ボルボのEV『C40 Recharge』試乗レポート〜AWDモデルは上質な走りが印象的

ボルボ・カー・ジャパンは2022年10月、電気自動車『C40 Recharge』と『XC40 Recharge』の新年度モデルデリバリーがこの秋に始まったことを受けて、メディア対象の試乗会を実施しました。今回は、EV専用デザインを採用している『C40 Recharge』の試乗レポートをお伝えします。

ボルボのEV『C40 Recharge』試乗レポート〜AWDモデルは上質な走りが印象的

MY2023でシングルモーター仕様が追加

少し間が空きましたが、前回のボルボ『XC40 Recharge Plus』に続いて、今回は2023年モデル(MY2023)になった『C40 Recharge』についてお伝えしたいと思います。

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日本では2022年春にデビューした『C40 Recharge』は、駆動用モーターを前後各1個を搭載しているAWDの上級グレード『C40 Recharge Ultimate』のみでした。

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今回、MY2023に進化したのとあわせて、日本にもFWDの『C40 Recharge Plus』が導入されています。このうち、今回の試乗会で乗ることができたのはAWDの『C40 Recharge Ultimate』でした。

『C40 Recharge』と『XC40 Recharge』は、『Ultimate』も『Plus』も、内燃機関(ICE)車と共用ではあるものの、電動化を前提にして開発した小型車向けプラットフォーム「CMA(コンパクト・モジュラー・アーキテクチャー)」を採用しています。加えて『C40 Recharge』は外観デザインを新たにおこし、ボルボ初の電気自動車(EV)専用モデルとして登場しました。

モーターとバッテリーがモデルイヤーの違いで変更に

大黒PAでは三菱eKクロスEVに挟まれました。何かのテストだったようです。

価格は、車体が専用デザインになっていることもあり、ICE車と同じデザインの『XC40 Recharge』より20万円高くなっています(2022年10月31日時点)。

円安などの影響でさらに値上げする可能性もありますが、それでも最高出力や必要十分なバッテリー容量などの性能を考えると、高級EVとしてはお買い得感を感じるモデルでもあります。

XC40 Recharge PlusXC40 Recharge UltimateC40 Recharge Plus(MY23)C40 Recharge Ultimate(MY23)
価格(税込み)579万円679万円599万円699万円
電気系
駆動方式FWDAWDFWDAWD
モーター搭載位置前車軸(計1個)前後車軸(計2個)前車軸(計1個)前後車軸(計2個)
モーター種類永久磁石式交流同期永久磁石式交流同期永久磁石式交流同期永久磁石式交流同期
定格電圧370V396V358V396V
最高出力170kW(231ps)
/4919-11000rpm
前後150kW(204ps)
/4350-13900rpm
170kW(231ps)
/4919-11000rpm
前後150kW(204ps)
/4350-13900rpm
最大トルク330Nm/0-4919rpm前後330Nm/0-4350rpm330Nm/0-4919rpm前後330Nm/0-4350rpm
駆動用バッテリー
種類リチウムイオンリチウムイオンリチウムイオンリチウムイオン
容量69kWh78kWh69kWh78kWh
電圧/容量358V/194Ah403V/194Ah358V/194Ah403V/194Ah
バッテリーセル数9610896108
充電出力普通:9.6kW/急速:150kW普通:9.6kW/急速:150kW
電費
一充電走行距離(WLTC)502km484km502km484km
電力消費率159Wh/km
(6.29km/kWh)
188Wh/km
(5.31km/kWh)
159Wh/km
(6.29km/kWh)
188Wh/km
(5.31km/kWh)
寸法・重量
全長×全幅×全高4440×1875×1650mm4440×1875×1595mm
ホイールベース2700mm2700mm
車両重量2000kg2150kg2000kg2150kg
最小回転半径5.7m5.7m
定員5人5人
補助金(CEV補助金)
※今年度の場合
65万円65万円65万円65万円

2022年モデル(MY2022)からMY2023への変更点は、モーターがバージョンアップしたことや、航続可能距離は変わったこと、バッテリーが変わったことなどです。

ボルボの取扱説明書によれば、モーターは『Ultimate』は「EAD3.1」のままですが、シングルモーターの『Plus』は「EAD3.4」になっています。とはいえ具体的な変更点は不明です。

バッテリーは、2022年モデルの『Ultimate』では324セル/396Vだったのが、2023年モデルでは108セル/403Vになっています。バッテリー容量は78kWhで変わりません。明らかにバッテリーの種類が変わっていますが、供給元は非公表です。

<編集部注:電気自動車の駆動用バッテリーのスペックで示される「総電圧」はバッテリーの定格電圧なので、108セルのバッテリー構成だと実際の電圧は、SOC:0〜100%の幅の中でおよそ50Vほど変動することがあります。日本国内のチャデモ規格による急速充電器には最大450Vという仕様も多いので、満充電近くになると最大の450Vを超えてエラーが出て、充電が止まってしまうのでは? というのはちょっと心配です。こうしたEVは他にもあるので、改めて長距離試乗などの機会を設けて検証してみたいところです>

なおシングルモーターの『Plus』は96セル/370Vです。ツインモーターと電圧もセル数も違うのは、前後の配分をしているせいなのかもしれませんが、詳細不明です。

『Ultimate』のセル数で考えると、MY2022では3並列になっていたのが、MY2023では1並列になっていることが伺えます。同じく『Plus』も1並列です。それだけ1セルのサイズが大きくなっているわけですが、このセルを作っているのはどこなのだろうと考えながら記事を検索していたら、EVsmartブログの記事に行き当たりました。というか、自分で書いていました。

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記事では、ボルボとポールスター、それにCMAのプラットフォームを開発した吉利汽車(Geely)グループの車を、ボルボが運営する中国浙江省台州市路橋区(Luqiao)にある工場で生産することが発表されたことを紹介しています。生産するのはCMAを使用するEVです。

またボルボは2019年にCATLおよびLG化学の2社と、バッテリー供給に関する契約を結んでいます。だとすると、サイズの大きなセルは2社のどちらかの可能性が高いですが、もし日本向けEVの生産が中国の工場だとすると、コストを考えてもCATLになるのかもしれません。

CATLは2020年11月に、フォルクスワーゲン『ID.4』に角型のバッテリーを供給することを発表しています。発表時のイラストでは、だいぶサイズが大きいようにも見えるので、もしかするとボルボに供給するものと同じかもしれません。

まあ、これらはあくまでも筆者の推測なので、当たっているかどうかは読んでいただいた方の判断におまかせします。

モデルイヤーによるもうひとつの違いは航続距離です。1回の充電での航続可能距離(WLTC)は、『Ultimate』のMY2022が485kmだったのが、MY2023では484km、1kmあたりの電費はMY2022の187Whが、MY2023では188Whになっています。微妙に数字が落ちているのは、バッテリーやモーターの変更に伴う制御の変更と思われますが、これも推測の域を出ません。

2モーターはとにかくパワフル

ここまで推測と臆測と公式発表を織り交ぜてお送りしてきましたが、ここからは『C40 Recharge』の実車に乗った印象をお伝えします。

今回の試乗のスタートはインターコンチネンタル横浜で、横浜の都市高速をグルッと回る感じです。

乗り込んでまず感じたのは、空が広いことでした。『C40 Recharge』はシングルモーターもツインモーターも、パノラマルーフが標準装備です。当日は天気が良くなかったのですが、青い空の下で走ったら気持ちよさそうです。

さて、いざスタート、と思ってスタートボタンを探したのですが、ありません。そういえば『C40 Recharge』は、キーが車内にあれば、ブレーキペダルを踏んでシフトレバーをD(ドライブ)かR(リバース)に入れるとシステムが起動して走行できるので、スタートボタンは付いてないのでした。忘れてました。あ、実は前回試乗記を紹介した『XC40 Recharge』より先に、『C40 Recharge』に乗っていたのでこんなことになったのでした。

『C40 Recharge』のシステムオフは、パーキングブレーキをして運転席のドアを開けるだけです。取扱説明書によれば、センターディスプレーの設定モードからもオフにすることができますが、オフまでに3回の操作が必要なので、あまり使うことはなさそうです。

乗り出してすぐに感じたのは、ツインモーターの『Ultimate』は「やっぱりパワーが段違い」なことです。道の様子を見ながらアクセルを思い切り踏み込むと、首がちょっと後ろにもっていかれます。

ここまでのパワーをどこで使うのかなあと筆者のような平民は毎度のように思ってしまうのですが、そう感じる人にはシングルモーターの『Plus』が価格も100万円安いですし、パノラマルーフもついてるしでお買い得感が高いように思いました。

でもAWDは、路面状況に関係なくきっちりと接地している感触があって、走りには安心感があって上質です。上質を求める方にとっては、100万円の上乗せもお値頃なのかも知れません。

ワンペダルの操作感は、『XC40 Recharge』同様にとても自然に感じました。基本的な制御は同じはずなので、当然といえば当然ですが。速度に合わせて重さが変化するパワーステアリングも違和感はなかったのでした。むしろ日本車に多い、やたらに軽いステアリングの操作感よりずっと自然に感じます。

なおステアリングの重さはセンターディスプレイの設定で、「重く設定」のオン/オフが切り替えられるようですが、試乗の時には時間がなくて試せませんでした。

ちょっと気になったのは、後方視界の悪さです。『C40 Recharge』はリアのラインを下に絞っていることもあり、リアウインドウの上下幅が狭くなっています。このため、筆者の身長(168ccm)の目線だとルームミラーの視界がリアウインドウの高さに合わず、比較的近くの車しか視認できなかったのでした。

ハッチバッククーペというデザイン上の制約なのかもしれませんが、車線変更時はもちろん、クルクル回る赤灯の付いた車をできるだけ早く発見するためにも、もう少し後方がきちんと見えてほしいなと思いました。

フランクは内蓋付き。
センターコンソールにはゴミ箱を標準装備。
グローブボックスのフックも使いやすくて好印象。

バッテリー容量での価格はボルボは優等生

ここからは、EVsmartブログ恒例のバッテリーコストから見た価格比べをしてみたいと思います。このところ新しいEVがどんどん増えているので、まあほとんどが輸入車ですが(日本メーカーにも奮起を期待しつつ)、改めて比べてみたい(記事末に表を掲載)と思います。

もちろん、装備や車の性能、質の違いがあるので、バッテリー容量あたりの価格で車の善し悪しがわかるものではありませんので、そこはご了承ください。あくまでも目安でございます。

ということで、SUVの中では、もっとも1kWhあたりの価格が安いのはヒョンデ『IONIQ 5』のFWDモデルで、約7万1500円でした。これにわずかの差で勝っているのが、SUVではないですが、運転支援機能などがオプションになっている日産『リーフ e+』の「X」グレードで約7万円です。おそらく、日本で売っているEVの中ではもっともバッテリー容量あたりの価格が安いです。

ただ、『リーフ』は今後、値上げされることが発表されていて、9月23日以降は受注がストップしています。値上げ後の販売開始時期や値上げ幅は未定です。

『リーフ』の最安グレードに匹敵するのが、なんとアウディ『Q4 40 e-tron』で約7万3000円です。車両価格は、『IONIQ 5』が519万円、『リーフ e+ X』が422万1500円、『Q4 40 e-tron』が599万円です。

こうしてみると、60kWhという大容量ながら400万円台前半になっている『リーフ e+ X』のコスパは、プロパイロットのような運転支援機能など、オプションが不要という人にとっては、かなり良好です。

でも視点を変えると、ほぼフル装備状態の価格である Q4 e-tronやIONIQ 5、さらにはC40をはじめとする欧州ブランドの高級EVは、コスパ的にはとても良好です。手持ち資金と駐車場があれば、コスパ的にお買い得のEVが手に入るというわけです。もちろん筆者にはありませんが。

ところで、ここには入れていませんが軽EVの日産『サクラ』は、プロパイロットなどがオプションになっている「X」グレードでも1kWhあたりの価格が約12万円と、かなり高額です。単価だけで考えるとメルセデス・ベンツ『EQB 250』並です。車両価格が安いのはバッテリー容量が少ないからだということが、はっきりわかります。車両コストのほとんどをバッテリーが占めているのかもしれません。

こうして見ると、『サクラ』は極端な例ですが、総じてバッテリー容量が大きくなるほど1kWhあたりの価格は下がる傾向があるようです。その象徴が『リーフ e+』でしょう。

他方で、より高性能、高級な車はバッテリー以外のコストに大きな違いがありそうです。代表格なのはメルセデス・ベンツ『AMG EQS 53 4MATIC+』の22万円、BMW『 i7 xDrive60 Excellence』の16万4000円などです。

いずれも庶民には手の出ない高級車ですが、バッテリーの種類がそれほど多くない現状を踏まえると、明らかにバッテリーより装備品や基本的な車両性能の向上にかけているお金の方が大きいことが見てとれると思います。

そして今回の試乗車、ボルボ『C40 Recharge』は1kWhあたり9万円弱なので、全体の中では平均的なコストに収まっています。前述したようにパノラマルーフや運転支援システムなども標準装備なので、車の総合性能から見たコスパはとても良いと言えます。

いろいろ書いていますが、コストは安ければ安いほど良いというものでもないので、こういう見方もあるという参考程度に見ていただければと思います。安かろう悪かろうが論外なのは言うまでもありません。

以上、EVsmartブログから木野がお伝えしました。読者の皆さま、ごきげんよう、また次回をお楽しみにお待ちください。

電気自動車、1kWhあたりの価格を比べてみた

車名バッテリー容量駆動方式最大QC対応出力車両価格(税込み)価格/kWh
ボルボ
C40 Recharge Ultimate
78kWh4WD150kW699万円約8万9600円
ボルボ
C40 Recharge Plus
69kWhFWD150kW599万円約8万6800円
ボルボ
XC40 Recharge Plus
69kWhFWD150kW579万円約8万3900円
ボルボ
XC40 Recharge Ultimate
78kWhAWD150kW679万円約8万7000円
日産
アリア B6 e-4ORCE limited
66kWh4WD130kW720万600円10万9100円
日産
アリア B6
66kWhFWD130kW539万円約8万1700円
日産
アリア B9 limited
91kWhFWD130kW740万800円約8万1300円
日産
アリア B9 e-4ORCE limited
91kWh4WD130kW790万200円約8万6800円
日産
リーフ e+ X
60kWhFWD100kW422万5100円約7万円
日産
リーフ X
40kWhFWD50kW370万9200円約9万3000円
ジャガー
I PACE
90kWhAWD50kW1050万円約11万7000円
ヒョンデ
IONIQ 5
58kWhFWD90kW479万円約8万2600円
ヒョンデ
IONIQ 5
72.6kWhFWD90kW519万円約7万1500円
ヒョンデ
IONIQ 5 Lounge AWD
72.6kWh4WD90kW589万円約8万1200円
アウディ
Q4 40 e-tron
82kWhRWD94kW599万円約7万3000円
アウディ
e-tron GT quattro
93.4kWhAWD150kW1465万円約15万7000円
アウディ
e-tron 50 quattro S line
71kWhAWD150kW1070万円約15万円
アウディ
e-tron Sportback 50 quattro S line
71kWhAWD150kW1105万円約15万6000円
アウディ
e-tron 55 quattro S line
95kWhAWD150kW1216万円12万8000円
アウディ
e-tron Sportback 55 quattro S line
95kWhAWD150kW1251万円約13万2000円
メルセデス・ベンツ
EQA 250(MP202201)
66.5kWhFWD100kW733万円約11万円
メルセデス・ベンツ
EQA 250(MP202301)
66.5kWhFWD100kW782万円約11万8000円
メルセデス・ベンツ
EQB 350 4MATIC
66.5kWhAWD100kW870万円約13万円
メルセデス・ベンツ
EQB 250
66.5kWhFWD100kW788万円約11万8000円
メルセデス・ベンツ
EQC 400 4MATIC
80kWh4WD110kW960万円〜12万円
メルセデス・ベンツ
EQE 350+
90.6kWhRWD150kW1248万円約13万8000円
メルセデス・ベンツ
EQS 450+
107.8kWhRWD150kW1578万円約14万6000円
メルセデス・ベンツ AMG
EQS 53 4MATIC+
107.8kWhAWD150kW2372万円約22万円
BMW i4 eDrive4083.9kWhRWD150kW750万円約8万9000円
BMW i4 M5083.9kWhAWD150kW1080万円約12万9000円
BMW i7 xDrive60 Excellence101.7kWhAWD150kW1670万円約16万4000円
BMW
iX xDrive50
111.5kWhAWD150kW1280万円約11万5000円
BMW
iX xDrive40
76.6kWhAWD150kW1070万円約14万円
BMW
iX3 M Sport
80kWhRWD80kW862万円約10万8000円
DS オートモビル
DS 3 CROSSBACK E-TENSE
50kWhFWD50kW559万3000円約11万2000円
シトロエン
Ë-C4 SHINE
50kWhFWD50kW465万円9万3000円
プジョー
e-2008 Allure
50kWhFWD50kW506万円約10万1200円
プジョー
e-208 Allure
50kWhFWD50kW460万2000円約9万2000円
ホンダ
ホンダ e
35.5kWhFWD・・・495万円約13万9000円
マツダ
MX-30 EV
35.5kWFWD40kW451万円約12万7000円
スバル
ソルテラ ET-SS
71.4kWhAWD150kW638万円約8万9000円
スバル
ソルテラ ET-SS
71.4kWhFWD150kW594万円約8万3000円
スバル
ソルテラ ET-HS
71.4kWhAWD150kW682万円約9万6000円

※価格は2022年10月31日時点

(取材・文/木野 龍逸)

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この記事の著者


					木野 龍逸

木野 龍逸

編集プロダクション、オーストラリアの邦人向けフリーペーパー編集部などを経て独立。1990年代半ばから自動車に関する環境、エネルギー問題を中心に取材し、カーグラフィックや日経トレンディ他に寄稿。技術的、文化的、経済的、環境的側面から自動車社会を俯瞰してきた。福島の原発事故発生以後は、事故収束作業や避難者の状況のほか、社会問題全般を取材。Yahoo!ニュースやスローニュースなどに記事を寄稿中。原発事故については廃棄物問題、自治体や避難者、福島第一原発の現状などについてニコニコチャンネルなどでメルマガを配信。著作に、プリウスの開発経緯をルポした「ハイブリッド」(文春新書)の他、「検証 福島原発事故・記者会見3~欺瞞の連鎖」(岩波書店)など。

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