目次
電気自動車で事故を起こしたら、電気自動車はどうなる?
日ごろ安全運転に気を付けていても、事故を起こしたり、事故にあう可能性をなくすことはできませんよね。万が一のとき、どのように対処すべきかを知っておくことは重要です。JAFのサイトによれば、当事者は以下のことを行う必要があります。
- 運転を停止し、負傷者がいれば救護を行います。病院への連絡や救急車の手配などが含まれます。
- 道路上に危険があれば、それを除去します。事故車両はそのままにせず、安全な場所に移動し、他の車両や人が二次災害に巻き込まれないよう、三角表示板を設置・発煙筒を使用するなどして危険を防止します。
- 救護と危険防止措置が終わったら、最寄りの警察署または警察官に報告します。事故発生日時、場所、死傷者の数と負傷者の負傷の程度、損壊したものと損壊の程度、交通事故にかかわる車両などの積載物、事故について取った措置を報告します。
電気自動車で事故を起こすと、エアバッグの展開と同時に高電圧回路が完全に遮断され、車は走行できなくなります。これはガソリン車などのエンジン車とは大きく異なる特性で、注意しておく必要があります。走行中に事故を起こした場合には、できる限り早く安全に路側に寄せることが重要なのです。
電気自動車のモーターは、高電圧回路からの電気の供給がないと走行できません。ではなぜ、高電圧回路は事故時に遮断されるのでしょうか?
実は、これは法律で定められているのです。日本では、道路運送車両法に基づく道路運送車両の保安基準第17条の2、別添111「電気自動車、電気式ハイブリッド自動車及び燃料電池自動車の衝突後の高電圧からの乗車人員の保護に関する技術基準(PDF)」。米国ではFMVSS 305、そしてEUではECE R12, R94, R95(注、12をクリックするとレギュレーションが読めます、94, 95は左側にナビゲーションがあります)で、乗員や救護要員の感電を防ぐことが義務付けられており、一般に売っている電気自動車、プラグインハイブリッド車、ハイブリッド車や燃料電池車はすべてこの機能を備えています。
日本ではJNCAP、北米ではNHTSA/NCAP、EUではEuro NCAPなどが、これらの技術基準に基づき、衝突安全テストを実施し、結果を公開しています。車を購入される場合は、これらのサイトで衝突安全テストが実施されているか、またその評価は十分かを検討するのもよいと思います。
感電のリスクはある?レスキュー隊員はどうすればいい?
ハイブリッド車、プラグインハイブリッド車、そして電気自動車は、すべて高電圧バッテリーを搭載しています。そして、事故の衝撃がセンサーで検知されると、高電圧回路は自動的に切り離され、基本的には感電のリスクは「ほとんど」ありません。
ただし、例外もあります。レスキュー隊員が車両を切断しないといけない場合、そして、車両が原型をとどめないほどの強い衝突事故などでは、回路が切り離されていても、感電のリスクがあります。
車両を切断する場合、バッテリー部分を切断することはできません。ガソリンタンクと異なり、特に電気自動車ではバッテリーが大きく車両底面に配置されていることが多いため、切断できる部分とできない部分があります。電気自動車を販売する各社は、レスキューマニュアルを公開しており、レスキュー隊員などはこれらを読んでいるはずです。
自動車メーカー | 車種、レスキューマニュアル |
---|---|
BMW | i3, i8等 |
三菱自動車工業 | i-MiEV、アウトランダーPHEV等 |
日産自動車 | リーフ、フーガハイブリッド等 |
テスラモーターズ | モデルS等 |
トヨタ自動車 | アクア、プリウス、ミライ等 |
もし消防隊員、レスキュー隊員の方でこれらをご覧になったことがない方は、メーカーの広報に連絡いただければ、デモンストレーションやサポートを受けることができます。
洪水や水没の場合は感電する?
バッテリーはある程度の水没に耐えるように設計されており、実際多くの場合電気自動車のほうが深い水深に耐えると言われています。
テスラモデルSが深い水深で浮いてしまっているが、タイヤを空転させて脱出する
日産リーフの冠水路試験。もちろん冠水路走行は禁止されていますが、水深80cmまでテストされているそうです。
長時間水没していた場合は、バッテリー内部に浸水する可能性があります。高電圧バッテリーが水に触れると、端子間(数cm-数10cm)でショートし、ボディには電気は流れません。電気は体のように電気を流しにくいものを(例えば手から足まで)1m以上伝わるより、近くの水を介してプラスマイナス端子同士で流れることを圧倒的に好みます。ガソリン車とは異なり、バッテリーの「両方の」端子はボディから絶縁されています。そもそもボディとバッテリーはつながっていないのです。つまり結論としては、ボディを触っても、電気が来ることはほとんどありません。
さらに、高電圧バッテリーへの12Vの供給が切れると、バッテリー内のコンタクターという巨大なスイッチにより、高電圧バッテリーは車から切断されます。水没して12Vバッテリーが放電してしまう、またはコンピュータが生きているうちに異常を検出した場合、高電圧バッテリーは切り離され安全な状態になります。高電圧ケーブルにも電圧はかかりません。
メーカーが販売店へ連絡しましょう、と言っているのは、本当に念のため。例えばカッターで充電量の残っているバッテリーそのものを切ろうとしたり、12Vがかかっている状態で高電圧ケーブルを切断しようとすれば、当然感電します。これらは消防や救助隊の方々が行う操作。運転者である我々が行うことではありません。
洪水は日本だけの自然現象ではありません。米国ルイジアナ州は洪水で有名ですが、少なくとも私の知る限り、電気自動車の水没が原因での感電事故は聞いたことがありません(あれば教えてください)。
ガソリン車での事故とどっちが安全?
では、電気自動車は、高電圧バッテリーを搭載しない(ハイブリッド車ではない)ガソリン車より危険なのでしょうか?
いえ、実はそれは逆なのです。
確かに感電のリスクはわずかにありますが、バッテリーは強固な金属ケースに収められており、通常の事故の範囲で感電する可能性はほとんどありません。また、各社のレスキューマニュアルには高電圧バッテリーの位置や、高電圧回路をマニュアルで切断するためのサービスプラグや切り離し用ケーブルなどが詳細に記載されています。万が一漏電(電気が、流れてはいけないところを流れて漏れる)しても、センサーですぐ遮断される仕組みになっています。
もちろん、万が一といってもリスクがゼロではありませんので、救助時において時間がない場合、レスキュー隊員の方は絶縁手袋や絶縁ゴム底安全靴を着用して救助作業することになっています。
ガソリン車ではどうでしょうか?実は、ガソリン車にはガソリンが漏れたことをチェックするセンサーはついていません。もちろん技術基準があり漏れにくい構造にはなっていますが、ガソリンタンク、燃料ポンプや燃料パイプからガソリンが漏れても、事故でこれらの部品やエンジン自体が損傷してガソリンが漏れても、ガソリンを遮断することはできません。
また、ガソリンは引火点マイナス43℃、発火点300℃の引火性液体です。そのため、ガソリンが漏れた場合、近くで火花が飛んだり火の気があればすぐ火災になってしまいます。火の気がなくても、漏れたガソリンが300℃以上の高温の部品に触れると発火してしまいますので、その結果、燃料タンクに入っているガソリンが爆発してしまう可能性があります。
Green Car Reportsの記事によれば、ノルウェーのDirectorate for Civil Protection (DSB)の安全に関するチーフエンジニア、Jostein Ween Dig氏は以下のように発言したとのことです。
No data exists to indicate that electric cars are more prone to fire than conventional vehicles. On the contrary, current statistics suggest that electric cars experience fewer fires than gasoline- and diesel-fueled vehicles. Fires in electric cars are “kinder,” since they are less explosive.
ガソリン車などの通常の車両に比べて、電気自動車が燃えやすいということを示すデータはない。反対に、現時点での統計を見る限り、ガソリン車やディーゼル車より電気自動車のほうが車両火災が少ないと考えられる。また、電気自動車の車両火災は、搭載している電池がガソリンなどの燃料より爆発性が低いため、より「穏やかな」燃え方をする。
事故時の高圧回路遮断について中国の法律を教えていただきたいです……
安川様
たくさんのコメントに対する応答にかかるご苦労、お察しいたします。
たしかに、言い切るということは、たとえどれだけ膨大な量のデータがあってもやってはいけないことだとは思います。
しかし、安川様の記事を(提示されているデータも含めて)拝見する限り、電気自動車の方が安全ではないかと思います。
それでは、質問の方に移らさせていただきます。
今では日本を含め、世界各社から電気自動車が発売されていますが、それらをまとめて比較したりできるサイトやシステムなどはあるのでしょうか?
また、大学生(私としては一般人ではないというところが重要なポイントと考えています)が購入、維持する車として、電気自動車(PHEVを除く)はガソリン車やハイブリッド車(PHEVを含む)と比べて、どの様な点でメリットがあり、デメリットがあるのか、ご助言を頂戴したいと思います。
自分が調べきれていないだけかも知らないので、載っているサイト・データも合わせて回答いただけると嬉しいです。
お忙しい中とは思いますが、回答の方、お待ちしています。
I.M様、記事をお読みいただきありがとうございます。
>世界各社から電気自動車が発売されていますが、それらをまとめて比較したりできるサイトやシステムなどはあるのでしょうか?
どういう観点での比較かにもよりますが、燃費・電費という意味では、米国EPAのサイトがあります。
https://www.fueleconomy.gov/feg/Find.do?action=sbsSelect
米国のサイトなので、米国仕様車のみとなりますが、世界で一番大きなマーケットですから、様々な車種があり、日本の車を見つけることもできます。
日本で販売されている、すべての電気自動車のサイトについては弊社で作成しています。こちらをよろしければご覧ください。上記のサイトに掲載されている、米国EPA基準の電費や航続距離についても掲載しています。
https://evsmart.net/carMaker/
>電気自動車(PHEVを除く)はガソリン車やハイブリッド車(PHEVを含む)と比べて、どの様な点でメリットがあり、デメリット
大学生さんということで、だから一般の方とはどう違うか、というのはちょっと分かりませんが、、通学はあるかもしれないし、お金もあるかもしれないし、、ああ、お時間はあるかもしれないので、走行距離は長いかもしれませんね。
https://blog.evsmart.net/electric-vehicles/ev-pros-cons/
こちらの記事に、メリット・デメリットを載せています。よろしければこちらをご覧になり、不明点があれば、そちらの記事でご質問いただければ幸いです。
EV車の方が安全だと言い切ってるとことが凄いですね。国産のEV車の安全性は非常に高いとおもいますが、テスラに関しては安全???な感じです。元東芝の技術者だった人がやってる民間の企業でテスラのバッテリーを調査、試験をしたところNGレベルのモノだったと聞いたことがあります。車載バッテリーとしては、あまりにも低品質で驚いたそうです。
上海のテスラの発火の動画を見ましたがどう考えてもバッテリーから発煙してます。擁護したい人はフランクに可燃物があったと言ってますが…。中国政府もEV推奨なので特に厳しい調査もやらないでしょう。この事故が内燃機関ならプロパガンダに利用するんでしょうが。
私はEVが嫌いな訳ではありません、テスラやあとは中国製のEVの安全性に疑問があるだけです。リーフe+はすばらしいとおもってます。欲しい自動車の一つです。本当にEV車を普及させる為にはダメなEV車の問題点を厳しく追及しないといけないとおもってます。
令和様、コメントありがとうございます!
お願いがあるのですが、当サイトでは記事の趣旨に沿ってコメントいただき、他の数十万人の読者の方のお役に立つようなご配慮をいただければと思います。また記事の内容や他の方の発言を批判される場合には、特にエビデンスやデータを用いて反論していただけますようお願いしています。お守りいただけない場合、ご投稿は掲載できません。
さてご指摘の件ですが、
>>元東芝の技術者だった人がやってる民間の企業でテスラのバッテリーを調査、試験をしたところNGレベルのモノだったと聞いたことがあります
こちらをご覧ください。
https://www.teslarati.com/tesla-model-3-sandy-munro-analyst-data-video/
一般的にテスラは日本または米国産のパナソニック製のバッテリーを使用しており、国際的な分解スペシャリストのSandy Munro氏も高く評価しています。
また、バッテリーは損傷すれば必ず発火します。現在最新の電気自動車に用いられているバッテリーは全てです。逆に、損傷していないバッテリーで、駐車中に勝手に発火することはほぼあり得ません。近い過去に下回りの事故があった可能性はあると思います。
いずれにしろきちんとした調査結果を見ないと分からないと思います。ガソリン車はガソリン漏れても分からず、下手するとすぐ爆発する可能性があることを思えば、電気自動車はぶつけてもすぐに火災になることはなく、今回のようなケースでも発煙から炎上まで45秒もあったことは認識して良いと思います。
リンク先も拝見しました。
電気自動車が安全とは断言出来ないと書いてあります。
またその記事は上海での、駐車中のテスラの火災以前のものです。
また、燃焼時間が24時間にも及ぶなど電気自動車とガソリン自動車の違いが書いてあります。
熱量についてはガソリンはヤスカワさまの言うとおり大きなもがあります。
ただ電気自動車との比較をするのでしたら電気自動車に搭載された電解液の熱量についても言及するべきと思います。
ただ私の言いたいことは、ガソリンの熱量と電気自動車の熱量の比較ではありません。
電気自動車の電気エネルギーと可燃性の電解液の組合せが今後劣化や腐食が進むであろう電気自動車の未知な危険性であると思うわけです。
エネルギー量については電気自動車は電気自動車同士、ガソリン車はガソリン車同士でそれぞれ比較できると思います。
今後は100kwhのバッテリー容量の電気自動車が集合住宅の地下駐で複数台火災にな鎮火まで24時間かかる事も考えられるわけですが、その時建物への損傷や住民への危険性など今まで無い新たな危険性も生まれたと思います。
最近リコールになったガソリン車の火災原因は、キースイッチの劣化で10年以上前の車でした。
今の車はキースイッチ自体なくなっています。
電気自動車はテスラ リーフ発売はそれほど古くなく実質的に古い電気自動車がないなかで電気自動車とガソリン車の安全性の公平な比較は難しいと思います。
またガソリンエンジン車でもスーパーカーと言われる特殊なものからブラウスのようなニッケル水素バッテリーやリチウムイオンバッテリーを使ったプリウスのような台数の多いハイブリッドカーなど、エンジン車を一括りにするのではなく、エンジン付き車の中での比較や電気自動車同士での火災リスクも比較するべきでしょう。
35kwhと100kwhでは確実にエネルギー量が違い、24時間もの燃焼後の被害も違うはずです。
エンジン付き車でも40リットルくらいガソリンを積んだ車と百リットルくらいの車では潜在的な危険性がだいぶ違います。
とにかく今の時点で電気自動車は安全と断言することは難しいと思います。
みのすけ様、私も長い間ガソリン車に乗ってきましたし、別にガソリン車のことを悪く言うつもりもないのですが、ガソリン車の車両火災が少ないかのようなご意見は、データに反すると思います。
http://www.mlit.go.jp/jidosha/carinf/rcl/cgi-bin/accidentsearch.cgi
ここのサイトでリコール検索ができます。日付を2014年9月から2019年4月まで、乗用車のみ、火災にチェックして検索すると126件のリコールが届けられています。ちなみに電気自動車のリーフ、テスラモデルSおよびX、三菱アイミーブは一件も含まれていません。2014年9月は、テスラが日本で販売を開始した月です。
海外でも電気自動車が火災リスクでリコールになった例は存じ上げません。事故も何もないのにガソリン車は火災のリスクがあり、電気自動車は電池パックが損傷、もしくは整備不良のため火災になることがある、という見方ができるのではないでしょうか?
「一般的にはガソリン車より安全と考えても間違いではなさそうです。」
上はヤスカワさまの2016年の発言です。
その後何件かの火災なども報道されましたがお考えは変わりましたでしょうか?
ヤスカワさまはデータを重視されてると思いますが、テスラのバッテリーについて使用されている電解液の量や発火温度、引火温度、容量100kWhものエネルギーが暴走した時の危険性が示されてないように思います。
私も電解液のデータを持ちませんが一般的には可燃性の危険な液体と理解してます。
また同じ電気自動車でもバッテリー容量の違いで危険性の違いがあると思います。
35kwhのバッテリーと100kwhのそれではだいぶ違うでしょうし、電気自動車だからガソリン車よりも安全と簡単には断言出来ないようにおもえます。
みのすけ様、コメントありがとうございます!
その後、以下の記事がCNNに掲載されたりして、電気自動車は火災リスクが低そうだというコンセンサス的なものが得られているように思います。
https://blog.evsmart.net/electric-vehicles/electric-vehicle-fire-risk/
1lのガソリンには8.9kWhのエネルギーが含まれています。仮にガソリン車に20lのガソリンが入っていれば、178kWhのエネルギー量となり、そのエネルギー量は100kWhバッテリー搭載の電気自動車の、1.78倍程度となります。
ガソリン自動車やディーゼル自動車、電気自動車の安全性を統計的に比較して電気自動車が安全と断言するには無理があると思う。
何故ならテスラなどの電気自動車は古い車が存在しないが古いガソリン自動車など部品の劣化が原因で火災が起きている。
テスラもそろそろ劣化や腐食が始まる頃かもしれないがまだ統計的に比較公平な比較は出来ないだろう。
確実に言えるのはモデルS
など100kWhもの大容量エネルギーが大きいほど潜在的に危険が大きいということだ。
みのすけ様、コメントありがとうございます!まだ統計が少ないのは事実でしょうね。まあしかし規制当局も、車齢の古い新しいを完全に無視した上で、「リチウムイオン電池構造からの火災及び爆発の可能性と重症度は、ガソリン車やディーゼル車のそれと同程度もしくは少々軽いと予測されています。」とは発言しないと思いますよ。
https://blog.evsmart.net/electric-vehicles/electric-vehicle-fire-risk/
この記事をみて、気になったことが一つ。
2018年7月に日本の西日本地域を広く襲った記録的豪雨。
これにより、非常にたくさんの地域で車が土砂に流され水没したそうです
その中には多数のハイブリッドカーがあり、レスキューすら近づけない危険な状態だったようです。
おそらくこれは感電事故防止が目的なんだろうとは思いますが、
実質土砂に埋まった車なので、保険的にも天災で全損扱いになるものと予想できます。
この事案がきっかけになり、日産では以後の電気自動車やハイブリッドカーの開発を中止する方向で動き始めたようです。
スズキでも今回発売のジムニーやジムニーシエラで投入予定のエンジンには普通のエンジンを採用しました。
やはり、今回の豪雨での悪影響を懸念しての見送りだったようですが
それも今回のハイブリッドバッテリーのデメリットを懸念してのことかなと推測します。
これから先も電気自動車やハイブリッドカーに拘るのはトヨタやスバルぐらいなのかと危惧していますがいかがですか?
新潟人様、コメントありがとうございます!
>日産では以後の電気自動車やハイブリッドカーの開発を中止する
それはあり得ないでしょうね。
まず、この記事の目的は、感電事故の可能性が著しく低い(それなら、浸水している家のほうがよっぽど危険だし毎年死者も何人も出ています)ことを理解いただくのが目的です。また、
https://blog.evsmart.net/ev-news/global-petrol-gas-car-ban/
こちらの記事にありますように、日本を始め各国はガソリン車やディーゼル車を撤廃する方向で動いています。日本でもNHKが経済産業省の動きを報道しています。
https://irorio.jp/nagasawamaki/20180709/477323/
そもそも水害による、水没事故の感電による死者は統計上、見たことがありません(あるはずだ!とおっしゃる方もいらっしゃいますが見当たりません)。米国では、水没による感電は「ない」とされています。
あとは、ご自身でご判断されることをおすすめいたします。最初の当サイトの記事に、各国の首脳の発言や報道をリンクしてありますので、伝聞ではなく、生の情報でご確認ください。
30台水没している道路とテスラ1台水没している道路とどちらが危険ですか?
ガソリン車の端子むき出しのバッテリーが30個です。
それでも電圧の違いがあれ、仮に閉ざされた水、囲われている水なら通電していれば熱を持っているはずです。しかし、洪水は閉ざされた水ではないので通電はしない。電極を持たない限り感電するとは思えません。
ヤスカワさん。お久しぶりです。
まあ、なんかコメントが凄い事になっているので一言言わせて下さい。
車が大好きで若い頃から100台乗り継いできて、海外での2000キロ程走るレンタカーを含めれば500台は乗ってきました。草レーサーとしてレースやジムカーナも良く出てました。クラッシュや事故もそりゃあ大小全部で二桁は楽に行きます。さて、そんな私の直感的な話しをします。鈴鹿の逆バンク速い車でNクラスとは言っても市販車で140キロはオーヴアです。中にはコメントの中で言われる160キロ超える物もある。現行のAMGE63s.テスラモデルX.同じくBMW225e.どれも逆バンクを可能な限りのスピードで突っ込め言われたら、どれか1台選べと言われたら、絶対に63もBMWも選ばない。今の車は横転や衝撃にでコンピューターにある程度Gを感じたら燃料のインジェクターに一切圧が掛からないようにインジェクションとタンク側と両方の圧が負圧にして燃料をカットするようになってる筈です。今やインジェクターから吹き出すガソリンは何百気圧を軽く超すようになっいるから、昔のダウンドラフトとかKジェトロとは二桁も三桁も違います。とても安全に成りました。それでも引火しやすい液燃料抱く車で160キロからスピンする気には到底なれない。これは理屈ではなく経験的本能がそうさせます。AMGも安全性は最高評価です。しかし車は大きなピッチングが回転軸の芯に掛かれば40キロからでも数回転します。内燃機エンジン温度と溶けにくくなったとは言えシリコンチューブ。ヤスカワさん、理屈やエクスキューズは色々あるでしょう。でも私の周りの車仲間は10人が10人ともテスラを選びました。内7人がプロのメカニックです。結論じゃくていいじゃないですか。
こんなのエビデンスなんてとれないでしょう。まあとれなくはないがここは電気自動車を色んな意味で謳歌するブログなので全てが全て立証責任なんてない。安全だと思えば安全だと言えば言い。其れなりの論拠をお持ちであればいいんです。きりないですよ。
じゃあ半分の80キロでいいから電気自動車とガソリン車で同じカテゴリーの車で横転してみろ聞いてやって下さい。もう後は直感と想像力の違いなんですから。回ってる人間なら分かりますよ。
9月にオーナー様、コメントありがとうございます。とても参考になりました。レースされる方は直感的に理解されているのですね。今の内燃機関は昔に比べるととても安全になったと思います。昔は普通に走っていて火を噴いたりすることももちろんあったわけで。今はそういうことはよっぽどの高性能車じゃない限りあり得ないでしょうね。
電動車両はまだ多くの方が実際に毎日乗っておらず、感覚的な「常識」が醸成されていない状態です。そのうち、少しずつ普及が進めば、一般の方々の間では理解が進むと思います。私が問題としているのは、一般ユーザーではなく、主に一般の既存メディアの中に、「釣り記事」としてネガティブ情報やセンセーショナル表現を用いて電動車両をネタに報道する、会社やクリック記者(記事を書くのではなくクリックを生成する者)が存在することです。今回の洪水による「感電するんじゃないか」騒動もそういう人々によってもたらされたデマの拡散です。正しい情報や論理的な議論をネット上に残しておくことにより、間違った情報の拡散を防げると考えています。
現状では、ほとんどの普通の人は、ガソリンとディーゼルの自動車を見慣れているので、衝突したクルマから炎がチラチラしていれば、反射的に爆発を考えて警戒しますが、水没した車については、たぶん、危険性はまったく考えないと思います。
ある程度メカニズムに詳しい自動車趣味の人たちは、大企業の生産する市販車については、たぶん安全装置で漏電を回避しているだろうと思ってはいるものの、基本的に、水中に大電流を流すことが可能なユニットがあることについては、その危険性はガソリンタンクの比ではないと考えます。以前、いのしし防護ネットに100Vの電流を流していたものが川に落ちて、感電した人が溺死した事件がありましたが、水中ではたとえわずか100Vでも相当に危険です。
今回、水没したEVやハイブリッド車について、安易に起動しないようにという通達が出たのは、起動が可能な状態の電動ユニットについては、閉じているはずの回路から外部に通電する可能性が皆無にはならない以上、ガソリン車のように起動不能やウォーターハンマーでは済まないトラブルを警告する意味で、軽視してはいけないと思います。
もちろん、一部の半可通のマニアのように、なにが環境に優しいだ、あぶないじゃないか、といった合理的判断のない感情的な非難に対して、その思い込みを啓蒙したいという目的は理解できるのですが、そこで「ガソリン車より安全です」と言い切ってしまうと、まるで原子力発電所の安全神話のように、ある程度メカに詳しい人達にとっては、胡散臭いという印象を与えますし、合理的な思考の苦手な人については、脊髄反射的な「こいつらは信用できない」という印象のみを与えるので、統計的な数字(サンプルが少ないし)による説明は効果が薄いように思いました。
個人的には、台風で落下したソーラーパネルのような危険性はないと思っていますが、濁流でグシャグシャになったクルマの映像を見ると、あれがEVだった場合に、果たしてあれだけの物理衝撃を想定したバッリーケースをすべてのEVが採用しているのかと考えると、不安はあります。メーカーの考える安全係数は、あくまでも想定内の衝撃に対する割増であって、想定を桁外れに超えた衝撃に対しては、無効だからです。
目的とする、過剰な危険視に対する啓蒙については、異論はありません。
内藤様、示唆に富むコメントありがとうございます。書かれている内容については同意いたします。
ただ、危険っていろいろあると思うんですよね。スマホ見ながら道路歩いたり(そして運転してる方もスマホ見てたり)、自転車で後ろを見ないで違法路上駐車車両を右に避けたり。そういうのと比較した場合に、電動化された水没車両のリスクはそこまで高いものでしょうか?実際に、電動化された水没車両による感電事故というのは実は私も結構調べているのですが、見つけたことがありません。そんなのより、洪水で水浸しになっている家に猫を助けに入ったら(家庭用の電力で)感電したとか、そういうリスクのほうがはるかに高いのです。「統計的有意性」は全くないわけではなく、今まで何百万台と販売されている400Vクラスの電動車両において、そのような事故の報告がない、ということも、ある意味有意性を語っていると思います。災害で大変な思いをしている人が、車から必要なものを取り出したい。「でもさわるなよ!」というのは適切な助言でしょうか?また車に閉じ込められていて、助けを呼んでいる。そういう人に「近づくな!」というのは正しいのでしょうか。
物理衝撃を受けた場合、当然ですがリチウムイオン電池は火災のリスクがありますが、洪水の場合は水が近くにありますのでショート後、比較的短時間に冷却されてしまう可能性が高いと論理的に考えられます。またイノシシ防護ネットはグリッドからの電力ですから漏電ブレーカーがない限り何時間でも漏電し続けますが、電気自動車はコンピューターが生きていれば漏電はすぐ発見して切り離されますし、ショートしてしまえば周りの水が沸騰してエネルギーにすぐ変わってしまい、何時間も継続して電流が流れ続けるというのは考えにくいと思います。逆にガソリン車は電気自動車と同等に安全と言えるでしょうか?物理衝撃により燃料ラインが傷つけば可燃性のガソリンが流出します。水が引いた後、横を通った方がタバコを吸うだけでも危ないかも知れません。
この手の議論をする際に、統計的有意性はとても重要な概念ですが、たまたま正確な統計がなくても、仕組みや今までに存在している有意性があるとは言えないでデータ、物理法則などからも、ある程度の方向性を推察することは可能と考えます。
https://en.wikipedia.org/wiki/Plug-in_electric_vehicle_fire_incidents
ここに、プリウスPHVやFisker Karmaの水没を主原因とする火災事故が挙げられていますが、どちらも12Vにより引き起こされた火災とされています。これらは電動ではない他の車両でも発生しうることです。
一般の消費者なら何を参考にしようが自己責任ですが、その記事をもとに断定的なブログを書くのはまた違いませんか?
それにそのプロもEVの特性を完全には理解できていないのが現状では?
例のテスラの火災は、現場のノルウェーの消防士にとって「初めてのEV火災」だったはずです。
私が見た記事の中には、
Actually, the fire was a “kinder” event than a fossil fuel fire, Dig said.
「その火災」と言っているものもありますので、EV全般に対しての発言ではない可能性がありますし。
ですから、私は個々のケースでどうのこうのではなく、ケースバイケースですよね?と申し上げています。
個々のケースでどうかという話になったら、このテスラの所有者がテスラではなくガソリン車を購入していて、ガソリンスタンドで給油中であれば起きなかった事故ですよね。スーパーチャージャーで充電中の火災ですから。
でも別にそういう話をしているわけではありませんよね。
「EVは安全だ安心だ、燃えてもゆっくりじわじわだって読んだし!」という人と、NFPAの動画のようなEVの特性を理解している人が緊急事態に陥った場合、どちらが冷静に正しい対処ができるでしょうか。
私もなんか粘着しているようで心苦しいのですが、安全に関しては人の命がかかる事ですので看過できません。
ほん様、お世話になっております。再度のコメントありがとうございます!
そうですね、そこは意見の違いということになると思います。私の英語の理解では、該当部分の解釈はある程度データに基づいて会話がなされている、という比較的汎用的な内容と解釈いたしました。もちろん、特定の1件についての言及であるという可能性も捨てきれませんが、私はそう思っているわけではありません。その点につき、意見が違っているということで合意すればよいのではないかと思います。Agree to disagreeですね。
今更ながらお返事確認しました。
私のことを論破したいというお気持ちがおありなんだと思うんですが、申し訳ないですけど論破しあっても意味ないですよねこれは。結論を出せるほどの情報もないですし。
私もそういう流れに乗ってしまった感はありますが、言いたかったのは、電気自動車の「ほうが」安全だという書き方は良くないんじゃないですか?ということです。
事実は、ガソリンでもディーゼルでも電気でも、死亡事故を起こしたり、炎上したりする事があるのは確かだという事だけです。
大事故を起こせば真っ二つになることはありますが、燃料が漏れても火が出ないこともありますし、必ず燃えるものではありません。でも燃える事もある。
電気自動車も真っ二つになって燃える事もあれば、燃えないこともある。火を消すのが大変なこともあれば、そうでないときもある。
実際に現実世界で起こる事故はケースバイケースで、この事故でガソリン車なら助かったかもしれないとか、電気自動車なら助かったかもしれないとか、そういうレベルの話はあっても、どのケースでも電気自動車のほうが安全というデータはありません。ですから、そのような書き方は良くないのでは?ということです。
別に私はガソリン車のほうが安全だなんて一言も言っていません。
同時にEVのほうが危険とも言っているつもりもなく、ガソリン車とは違った危険性がありますよね?という話です。
私が見た記事の件ではご指摘ありがとうございました。
せっかくなので少し海外メディアの記事や、各所のEV火災に対する見解等々見てみましたが、世界的には水と化学消火剤のどちらを使うかまだ統一されてはいないようですね。
EV火災では、おっしゃる通り消火に大量の水で消化するというのが一般的のようです。しかし大量とはどのくらいなのだろうと調べてみたところ、実験結果が出てきました。
その実験では少なくとも約4400リットルは必要との結果で、1万リットル近い水が必要だったケースもありました。これはHV火災と比較しても数倍から十倍近い水量で、普通の消防車2~3台では全く足りない量ですね。。。
また、実験では鎮火後20時間以上経ってからバッテリーが再発火したものもあったので、事故車両の保管時も注意必要とのこと。
こちらの動画がよくまとまっていました。
https://www.youtube.com/watch?v=iEYYOjw7P_Q
これまでの自動車との違いやEVの持つ特性を正しく理解することが必要だと思います。
優位性にばかり注目しても正しく理解することはできません。
ほん様、コメントありがとうございます!
>どのケースでも電気自動車のほうが安全というデータはありません
その点についてはおっしゃる通りですね。台数も増えてきていますので、来年か再来年くらいには何らかのデータが提示されるのではないかと思います。
ただ、記事中にも記載しましたが、どちらが安全か、という判断を一般の消費者がするにあたり、実際に現場で事故の処理に当たっているプロフェッショナルの意見と、彼らが限定的に持っているデータは参考にしてもよいのではないかと思います。
「On the contrary, current statistics suggest that electric cars experience fewer fires than gasoline- and diesel-fueled vehicles. Fires in electric cars are “kinder,” since they are less explosive.」
ガソリンは火元がなければ引火しませんし、ディーゼルなら常温では引火しませんよね。バッテリーの場合はそれ自体が損傷すれば、発熱し、発火のリスクは高いという事です。
車両火災の内訳を見ても、最も多いのは電装系が原因の火災です。(放火を除く)
着火物の漏えいが原因の火災は全体の3%以下と記憶しています。
EVはガソリン車より安全と主張する方もいますが、その反対意見を述べる専門家も少なくありませんよね。
こちらのブログ、それなりに影響力もおありでしょうし、公平な目で記事を書かれた方が良いと思います。
偏った情報であれば、ネット上にいくらでも転がっていますので。
私が見た記事はたぶんこれだと思います。
http://response.jp/article/2013/10/07/208041.html
特殊消火剤ではなく化学消火剤でしたが、水を噴射したため反応したとあります。
つまり大破するなどしてカバーが壊れたら水ではダメだという事ですよね。CEOの話とありますので、テスラの見解とみて間違いないのでは。
ほん様、コメントありがとうございます。意見を述べさせていただきますね。
>ガソリンは火元がなければ引火しませんし、ディーゼルなら常温では引火しませんよね。
ガソリンやディーゼル燃料は、引火点を上回っていても火元がなければ当然引火はしませんが、発火点は250-300℃ですので、この温度以上に熱せられれば自然発火します。例えば事故によりエンジンの一部が破損してインジェクターから燃料がエンジンにかかったり、燃料パイプなどからエキゾーストマニホールドや触媒、マフラーに燃料がかかるような事象が発生すれば、燃料自体が激しく燃えてしまいます。また事故の際は金属同士や金属と路面が摩擦することにより、火花が発生することも多いです。
>バッテリーの場合はそれ自体が損傷すれば、発熱し、発火のリスクは高いという事です。
これは事実と異なります。
リーフなどに使われているLMOケミストリーやNMCケミストリーの電池は、釘で刺したくらいの損傷では発火すらしません。それだけエネルギー密度が低いということなのですが、、逆に、現時点ではテスラ(だけ)が使用しているNCAケミストリーの電池は、釘を刺せば発火します。しかし、釘が刺さらないようにするためにチタンシールドや防弾レベルのアルミ、そして万が一刺さった場合の保護として、電池一つ一つに過電流ヒューズ、難燃性スプレー、さらに温度センサー、ファイヤーウォールなど何重もの安全機構を入れています。
※なお、携帯電話等に使用されているリチウムイオン電池はNCAの仲間である、エネルギー密度の高いLCOケミストリーを使用しており、釘で刺すとやはり発火します。
そのため、もちろん発熱・発火のリスクはあると思いますが、高いとは言えないと思います。実際、テスラがチタンシールドを導入してから、高電圧バッテリーを起因とする車両火災は起こっていません。
>車両火災の内訳を見ても、最も多いのは電装系が原因の火災です。(放火を除く)
おっしゃる通りです。これは、ガソリンだろうが、電気自動車だろうが、同じ条件ですよね。
>私が見た記事はたぶんこれだと思います。
>http://response.jp/article/2013/10/07/208041.htmlhttp://response.jp/article/2013/10/07/208041.html
>特殊消火剤ではなく化学消火剤でしたが、水を噴射したため反応したとあります。
その記事の元になった記事はこちらのテスラ公式声明です(海外での事象に関しては、日本のメディアはあまり正確でない場合ありますので、原文を確認されることをお勧めします)。
https://www.teslamotors.com/blog/model-s-fire
この記事はロスの盗まれた車両の暴走事故ではなく、高速道路で障害物に乗り上げたドライバーの事故を参照しています。一部だけ引用しますね。
For the Model S lithium-ion battery, it was correct to apply water (vs. dry chemical extinguisher), but not to puncture the metal firewall, as the newly created holes allowed the flames to then vent upwards into the front trunk section of the Model S. Nonetheless, a combination of water followed by dry chemical extinguisher quickly brought the fire to an end.
ご参考「モデルSのリチウムイオン電池に関しては、ABC粉末消火器ではなく水を使ったことは正しかったのですが、(バッテリーの)金属製ファイヤーウォールに穴を空けるべきではなかったのです。穴を空けたことにより、火が上向きに出てしまい、結果としてモデルSのフロントトランク部分に延焼しました。しかしながら、水での消火に続き、粉末消火器での消火作業により、火を素早く消し止めることができました。」
以下が、記事中でもリンクされている、テスラの「緊急要員ガイド」からの引用です。
160キロで事故を起こしても乗員は無事で真っ二つにもならず、燃えないガソリン車はありますし、それはケースバイケースですよね?
あの事故の動画見ましたが、少なくとも十数メートルは火花が飛んでいましたし、私には小さな花火程度には見えませんでしたが。。。
テスラが大炎上したとき、テスラからそれは無知な消防が水をかけたからで、特殊消火剤を使うべきだったという見解が発表されていたような気がしますが、違いましたか?
とにかく、どちらが安全かはその事故形態によって違うものでしょう。
火災が発生する事故となれば大事故の類でしょうが、そんな事故を起こしたらどんな車でも燃えることはあるわけで、一概にどちらが安全と言い切るのは危ないですよと言う話です。
統計上どうであれ、ガソリン車であれば助かった事故、またはEVであれば起きなかった事故、そういう境界は現実世界では曖昧な訳ですから、事故が起きれば最悪の事態は想定すべきですよね。現実世界はメーカーの衝突実験とは違いますから、明確なラインを引いて星の数で示すことはできませんし、すべての安全装置が正常に働くという保証だってありません。
>発火の恐れはありませんよ。
ですから、こういう過信は良くないと思うんです。
燃えやすいと言っているわけではないですよ。でも、燃えるときは燃えます。
ほん様、コメントありがとうございます。
>>少なくとも十数メートルは火花が飛んでいましたし、私には小さな花火程度には見えませんでした
ガソリン車などの衝突時の火災と比べると、小さい火になると思います。車が二つに分かれてるわけなので、ガソリンは確実に漏れます。
>>テスラが大炎上したとき、テスラからそれは無知な消防が水をかけたからで、特殊消火剤を使うべきだったという見解が発表されていた
そのような記載や見解は見たことがないですね。テスラ自身も、ファーストレスポンダーズガイドで、大量の水を使うように指示しています。
>>こういう過信は良くないと思うんです
おっしゃる通り、過信はよくないですね。
前にアメリカで盗難されたテスラが大事故を起こして、バッテリーが爆発して大変なことになった事がありましたね。その他にもEVの発火、爆発事故は起きています。
リチウムイオンバッテリーは火元がなくても発熱、発火の恐れがあります。そして火が出たら手を付けられない(特殊消火剤が必要)ので、ガソリン車より安全と言い切るのは危険だと思います。もちろん、ガソリン車のほうが安全とも言い切れません。
要はどちらも正しく理解しておくことが必要なのであり、どちらが良い悪いという話ではないですよね。特性はまるで違いますが、どちらも危険性はありますし、火が出たら非常に危ないのは同じです。
ご紹介の記事中に「車に戻って持ち物をとる時間があった」なんて書いてありますが、燃えている車に戻るなんて大バカ者であり、そんなことを絶対にするべきでないことは小学生でも知っていることです。どんな燃え方をするかなんて、ケースバイケースですし、どこが火元かでも全く違うのです。火が出たらすぐに車を止め、出来るだけ遠くに離れるべきです。
データがどう示していようと、燃えたら危険なのは同じです。そしてガソリンだろうと電気だろうと、車両火災の事例は数多くあることも事実です。
電気自動車は燃えにくいって記事あったから大丈夫だ、とか言って燃えている車に財布を取りに戻ったとたんに大爆発して、命を落としたなんてことになったらシャレになりませんよ。
ほん様、コメントありがとうございます!私の知る限り、返信をさせていただきますね。
>>バッテリーが爆発して大変なことになった事がありましたね
ロサンゼルスで、時速160kmで走行中に他の車をぺしゃんこにして、さらに街灯などに車体中央部からぶつかった挙げ句、車体が真っ二つに分断され、後部は空を飛んで周辺の建物の壁に刺さった事故ですよね。確かに大変な事故ですが、実は乗員は病院に運び込まれ、最終的には亡くなりましたが、即死ではなかったのです。さらに、バッテリーは燃えたものの、爆発は小爆発で、小さな花火程度しか燃えていません。
>>その他にもEVの発火、爆発事故は起きています。
先ほどのノルウェーの政府職員は、EVのほうが車両火災は、台数に対して比率が低いと発言しています。また、記事中にある、BMW i3のレスキューガイドには、これらのリスクはEVのほうが少ないという、ドイツ公的機関の見解も掲載されています。もちろんどれもまだ統計的にはしっかりしたものではないため、信用するのは早計かと思いますが、一般的にはガソリン車より安全と考えても間違いではなさそうです。
>>リチウムイオンバッテリーは火元がなくても発熱、発火の恐れがあります。
アクセルを踏めばリチウムイオン電池は発熱します。携帯電話で通話しても発熱します。ガソリン車でアクセルを踏めば、エンジンやマフラー、触媒は高温になります。エンジンなどと比べたら、電池の温度は100℃を下回りますし、電気自動車やハイブリッド車のリチウムイオン電池には、温度センサーやヒューズ、その他の何重もの安全機構が備えられています。発火の恐れはありませんよ。
>>火が出たら手を付けられない(特殊消火剤が必要)
テスラは大量の水で消火することを推奨しています。電池だから特別な消火剤が必要、というのも、最近では異なる見解があります。実際水をかけて反応するような材料はリチウムイオン電池は使っていません。
http://jalopnik.com/what-to-do-when-your-electric-car-catches-on-fire-an-e-1453349842
航空機にも最近はリチウムイオン電池が搭載されています。これらの火災にも、水や炭酸ドリンクで消火するようにガイドラインが定められています。
もちろん、万が一火災になったら、どんなに小さな火でも、ガソリン車でも電気自動車でも、おっしゃい通りすぐ待避するべきですね。