テスラモデルX 2回目の12Vバッテリー交換

2017年に納車、2020年4月に1回目の12Vバッテリー交換をしていましたが、2022年9月に2回目の12Vバッテリー交換警告が出て、自費で交換しました。月曜日にアラート、金曜日にモバイルサービスで修理完了です。

テスラモデルX 2回目の12Vバッテリー交換

12Vバッテリー不具合はよく聞くトラブル

私のモデルXは、常時(夜間、自宅に駐車中も、という意味です)ドライブレコーダーが連続録画しており、またたまにWiFiルーターもONのままのことがあります。そのため、12Vバッテリーへの負荷は他の方より大きめだと思いますが、今週とうとう、2回目の12Vバッテリー交換警告が表示されました。

2022/8/29朝、12Vバッテリー交換の警告画面
2022/8/29朝、12Vバッテリー交換の警告画面

寄本編集長と富士山五合目に登る約束をしていたので、「ああ、スクリーンショットに全部警告が映りこんじゃうな」と思いましたが後の祭り。急いでアプリでモバイルサービスに連絡を入れ、取りあえず予約を入れました。

前回の12Vバッテリー交換は2020年4月。新車から2年半程度で交換していますが、今回も寿命はたったの2年半。短すぎるように思います。

テスラは、車がロックされると、データセンターから指示された仕事(主に、自動運転中のデータで指定の条件に合致するデータの送信)がなければ、スリープという状態に入ります。このスリープ中は多くのシステムの電源が落とされ、高電圧バッテリーから12Vバッテリーを充電するDC-DCコンバーターもOFFになります。すなわち、スリープ中は電圧監視は入っているものの、基本的には私の常時録画のドラレコも、12Vバッテリーを消費しているわけです。

しかしそれはいつまでもは続きません。ドラレコ程度でも消費電力はそこそこあり、40Ah容量の12Vバッテリーは長くは持ちません。テスラの場合は継続的に電圧監視が行われており、12Vバッテリーが一定以下の電圧になると自動的にコンタクターを閉じ(=高電圧バッテリーから電力供給を行えるようになる)、DC-DCコンバーターを動かして12Vバッテリーに充電します。

この純正の12Vバッテリーは電気自動車やプラグインハイブリッド用のディープサイクルバッテリーATLASBX B19。それでも寿命はこれくらいということで、新しい世代の車両ではリチウムイオン電池に取って代わられるようです。

きちんとデータを集めたわけではありませんが、補機用12Vバッテリーの電圧が低下してシステムへの電源供給ができなくなるといったトラブルは、テスラ以外のEVユーザーからもよく聞く事例です。交換パーツなどがエンジン車に比べて圧倒的に少ない一方で、EV運用の意外な要注意ポイントでもあります。新たなEVオーナーの方はご注意ください。

今回は4年間の新車保証期間が経過しており、12Vバッテリーは保証対象外ということで、9月2日に、会社の駐車場で実費にて修理していただきました。モバイルサービスでは、自宅や会社、また駐車場所有者の許諾が得られるなら宿泊中のホテルや月極駐車場などでも、サービスカーで来てもらって修理してもらうことが可能です。明細は以下のようになりました。

工賃:Battery – 12V (Remove & Replace) 4,900円
部品:BATTERY,12V,ATLASBX B19,FLOODED(1046200-10-C) 22,726円
合計 27,626円(税込30,388円)

2回目の12Vバッテリー交換の請求書
2回目の12Vバッテリー交換の請求書

実は、私のモデルXは本来保証対象外となるような100Vインバーターの取り付けを行っています。災害時に緊急用電力を取り出せるようにするためと、レジャーなどで気軽に電気を使えるようにするためです。

参考:12Vバッテリー周りの配線
参考:12Vバッテリー周りの配線

アンダーソンコネクター(バッテリーとインバーターの間に入れているコネクター)は外した状態にもちろんしてありましたが、バッテリー直結のケーブルはそのまま。先に取り外ししないといけないかな、、と心配していましたが、特に問題なく、バッテリー交換を行っていただくことができました。赤くて太い線が、インバーターに向かうバッテリー直結の配線です。こちらの写真は、12Vバッテリー交換前の写真となります。

※アイキャッチ画像はバッテリー製造元のHankook AtlasBXのサイトからお借りしました。

(文/安川 洋)

この記事のコメント(新着順)5件

  1. 他車ですが、e-nv200に乗ってます
    中古で丸2年経ちました
    買った時や、コンピューター周りのトラブルの時もバッテリーがヘタってると言われましたが、
    結局トラブルも無く使っています
    テスラ車はバッテリーへ充電してくれるのですね
    e-nv200はインバーターが標準装備で100V15Aが使えるので大変便利です
    今月末モデルy納車ですが、インバーター欲しいと思っています

  2. 当方は30kwhリーフですが,補器バッテリーにはエコピュアとか言う延命装置を付けています。
    絶えず高電圧のパルスを出して,バッテリーのサルフェーションを防止する装置だそうです。
    今新車から7年目,走行距離は7万キロを超えましたが,バッテリーは健在です。
    CCAメーターで測定しても異常はありません。
    ディーラーからは,車検のたびにバッテリー交換を勧められますが,実験中という理由で断っています。
    聞くところによると,この延命装置を付けていると10年は使えるそうです。
    あと,3年どうなるか楽しみです。
    本来EVはセルモーターを回すわけでは無いので,バッテリーにはとても優しい使い方をしていると思います。
    数年でダメになるのは残念ですね。

    1. 足立様、コメントありがとうございます!
      http://eruma.jp/faq.html
      これですね!なるほど~確かに科学的に説明してあって、バッテリーの寿命は伸ばせそうです。テスラは諦めてリチウムイオンに移行することにしたようですが、電子回路の付加で10年使えるならこちらのほうがベターですね。
      情報ありがとうございました。

  3. 安川さんはもう2回目ですか、私は5万km乗って4年半で交換を指示する表示がでました。
    4年間の車両保証も切れましたので12Vバッテリーをリチウムイオンにしてみました。
    9万円近くするOhmmu製ではなくPOWER7を取付けました、交換から半年が過ぎ1万km程走りましたが今のところ問題は出ていません。
    バッテリーBOXに加工が必要なのでお勧めは出来ませんが約3kgの軽量化となり、安川さんと同じくDC-ACコンバーターにて100Vのエアコンも駆動が出来ましたので停電時に力を発揮してくれる事でしょう。
    ところでオドは10万kmを突破しましたか?

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この記事の著者


					安川 洋

安川 洋

日本アイ・ビー・エム、マイクロソフトを経てイージャパンを起業、CTOに就く。2006年、技術者とコンサルタントが共に在籍し、高い水準のコンサルティングを提供したいという思いのもと、アユダンテ株式会社創業。プログラミングは中学時代から。テスラモデルX P100Dのオーナーでもある。

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