箱守 知己– Author –

1961年生まれ。青山学院大学、東京学芸大学大学院教育学研究科、アメリカ・ワシントン大学(文科省派遣)。職歴は、団体職員(日本放送協会、独立行政法人国立大学)、地方公務員(東京都)、国家公務員(文部教官)、大学非常勤講師、私学常勤・非常勤講師、一般社団法人「電動車輌推進サポート協会(EVSA:Electric Vehicle Support Association)」理事。EVOC(EVオーナーズクラブ)副代表。一般社団法人「CHAdeMO協議会」広報ディレクター。
電気自動車以外の分野では、高等学校検定教科書執筆、大修館書店「英語教育ハンドブック(高校編)」、旺文社「傾向と対策〜国立大学リスニング」・「国立大学二次試験&私立大学リスニング」ほか。
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日産が62kWhの電気自動車「新型リーフe+」発表。電池冷却システムは無いが新搭載方法で発熱に対処
日産自動車は2019年1月9日、62kWhの電池を搭載した「新型リーフe+(イープラス)」を発表しました。電池のエネルギー密度は25%、航続距離は40%向上し、最高出力とトルクがアップしました。今回も電池の冷却システムは搭載されませんでしたが、電池の搭載方... -
EUが「2030年には2021年比で37.5%のCO2削減」の規制案を決定
欧州連合(EU)は2018年12月17日、「2030年の自動車の二酸化炭素(CO2)排出量」を全体で37.5%削減する規制案を決めました。クリーンディーゼルやハイブリッドだけでクリアすることは難しく、EUの電気自動車へのシフトが急激に進みそうです。 電気自動車シ... -
世界初:火力発電所を大規模蓄電池に置き換える米・カリフォルニア州
「カリフォルニア州公益事業委員会(CPUC)」は、同州のエネルギー企業「PG&E」社が3ヶ所の「火力発電所」を、テスラ社が製造する「大規模蓄電池」に置き換える計画を承認しました。火力発電所が大規模蓄電池に置き換えられるのはこれが世界初です。 B... -
韓国SK Innovationがアメリカに大規模電池工場を建設の方向
ちょうど1年前、ハンガリーに大規模電池工場を建設すると発表した韓国の「SK Innovation」が、今度はアメリカに大規模電池工場を建設するため、16億7千USドル(1900億円)を投資すると発表しました。現地では2,000人の雇用が生まれることになります。 Fred... -
新星「Rivian」が完全電気自動車のピックアップトラックとSUVを発表
数ヶ月前に「第2のテスラ」をめざす「Lucid」をお伝えしましたが、今度は新星の「Rivian」が登場しました。しかも世界初の「電気自動車ピックアップトラック」を携えて…。2020年の発売が検討されています。 アメリカのロサンゼルスではこの記事執筆時点、... -
欧州向けテスラ モデル3はCCSを装備、既設スーパーチャージャーにはCCSを追加の予定
ここ数年いろいろと憶測されてきましたが、テスラ社は欧州向けモデル3にはCCS 充電ポートを装備すると正式に発表しました。従来のモデルSとXにはCCS充電器が使えるアダプターを用意し、既設のスーパーチャージャーにはCCS用のケーブルを追加する方向です。... -
欧州議会「2030年までにCO2を40%削減」を可決 〜 内燃車の終焉が現実味
「2030年にはCO2を現在より『40%削減』する」という議案が、2018年10月3日に欧州議会で可決されました。対象は自家用車と貨物用自動車です。かねてから話題になっていた厳しい規制が、いよいよ内燃車を終焉に追い込むことになりそうです。 10月3日の決定に... -
ジャガーI-Paceの急速充電は84kWまで、「超」急速充電にはまだ対応できてない?
アメリカのニュースサイト「INSIDEEVs」が9月28日に伝えたところによると、Jaguar I-Paceを実際に超急速充電器につないでみたところ、同社が公表している100kWには及ばず、ピークでも84kWにとどまったことが分かりました。 アメリカでEVやEV関連技術に関す... -
ポルシェは2027年までには「911」以外は全モデルをBEV(電気自動車)にする方向か
1971年から豊富なビジネス情報を速報してきた、ドイツの「Manger Magazin」誌が2018年9月20日に伝えたところによると、ポルシェ社は2027年までには、伝統の「911」を除く全てのモデルをBEV(ピュアEV)化する方針を持っているようです。 ドイツ・シュトゥ... -
Lucid Motorsがサウジアラビアの公共投資ファンドと提携 ~「第2のテスラ」いよいよ誕生か
テスラのようなBEVの生産を目指すメーカーのなかで、ひときわ存在感を示すLucid Motors社は、サウジアラビアの公共投資ファンドと10億ドルの投資協定を締結したと、公式サイトで2018年9月17日に発表しました。「第2のテスラ」がさらに大きく実現に近づいて...
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元祖 軽EV『i-MiEV』の根強い人気の理由を探る〜中古車専門店インタビュー
日産からサクラ、三菱からekクロスEVと、軽規格のBEVが発売されて好評です。EVシフトの新たなステップが進む中、10年以上前に発売された軽EVの『MiEV』シリーズが中古市場で人気。この秋にはミニキャブMiEVの販売が再開されることが決まっています。はたし... -
10.5kWh電池のアイミーブMで往復1,200kmの遠距離はどうなの? 【往路編】
日本で市販されている電気自動車では10.5kWhと最も容量の小さい電池を積む「三菱 アイミーブ Mタイプ」で、首都圏から東北地方まで往復1,200kmの遠距離を走ってみました。カタログ上では「最大走行距離120km」とある同車でどう走行・充電すれば可能だった... -
日産が62kWhの電気自動車「新型リーフe+」発表。電池冷却システムは無いが新搭載方法で発熱に対処
日産自動車は2019年1月9日、62kWhの電池を搭載した「新型リーフe+(イープラス)」を発表しました。電池のエネルギー密度は25%、航続距離は40%向上し、最高出力とトルクがアップしました。今回も電池の冷却システムは搭載されませんでしたが、電池の搭載方... -
25万7千キロ走っても、テスラのバッテリー劣化は10%以下
オーナーにとっても購入を検討している人にとっても、電気自動車(EV)の走行用バッテリーの劣化は一大関心事です。最近の調査によると、テスラ・モデルSは25万7千キロメートル(16万マイル)走っても容量低下は10%以内であることがわかりました。 EVに関... -
空冷BEV(三菱アイミーブM)で酷暑の往復250kmってどう?
電気自動車にとってバッテリーの温度管理が極めて重要なことは広く認識されるようになりました。タフさには定評のあるSCiBを積む三菱アイミーブMタイプですが、自然冷却で連日35℃越えの酷暑の中を250km走ったらどうなるか、実際に試してみました。 電気自... -
リーフe+62kWhのバッテリー温度管理の追加情報と、ZE1の充電プロファイル更新
日産リーフe+62kWhが1月23日に発売されました。発表直後の10日に当ブログでは「EV目線」の速報をお伝えしましたが、その後、バッテリー温度管理などの情報が入りましたのでお伝えします。従来のZE1向けの充電プロファイル更新の情報もあります。 冷却機能... -
Electrify America社が独・Hubject社と提携し、充電器に繋ぐだけで認証可能なサービス開始へ
フォルクスワーゲンの子会社で、全米に急速充電網を提供している「Electrify America(EA)」社が、充電インフラ・サービスのドイツ企業「Hubject」社と提携し、電気自動車に「充電プラグを繋ぐだけで自動的に認証を済ませて充電を開始してくれるシステム... -
世界初の量産電気自動車『i-MiEV』が生産終了へ〜 ユーザーの想いを聞いてみた
2020年9月18日、三菱自動車工業は、世界初の量産「バッテリー型電気自動車(BEV)」である『i-MiEV(アイミーブ)』の生産を、2020年度中に終了すると報じられています。一つの時代が終わります。「まだまだ乗り続けるゾ」というユーザーの熱い想いを取材... -
テスラ『モデル3』で広島まで約904kmを充電1回で走破〜「EVは航続距離が短い」はもう古い
7月30日から31日にかけて、テスラ『モデル3』で、埼玉県所沢市から広島県広島市の広島SC(スーパーチャージャー)までの約904kmを「途中充電1回」だけで走破することができました。今でも「電気自動車は航続距離が短い」と言う人がいますが、そんな思い込... -
欧州電気自動車充電ネットワークの『IONITY』がkWhベースの新料金体系を発表
2020年1月16日、フォルクスワーゲンをはじめとする欧米の自動車会社が参加して、欧州で急速充電器ネットワークを提供しているIONITY(アイオニティ)は、2020年1月31日から、充電する電力量に基づいた新しい課金体系に移行することを発表しました。 IONITY...