されているスペックをチェックしてみました。

niu U スペック

価格:178,000円(税抜)/192,240円(税込)
モーター:BOSCH製(定格出力:500W)
車体寸法:1685×700×1020(mm)
定格電圧:48V
バッテリー:パナソニック製セル(リチウムイオン二次電池)
バッテリー定格容量:21Ah(約1kWh)
バッテリー重量:約6.5kg
車体重量:約58kg(バッテリー含む)
クラス:原付一種(普通免許で運転可能)
最高速度:≦41km/h
航続距離:≦70km
製造国:中国
日本向け企画発売元:MSソリューションズ

中国製というだけで「安全面が心配」と感じる人もいるでしょうが、電池は世界的に定評があるパナソニックのセルだし、モーターはドイツのBOSCH製。前後輪ともにディスクブレーキを備えていて、国際的なプロダクトデザイン賞である「レッド・ドット・デザイン」賞、米国のデザイン賞「IDEA」賞や日本の「グッドデザイン」賞を受賞するなど、世界各地で高い評価を得ています。

航続距離が実用50km程度だとしても、原付の使われ方としてはさほど大きな問題はないでしょう。ウェブページの情報を見る限り、突っ込みどころがありません。

この『niu U』は2019年3月に発売されたとのこと。しかも、それ以前に発売されていた『notte(ノッテ)』というモデルや、シンプルなデザインの『REET』というモデルも、かなり上出来な印象(XEAMウェブサイトの「製品」タブからチェックできます)です。

『notte』

『REET』

発売元が地方拠点の商社で、メディアへの影響力が小さいからでしょうか。日本にはまだ電気バイクのニーズがほとんどないからでしょうか。むしろ、なぜメディアに取り上げられていないのか、不思議に感じるほどです。

もしかして、コレってスゴいバイクじゃないの? と直感し、発売元のMSソリューションズに連絡してみました。

ガジェット企画販売の会社が電気バイクに参入!

会社情報を確認すると、MSソリューションズはもともと「スマートフォン・タブレットアクセサリーの企画・製造販売」が主力の会社。なぜ電気バイクだったのかなど、気になる点をまずは広報ご担当者にメールで質問してみました。

①御社が電動バイク開発に着手するきっかけになった出来事などのエピソードがあれば教えてください。
日本でのEVバイクはまだまだ黎明期ですが、当社代表が中国で行われていた展示会で電動バイクを一目見て「これからは日本も電動バイクの時代だ」と確信し、2017年より本格的にEVバイクの開発・販売に着手しました。

【社長が『niu U』をガチレビュー(YouTube)】

②日本に導入するブランドをXEAMとしたポイントは何でしょう?
当社の電動バイクブランド「XEAM」(ジーム)は「eXperience Electric Auto Mobility」の略で、「電気で動く次世代の乗り物を体験してほしい」という思いから名づけられたMSソリューションズより発売される電動バイクのブランド名です。

③日本仕様として、中国国内仕様から変更した点は具体的にどのようなところですか。
様々な部品を日本国内の法規に合致するように変更しております。具体的にはウィンカーの視認性やライセンスランプの交換、ナンバープレートの取付位置の変更など多岐にわたります。

④中国製のバイク、品質への不安や懸念はなかったですか?
中国製品というと「安かろう、悪かろう」というイメージを持つ方は一定数いると思います。しかし実際の中国の生産工場にはレベル差があり、当社で取り扱っているバイクは導入を検討する段階で、当社の技術スタッフが生産の現場へ赴き、実際の製造レベルをチェック後に判定してから生産を委託しています。

⑤安全性能のテストなどは行われているのでしょうか。
当社が生産委託しているメーカーはすでにヨーロッパ等に輸出経験がある製造元で生産しています。
ヨーロッパへの輸出には多種の安全基準に準拠している必要があるため、当然「安全性能の確認」も実施されています。現在、世界的に法規の統一化が進められており、ヨーロッパの法規に合致した製品は日本でも販売可能になっています。

⑥電池容量が1kWhでこの価格は、安い! という印象です。安さの理由は何でしょう。
中国で製造するメリットは「パーツ」を安く製造できるという事です。電動バイクも多数のパーツから出来上がっていますので部品1つの値段の差が車体価格の差に出てくるのです。

⑦『niu U』について、御社がとくに訴求したい魅力を3つ挙げてください。
たくさんある魅力の中から特に3つ選ぶとすると
①2018年度 グッドデザイン賞に入賞した洗練されたデザイン
②回生ブレーキシステムの導入で航続距離70kmを実現
③コストパフォーマンスの高さ
この3つが挙げられると思います。

⑦発売以来の反響はいかがでしょう。可能であれば販売台数をご教示ください。
2019年は目標出荷台数500台に定め、各種活動を行っております。2019年3月の発売開始からは約34台の販売実績となっておりますが9月10月のバイクのハイシーズンに向け、販路拡大中です。尚、6月末の入荷予定台数は68台になります。

【『niu U』の説明ムービー(YouTube)】

メールでのやりとりをほぼそのまま掲載しました。価格、性能、安全基準などなど、期待以上の正論が返ってきた、という印象です。

これ以上は、やはり実物を見て乗ってみるしか、評価のしようがありません。福岡県内に2カ所ある「XEAMショップ」では試乗できるようで、ウェブで試乗予約の申込を受け付けていますが、なんとか東京で乗れないものか。電話で伺ってみると「6月26〜28日に東京ビッグサイトで開催される『第14回国際雑貨EXPO』に出展します」とのこと。展示会なので試乗は難しいかもしれませんが、とにかく行ってみることにしました。

なんと「オートクルーズ」機能付き! ホールの近くで試乗できました!

6月27日(木)、朝一番でビッグサイトへ出かけてきました。ブースで話を聞かせてくれたのは、XEAM事業部の齋藤彰仁係長。もともとバイクも発売している完成車メーカーに勤めていたそうですが、MSソリューションズが『notte』を発売したことを知り「電気バイクの企画、設計、製造から販売まで、一貫して関わる仕事がしたい」と転職したそうです。

説明してくださった齋藤さん。

今、電気自動車を含む「電動車」の取材をしていると、齋藤さんのような熱い志をもった方と出会える機会が多いのも、とても興味深いところです。

会場には、もちろん『niu U』の実車が展示してありました。想像以上にスマート、というか華奢な車体という印象です。でも、体重80kg≦の私がまたがって、腰を上下させてみましたが、当然ながら車体が軋むようなことはありません。

齋藤さんに説明いただいて、さらに「!」なポイントがありました。

! キーレスで始動可能
スマートキーが採用されていて、イグニッションにキーを差し込むことなく始動が可能。サイドスタンドをしまわないと始動しないとか、安全装備もしっかりしていました。

! バッテリーが、軽い
バッテリー重量は約6.5kg。数値的なことはわかっていましたが、実際に持ってみるとほんとに軽い。ただし、付属の充電器(AC100V仕様)で充電時間は5〜6時間程度かかるそうです。バッテリーには優しいし、家電と重複してブレーカーが落ちるなんてことがないように充電器の出力を抑えてあるのでしょう。とはいえ、通勤で使うようなケースではほぼ毎日充電することになるでしょうから、せめて3時間(出力0.3kW相当)くらいで充電できるようになるといいな、という印象でした。

! エコモード付き
ハンドル手元のスイッチで運転モードを2段階に切り替え可能。エコモードにすると、最高速度が20km/h程度に抑えられて電池が長持ちします。福岡県下の高齢者ユーザーにはこのモードが好評で、「軽快に走れるシニアカー」的に使っている方も多いそうです。

! クルーズコントロール機能付き
なんと、これも手元のスイッチひとつで始動する、クルーズコントロール機能まで装備していました。コントローラーのプログラム設定でいろいろできる、電動車ならではの機能ですね。

! インホイールモーター採用でした
ウェブページをちゃんと見ればわかることではありますが、実車と出会って感嘆したのが、BOSCH製のインホイールモーターを採用していることでした。四輪車では「ばね下重量が……」などの理由で実用化への道はまだ遠い印象のインホイールモーターですが、なるほど、原付程度のバイクならむしろメリットしかありません。ユーザーにとっては、ちょっと地味目な自慢ポイントになりそうです。

さて、一通り話を伺ったところで、齋藤さんに「東京で、『niu U』に試乗できるところはないですかね?」と尋ねてみると……。「あ、スタッフの移動用に走れるヤツも持ってきてますよ」とのこと。これ幸い、もちろん運転させていただきました。

まともにバイクを運転するのは、20年ほど前、イタリア製のおもちゃみたいな電気バイク(25万円くらいだったと記憶してます)をお遊びで購入した時以来。気の利いたインプレッションを語れるほどバイク乗りの知見はないですが。

200〜300mほどの直線道路を何度か往復して感じたのは、まず「軽い!」ことでした。ポップなデザインの印象もあるのでしょうが、取り回しが軽快で扱いやすいと感じます。原付一種規格なのでモーターの定格出力は500Wと控えめですが、そこは電動車、加速の立ち上がりも十二分にパワフルです。ボタンひとつのオートクルーズ(ブレーキ掛けると自動的にオフ)も簡単に使いこなせます。坂道などは試すことができませんでしたが。

結論として私が強く感じたのは「これでいいじゃん!」ということでした。エンジンの原付バイクは排ガスが未だに臭いですが、電気バイクは排ガスなんて出ないし静か。むしろ、エンジン原付に乗ってる人はどんどん乗り換えるべきですよね。

USBポート標準装備でスマホの充電も可能。

現実的に、今、我が家では原付バイクの必要がないので自分で購入予定はないですが、通勤などで原付を使っている人であれば「買わない理由が見つからない」くらい、よく出来た電気バイクだと思います。もちろん、毎日片道50kmくらい走るという人には勧められないですけど、原付でそんなに走る人はなかなかいないでしょ。

さらに強く感じたのが「なんで、日本メーカーはこういう電気バイクを出さないの?」ってこと。出川さんの番組で使っているヤマハの電気バイクのバッテリー容量は『niu U』の半分程度の0.5kWhでしかありません。1kWhにすれば、格段に実用性は向上するはずで、今や、さほどコストも変わらないのではと思うのですが。まさか、バッテリー容量を増やすと番組が成立しなくなることに配慮しているのでしょうか?

齋藤さんによると「充電ステーションの存在」は、『niu U』をはじめとする電気バイクを販売していく中での大きな課題ではある、とのこと。以前の記事『国内4社が電動二輪車の交換式バッテリーコンソーシアム創設。電気バイクの波が来る?』でも紹介したように、国内のバイクメーカー4社が交換式バッテリーとそのバッテリー交換システム標準化の検討を進めていますが、もし標準化がされたとしても、MSソリューションズのように小さなメーカー(発売元)が「コンソーシアムに参加できるかどうかすらわからない」ということでした。個人的には「1日の移動距離は50kmまで」と割り切って使うのが、最も賢明だと思うところもありますが……。

ちなみに、今回、MSソリューションズが『国際雑貨EXPO』に出展したのは、「従来のバイクショップだけでなく、ディスカウントストアや家電量販店、あるいはほかの業態まで含めて、この『niu U』などの電気バイクの販売店を募集するため」とのことでした。興味のある人は、問い合わせてみてください。

【XEAM 販売店募集ページ】

(寄本好則)

この記事のコメント(新着順)26件

  1. 台湾のGogoroが早く日本に進出して欲しい
    最新車種だと航続距離170kmあって、普通のバイクとしても十分実用に耐えると思う
    充電ステーションも来れば最高だけど、日本の状況を考えればさすがに高望みか

  2. 原付免許で乗れる電動バイクいいですよね。僕も欲しいです。
    20万円以下なら折畳み可能な[ブレイズEV]がありますよ!!
    スペックは出力0.35kW、航続可能距離30km(運転手55kgの場合)、本体重さ15kg(耐荷重120kg)、充電時間4時間程度なのでi-MiEVのトランクに積んでそこからチョイと出かけるのにはよさそうです。
    個人的に強度や電池への不安が残りますが、自宅自転車置き場へのアプローチを考えると従量的に腰への負担が少ないことから候補にはなります。
    もしこれを買って旅をするなら…それこそ出川哲朗の充電旅みたいに「やばいよ~電池無くなっちゃう~止まっちゃうよ~」も一興かもしれません。
    ただこれも電池の問題があります。出川哲朗の充電旅に使われているヤマハE-vinoで2時間ですが…東芝SCiBを1kWh搭載した電動バイクが出ればJ1772普通充電器から20~30分で充電できるとも考えられます。
    1kWhもSCiBを積んでいればインバータからAC100V出力してポータブル電源の代わりになるかもしれませんし、景勝地でIHクッキングとか災害停電の助っ人を果たすとか新たなシーンが生まれてくると思います。要は考え方次第じゃないですか!?
    バイク3ない運動で日本のバイク企業を衰退に追い込んだ文部科学省より新たな提案に飛びつきそうな経済産業省に期待したいです。

  3. バイク屋としての意見を言わせて頂きます。
    ちゃんとした整備士が居れば、故障したバイクが直るって訳でも無いんですよ。
    修理し慣れた車種のバイクでも故障箇所を判断し切れずに、メーカーに電話して整備相談して故障箇所を突き止め…
    なんて事もよくあります。
    故障箇所を突き止めてしまえば、後はただ手を動かすだけなんで、そんな難しくは無いんですけどね。
    全く構造から何から違う初めて見る電動バイクは、故障箇所を正確に診断できる気がしません。
    お医者さんが獣を診察するような物です。
    どっちが難しいとかでは無く、やった事の無い仕事で不確定な事が多すぎるんですよ。
    つまり、修理する能力自体が一般のバイク店には無いのが現状です。

  4. 質問が2点あります。お答え頂けたらありがたいです。
    ①アラームがしょっちゅう鳴り うるさい!停止は出来ないものでしょうか?
    ②発進が急すぎて いつもビックリ!もっとスムーズにならないものでしょうか?
    まだ数100メートルくらいしか試乗していません。

  5. 10月14日に納車いただき、快調に使用しています。モーター由来の動き出しパワーに慣れなくて、ブレーキを多用していた間は、バッテリーがずいぶん保ったのですが、
    スポーツシフトでクルージング機能を楽しめるようになった今、20km移動すると、
    残バッテリーが20%になってしまい、ドキドキです。
    幸い、通常の通勤で1日2.7kmしか使用しませんので、たとえ買い物に行っても充分です。車庫にしまうことができるので、充電も容易で、助かります。
    10km先まで出かけてみた時には、クルージングのスイッチを入れようとすると、
    クラクションに触れてしまうことが度々あり、ちょっと恥ずかしかったです。
    ウインカーを消し忘れてしまうこともあります。
    同社の他車種にウインカーのオートオフが付いているのを混同し、こちらの機種にも付いていると思い込んでいたせいもあり、この機能が無いことはちょっと残念でした
    ですが、とても静かで、扱いやすく、乗って良かったと思っています。
    行動範囲があまり広くなく、保管スペースが確保できる方には本当にオススメします。

  6. >なんで、日本メーカーはこういう電気バイクを出さないの?
    一応日本にはアクセスという電動バイクメーカーがあったり。
    値段も性能も似たり寄ったりだけどキーレスとかオートクルーズがないので機能面は負けてそうだしデザインで言えばこっちのほうが上だと思う。
    ただniu Uが70㎞走れると言ってるのはちょっと疑問。
    アクセスの似たようなスペックのバイクが50kmでこっちが本当に70㎞走れるのだろうか?
    そして最後は耐久性。
    こればかりは5万㎞位走らないとわからないけど電動バイク自体絶対数が少ないからサンプルがあんまり見つからないんですよね。

    1. あああ さん、コメントありがとうございます。

      アクセスさんは知りませんでしたが、こちらも中国EVバイクを輸入してらっしゃるようですね。
      私としては、ネクストクルーザーという原付四輪を扱っている名古屋のブレイズという会社が気になっています。

  7. K・MORIさま
    niu U購入者です。
    私は、WEB購入で、近所の自転車店を受け取り店として申込しました。
    すると、希望のショップがXEAMと取次店として契約していただき、無事に最寄りのショップで購入でき、メンテナンスもして頂けることになりました。
    希望するショップ様の店名を受け取り店としてWEB注文するとXEAM社がそのショップと取次店としての契約交渉を進めてくれるものと思われます。

    天気のよい日は片道20kmの通勤で、音も振動も臭いもなく給油不要でとても便利に利用しています。ただし、予備バッテリー(高いのがネック)が必須です。
    充電器が高温になるので、充電器に足をつけて、壁面に固定したうえで、USB冷却ファンを仕込みました。

    1. まっくんち様
      アドバイスありがとうございます!
      なるほど、自転車屋さんという方法もあるのですね。
      実は、今まで原付のタイヤ交換はごく近所の自転車屋さんにお願いしており、
      もし、パンク修理など発生した時には、とりあえず、相談してみます。
      本日、雨の中、納車受け取りに行き24kmの道のりを走って帰ってきました。高低差がかなりあり、バッテリーが心配でしたが残60%で到着できました。
      今日から購入者になりました。安全運転で、楽しみたいと思います。

  8. 本当に親身になっていただき、ありがとうございました。
    販売店さんは昨年の検討時に調べておりました。
    自宅から最寄りの販売店さんまで21kmです。途中、少々高低差(登り下り)があり、
    電気だと、販売店さんから自宅までたどり着けるか・・・微妙なレベルです。
    先日、XEAMさんに、メンテナンスの問い合わせを改めて行いました。
    同様の回答を頂きました。
    ですが、とにかくオーナーにならないと、XEAMさんがオートバイ屋さんに
    「修理してもらえませんか?」と問い合わせることが出来ないとのこと。
    それももっともだと思いました。
    オートバイ屋さんも「故障したときには」という、仮定のお話では、回答できませんよね。
    「作りはバイクと同じです」「困ってる人がいるんです」「部品はすぐに送ります」
    と、具体的に交渉したいですよね。
    と、いうわけで、電気バイクのメンテナンスを確保するためには、まず、オーナーになることが必要なのだと、考えるに至りました。
    本日、購入の申し込みをさせていただこうと考えています。

    温かいアドバイスをありがとうございました。

    1. K・MORI さま、丁寧なお返事をいただきありがとうございます。

      > 本日、購入の申し込みをさせていただこうと考えています。
      素敵です!
      感想やショップ開拓のその後など、ご迷惑でなければ数か月後に取材をさせていただきたいくらいです。

      原付バイクとはいえEVライフ、お楽しみください!

  9. K・MORIさま、MSソリューションズに「どうなんですか?」と尋ねてみました。

    ご予約を頂いた後に近隣地域での店舗開拓を行い、店舗開拓の進捗をお客様にご連絡し、ご納得頂いた後ご入金、とのこと。

    以下、メールでいただいた回答です。

    万が一お客様の近隣で店舗開拓が出来なかった場合でも
    自走不可能な故障の場合は「出張修理」が可能な場合があります。
    ※有償となります。

    ただし、出張修理の可否については
    店舗様の判断となるため、修理について
    ご不安ということであればお住まいの住所から最最寄りの店舗様に
    出張修理の可否をこちら(MSソリューションズ)から問い合わせる事も出来ます。

    「電動バイク」はまだまだバイク店様にも受け入れて頂く事が難しく、
    開拓が難航することもありますが、当社としては「EVの普及」の為にも
    店舗開拓に今後も力を入れていく予定です。

    検討されている方のお近くにも店舗開拓できるよう尽力いたしますので、
    引き続きご検討を頂ければ幸いです。

    以上。

    つまり、ユーザー拡大とともに店舗開拓進行中、ということですね。
    インフルエンサーとして、楽しくチャレンジングなEVバイクライフを!
    と、勝手なエールを贈らせてください!

  10. 取り扱いをしてくださるところが、増えてくれるように祈っています。
    XEAMさんに、リクエストもしてみます。
    やっぱり、購入することが、修理をお願いしやすくするので、
    近隣(せめて隣市程度には)取り扱っていただけると、嬉しいですね。

    1. K・MORIさま、コメントありがとうございます。
      XEAMの取り扱いショップがウェブサイトで紹介されています。
      https://xeam.jp/shop/
      お住まいの近隣にうまくあるかどうかわかりませんが、購入する際にはいずれかのショップへのコンタクトが必要でしょうし、修理についても相談なさってはいかがでしょうか。

      XEAMでは、バイクショップ以外の販売店募集を行っています。そもそも故障リスクが少ない。何かあればXEAMで対応可能、とかの目算があるのだろうと思います。

    2. コメント投稿遡って神奈川県にお住まいと気付きました。
      横浜市、川崎市、厚木市、相模原市、藤沢市、小田原市には取扱ショップがあるようですね。

  11. こんにちは。私も原付に乗っており、miu Uの購入をかなり真剣に考えております。発売前から、検討しているのですが、どうしても踏み切れない理由が、メンテナンスの問題です。神奈川在住ですが、取扱店が少ないため、
    ━故障したとき、どうしたらいいの?
    と、考えてしまいます。

    1. K・MORI様、コメントありがとうございます。一度、販売元にお電話されてみては?とてもレスポンスの良い会社だと思います。

    2. お返事ありがとうございます。検討中にメールにてXEAMさんに、問い合わせさせていただいたことがあり、
      「パンクなど故障時には?」とお聞きしたところ、近隣のバイク屋さんにて修理可能、部品の発送も可能」と回答を頂いたのです。
      そこで、近隣バイク店を訪問し、「電気バイクの購入を考えているが・・・」と、話し始めたところ、全く取り合っていただけず、原付バイクの購入を勧められてしまいました。部品を送っていただいても、取り扱っていただけないのでは?と、不安が残り、購入へ踏み切れないでいます。

    3. そうなんですね、認証工場じゃないけど、きちんと取り扱ってメンテナンスしてくれる会社がないと困りますね。バイク屋さんはメンテナンスであまり儲けてないから、新車買わないとお客様扱いしてもらいづらいかもしれないですね。
      よいバイク屋さんが見つかるといいですね。XEAMさんに、近隣のバイク屋さんや修理してくれる会社さんを開拓してもらえるよう要望されるのがいいかもしれません。どのメーカーも最初はそうやって少しずつ広げていくのでしょうし。。お役に立てずすみません。

  12. 電動の問題はその充電時間。
    ガソリンだと数週間分が数分一度で済むところを、一日、二日が数十分、数時間なわけで。
    戸建てなら駐輪場にコンセントでも済む話でしょうが、集合住宅で充電のために毎日バッテリーを抱えての往復は思っていた以上にしんどいわけです。
    例えば日々の通勤通学に気軽に使えると言うにはまだまだ敷居が高いというのが現実ですね。

    1. 電動失敗者 様、
      >>集合住宅で充電のために毎日バッテリーを抱えての往復
      は流石に無理かと(笑)

      集合住宅に関しては、普及に伴ってハードルは低くなるでしょうし、そのうち法制化も進むと思います。なんといっても真っ暗な車庫がない以上、電気は確実に来ていますから。

    2. 電動失敗者さま、コメントありがとうございます。

      購入された電動車はe-vinoでしょうか。だとすると、バッテリーは5kgくらいでしたっけ。毎日のこととなると、たしかに面倒に感じる気持ちも理解できます。
      この記事で取り上げて試乗した miu U の航続距離は70km。これならかなり敷居は下がるのでは? と感じたんですけど。
      乗用車EVもそうですけど、マイモビリティの電動化には、たしかに使う側の考え方やライフスタイルにもそれなりの変化や適応が求められる面があると思います。欧州高級EVは、その敷居すら取り除こうとして350kWとかにご執心なわけですが、個人的には「電池に合わせて暮らそうよ」という思いもあります。
      これから、電動車の世界がどんなふうに広がっていくのか。2020年を境にますます動きが活発になりそうで、楽しみにしています。

  13. 最高出力は何Wなんでしょうか?

    当方、山の中腹に住んでいるので、きつい目の坂でも走れるのでしょうか?

  14. エンジン式の中古原付を買おうかと思っていたところ、電動バイクという選択肢に出会い迷っているところです。niu U良さそうですね。

    1. 原付探し中 さま、コメントありがとうございます。

      niu U、いいですよ。ぜひ一度試乗してみてください。

  15. 貴重な記事、ありがとうございます。
    おっしゃる通り、原付に乗ってる人なら、電動の原付、買わない理由はないと思います。
    自分はEVに乗っています。実際にEVとか乗ったことがない皆さんは、航続距離が短い、充電ステーションが少ない、充電時間が長い、とか心配しますが、実は取り越し苦労なんですね。おっしゃるように、原付で一日50キロ以上走る人はあまりいないんじゃないでしょうか。家に帰ってコンセントに差し込んでおけば朝には満タン。ガソリンスタンドによらなくて済むだけ便利です。まずは高速充電のインフラの整備から、すぐに交換できるバッテリーの開発を急がないと、というような考えは、ガソリンスタンドでしか給油ができないガソリン車モードの考え方で、逆に、じっさい使わないときに充電しておく携帯電話と同じような物だと考えたら、ガソリン車よりも便利だと気が付くはずです。

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この記事の著者


					寄本 好則

寄本 好則

兵庫県但馬地方出身。旅雑誌などを経て『週刊SPA!』や『日経エンタテインメント!』の連載などライターとして活動しつつ編集プロダクションを主宰。近年はウェブメディアを中心に電気自動車と環境&社会課題を中心とした取材と情報発信を展開している。剣道四段。著書に『電気自動車で幸せになる』『EV時代の夜明け』(Kindle)『旬紀行―「とびきり」を味わうためだけの旅』(扶桑社)などがある。日本EVクラブのメンバーとして、2013年にはEVスーパーセブンで日本一周急速充電の旅を達成した。

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