読者のみなさまにお願い「鶴之湯旅館復活プロジェクト」を成功させたい!

今年7月の九州豪雨で被害を受けた熊本県の鶴之湯旅館。電気自動車を活用した復活計画に向けて始めた500万円目標のクラウドファンディングが、残り10日であと201万1000円足りません。EVsmartブログ読者のみなさまのご支援、またSNSなどでの情報シェアをお願いします!

読者のみなさまにお願い「鶴之湯旅館復活プロジェクト」を成功させたい!

追記/2020.10.20

10月20日、期限まで3日残して、目標額を達成できたようです。読者のみなさま、また、テスラオーナーズクラブジャパンのみなさま、日産リーフ・オーナの会のみなさま、たくさんの方にご協力いただき、ありがとうございました! 宿が復旧してコロナ禍が落ち着いたら、電気自動車で鶴之湯旅館を訪ねるプロジェクト、やりたいですね。

鶴之湯旅館の土山さん、関係者のみなさま。ここからがまだまだ大変な作業が山積かと拝察します。応援しつつ、旅館再開の報せを楽しみにしています。

追記/2020.10.15

この記事公開から丸一日経過した10月15日6時20分現在で、プロジェクトの支援総額は3,722,000円! なんと、70万以上増えています。読者のみなさま、そしてTOCJのみなさま、ありがとうございます。目標額までまだ100万円以上ありますが、成立することを願っています。
(寄本)

残り10日で200万円はなかなか厳しいけれど

以前もご紹介した鶴之湯旅館復活プロジェクトのクラウドファンディング。今年7月の九州豪雨で隣接する球磨川が氾濫、一階部分が浸水して大きな被害を受けた老舗温泉旅館で、復旧作業に日産リーフが電力源として活躍。さらに、災害時に地域のハブとして機能する施設となるよう、太陽光パネル、電気自動車、V2H機器などを備えたレジリエントな宿として復活しようという計画です。

『鶴之湯の恩返しプロジェクト』として、500万円を目標としたクラウドファンディングを行っていますが、支援募集期間終了の10月23日まであと10日となった10月13日16時現在、集まった支援総額は2,989,000円。目標額には届いていません。

このプロジェクトが選択しているのは「All-or-Nothing方式」なので、目標額に届かなかった場合は失敗となり、支援を受け取ることはできません。せっかく188人もの人が、300万円近い金額を支援しているのに、それはなんとも口惜しい。

そこで、回りくどい言い方はやめて、EVsmartブログ読者のみなさまに「支援していただきたい!」と直球でお願いすることにしました。下の写真とテキストをクリックすると、READY FOR のプロジェクトページにリンクします。ぜひ、ご支援ください!


災害に強い地域の拠点へ。鶴之湯旅館復活プロジェクト

自分たちの支援でEVが活躍するのを見てみたい!

プロジェクトのいきさつなど詳細は、以前の記事『電気自動車と太陽光発電で進化中!〜鶴之湯旅館復活プロジェクトを応援しました』でご紹介しているので、今回は割愛します。9月12日に記事を公開すると、その後数日間で多くの読者の方にも支援いただいたようです。「EVsmartブログで見た」といった応援コメントを投稿してくださった方もいます。

この時、9月10日11時現在の支援総額は193万8000円だったので、あれから約1カ月で100万円以上の支援が集まったことになります。でも、まだ足りません。

EVsmartブログチームでは、チームリーダーの安川さんと編集長の私が、個人的に支援しています。目標金額に届かず不成立になれば、支援しようとした金額は戻ってくることになるのですが、それは、なんだか悔しい気持ちになっています。

もちろん、被災した鶴之湯旅館、ご主人の土山さんを見舞う気持ちはありますが、私自身の心情としては「自然災害の被災地に手を差し伸べよう」といった崇高な気持ちというよりも、「自分も支援に参加して、電気自動車を活用したV2Hで老舗旅館が地域の非難拠点に生まれ変わる実例を見てみたい!」という、ちょっと野次馬っぽい思いではあります。ウェブメディアの編集者としては、復活を果たしたらぜひ取材に……、という思いがあったりもして。

ちょうど今日の午前中、災害時の電源救援ネットワーク構築を目指す『Power Aid Japan』を紹介する記事を公開しました。日産自動車が展開する「ブルースイッチ」をはじめ、電気自動車を緊急時の電源として活用しようという動きはいろいろありますが、実際に施設の電源として電気自動車を組み入れた事例は、まださほど多くありません。EVsmartブログで私が取材した中では、リビエラ逗子マリーナ『マリブホテル』がV2Bを導入した事例があるくらい、かな。

それが、クラウドファンディングによって、まして自分自身も支援に参加して、九州の、木造三階建ての老舗旅館で実現するのは、なんだか痛快に思うのです。

念のために言っておくと、私(安川さんも)は鶴之湯旅館に行ったこともないし、日産自動車などを通じてなんらかの利害関係があるわけでもありません。シンプルに、私の好奇心がこのプロジェクトを意気に感じて、勝手に応援しているだけです。

エバンジェリストとして電気自動車を愛するみなさんには、私が抱いた野次馬精神に共感してくれる方も多いのでは、と思うのですが……。

よろしくお願いします!

(文/寄本 好則)

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					寄本 好則

寄本 好則

兵庫県但馬地方出身。旅雑誌などを経て『週刊SPA!』や『日経エンタテインメント!』の連載などライターとして活動しつつ編集プロダクションを主宰。近年はウェブメディアを中心に電気自動車と環境&社会課題を中心とした取材と情報発信を展開している。剣道四段。著書に『電気自動車で幸せになる』『EV時代の夜明け』(Kindle)『旬紀行―「とびきり」を味わうためだけの旅』(扶桑社)などがある。日本EVクラブのメンバーとして、2013年にはEVスーパーセブンで日本一周急速充電の旅を達成した。

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