地域の脱炭素とEV普及を考える『白馬クールチョイスフォーラム』をオンライン配信

長野県白馬村で開催する『ジャパンEVラリー白馬2021』が、いよいよ明日に迫ってきました。今年は同時開催の『白馬クールチョイスフォーラム』に Zoom でのオンライン参加が可能になりました。先着100名程度の限定となります。

地域の脱炭素とEV普及を考える『白馬クールチョイスフォーラム』をオンライン配信

※冒頭写真は昨年のフォーラムの様子です。

秋本番。EV試乗イベントが各地で開催

朝晩の空気の冷たさに、秋本番を感じる季節になりました。今週末、10月23日(土)には以前の記事でお知らせした『第8回 ジャパンEVラリー白馬2021』(主催/日本EVクラブ、白馬EVクラブ)が開催されます。同時開催の『白馬クールチョイスイベント』では、自動車メーカー各社の協賛や協力を得て『最新EV&PHEV試乗会』を実施。また「白馬のゼロカーボンを考える」をテーマとした『クールチョイスフォーラム』が開催されます。

さらに、10月31日(日)には、以前、本格的な「V2B」(EVの電気を活用するシステム)を導入したマリブホテルを紹介したリビエラ逗子マリーナで『第3回リビエラSDGsフェス in リビエラ逗子マリーナ』が開催されて、『RIVIERA EV LIFE』と題したEVやPHEV、FCVなどの展示を実施。テスラ『モデル3パフォーマンス』の試乗もできる! というお知らせをいただきました。

さらにさらに、11月7日(日)には、昨年EVsmartブログでもレポートをお届けした『Japan EV Meetup』が、今年は箱根ターンパイクの大観山駐車場を会場に、「体感」をテーマとして開催されることになっています。このイベントには、EVsmart(アユダンテ)も協力して「EV Test Drive Powerd by EVsmart」と題した試乗イベントを実施することになっていて、近日中にさらに詳しい情報をお届けしようと思っています。

私自身、日本EVクラブで30年近く前からEV普及目指して奔走し、EV試乗会などの開催に携わってきました。数年前までは舘内端代表をはじめとする日本EVクラブが孤軍奮闘という感じでしたが、最近はあちこちでいろんな人たちや自治体、企業などが中心になって開かれるEV試乗会が増えてきました。日本国内でのEV普及はまだまだという状況ではありますが、「モビリティの脱炭素=EVと再エネ普及」への理解と機運が、着々と浸透し盛り上がっているのだと感じます。

クールチョイスフォーラムには Zoom で参加可能

さて、明日(10/23)開催されるジャパンEVラリー白馬2021に、今から参加いただくことはできないですが、エイブル白馬五竜で実施される「EV&PHEV試乗会」は当日先着順での受付なので、白馬に来ていただければ用意されている試乗車に試乗できます。

昨年の試乗会風景。

●詳しくは『ジャパンEVラリー白馬2021』特設サイトをご覧ください。

【試乗車リスト】
ホンダ Honda e
BMW 530e
MINI PHEV
アウディe-tron
三菱 エクリプスクロス PHEV
ジャガー i-PACE
プジョー e-208 GT
DS AUTOMOBILES DS 3 CROSSBACK E-TENSE

また「白馬のゼロカーボンを考える」をテーマにした『クールチョイスフォーラム』は、Zoom で配信することが決まりました。ウェビナーとかではなく、100名定員の普通のミーティングルームなので、満員になったらごめんなさい、ですけど。

【Zoom ミーティングルームURL】
https://us06web.zoom.us/j/89045560571?pwd=MTZHRU1RZis1anVHYWUyYUlIMG5DZz09

タイムテーブルなどは以下の通り。

『クールチョイスフォーラム』実施概要

【日時】

2021年10月23日(土)15:00〜17:30

【内容】

基調講演「ガソリン車が消える!〜世界のEV動向」
●講師/日本EVクラブ代表理事 舘内端

基調講演「ツェルマット、EVのある暮らし」
●講師/ツェルマット在住の観光カリスマ 山田桂一郎

報告「白馬村の環境対策と再生可能エネルギーの現状」
●白馬村長 下川正剛

パネルディスカッション「2035年ガソリン車が消える? 白馬の自然エネルギー&EV活用を考える」
<パネラー>
●株式会社五竜代表取締役社長/伊藤英喜
●地域と暮らしのゼロカーボン勉強会発起人、しくみ株式会社代表/石田幸央
●パタゴニア日本支社環境社会部門/坪井夏希
●白馬EVクラブ/渡辺俊介

※敬称略

地域の自然エネルギー&EV活用を考えてみましょう

基調講演では、まず日本EVクラブ代表の舘内端さんが世界のEV動向とともに、なぜEVシフトが加速しているのかなどを解説。

もうひとつの基調講演として、50年以上前(1947年)から村内の交通にEVを導入しているスイスのツェルマット在住で、国が選定した観光カリスマとして活躍する山田桂一郎さんが、EVのある暮らしの実際や、観光地としてのブランディングにEVがどんな風に寄与しているかなどを紹介してくださる予定です。

白馬村の現状や取り組みについては、下川村長にお話しいただけることになりました。

そして、約1時間を予定しているパネルディスカッションでは、白馬村でゼロカーボンへの実践や、再エネ普及に取り組む方々に集まっていただいて、SDGsやゼロカーボンとビジネスや暮らし、そして実際にEVを導入するには? といった内容で議論いただくことになっています。パネルディスカッションのモデレーターは、昨年に続き私が務めます。事前にオンラインでパネラーと打ち合わせしましたが、興味深い意見がいっぱいで、はたして時間内に収めることができるのか、って感じですけど、頑張ります。

EVsmartブログ読者のみなさまも、ぜひ、Zoom でご参加ください。

あ、前述したように今回の Zoom は普通のミーティングルームを使うので、参加者のみなさんがマイクをオンにするとややこしいことになってしまいます。話を聞いていると言いたいことは山ほどあるぜ! という方も多いでしょうが、マイクはオフでお願いします。ご意見などあれば「チャット」で投稿いただけると、後で何らかのカタチでまとめてみたりするかも知れません。

では、白馬へ行ってきます!

(文/寄本 好則)

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この記事の著者


					寄本 好則

寄本 好則

兵庫県但馬地方出身。旅雑誌などを経て『週刊SPA!』や『日経エンタテインメント!』の連載などライターとして活動しつつ編集プロダクションを主宰。近年はウェブメディアを中心に電気自動車と環境&社会課題を中心とした取材と情報発信を展開している。剣道四段。著書に『電気自動車で幸せになる』『EV時代の夜明け』(Kindle)『旬紀行―「とびきり」を味わうためだけの旅』(扶桑社)などがある。日本EVクラブのメンバーとして、2013年にはEVスーパーセブンで日本一周急速充電の旅を達成した。

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