ドイツ自動車工業会(VDA)が電気自動車・自動運転車両への680億ドルの投資

ドイツ自動車工業会(VDA)は、国の自動車メーカー全体で次の3年間に電気自動車及び自動運転車両開発に680億米ドルを投資し、2023年までに100以上の電動化モデルをショールームに揃える計画を発表しました。

ドイツ自動車工業会(VDA)が電気自動車・自動運転車両への680億ドルの投資

元記事:VDA Projects $68 Billion Investment In Electric & Autonomous Cars by Steve Hanley on 『CleanTechnica』

電気自動車の激増なしに炭素排出基準クリアは不可能

今年のジュネーブモーターショーのオープニングに先立ったプレスリリース用の文章で、VDA会長のBernhard Mattes氏は「私達は次の3年間で電動化に400億ユーロを投資し、デジタル化、コネクテッド化そして自動運転化に更に180億ユーロを投じます。電動化の大きな波がヨーロッパに来るのです。(自動車の)電動化無しに2030年までの欧州内でのCO2削減目標は達成できません」と述べています。ロイター通信によりますと、氏はさらに欧州全域での適切な“規制整備”を呼びかけました。

Mattes氏はドイツの自動車メーカーが電気自動車の生産を目覚ましく増やさない限り、欧州連合に課された2030年炭素排出基準をクリアするのは不可能であると指摘しました。ガソリンもしくはディーゼルエンジンを積んでいる車は、電池か電気モーターの何らかのアシスタンス無しでこの基準を満たすことがほぼでき無くなると見られます。

電気自動車が増えるということは、充電スポットもさらに必要になるということであり、氏はヨーロッパでの充電インフラの増大を呼び掛けています。政府主導でのスポンサーシップも役立つでしょう。

ドイチェ・ヴェレ(ドイツの国際放送事業体)の報告によりますと、部分的には経済の停滞を理由として、VDAは今年の車両生産量がかなり落ちると予想しています。2019年の生産量は全体で約4800万台になり、去年と比べて5%減ることになるでしょう。ドイツでは現在83万人以上が車産業に従事していますが、VDAは総生産量が減っても雇用は安定して残ると見ています。

頭のよろしくないトランプがニューヨークオフィスから外に出るとベンツを見かける事が多すぎるという理由から、ドイツ製の車に制裁関税をかけるとの脅しをかけてきていますが、VDAはアメリカへの輸出も安定して行われると予想しています。トランプからの敵対的なアクションが無ければ、ドイツからの電気自動車はアメリカの顧客のために大西洋を渡る道を見つけられるでしょう。

(翻訳・文 杉田 明子)


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