電気自動車は充電時間がかかる?

結論:普段の生活では、電気自動車の充電時間を意識することはありません。夜のうちに勝手に満タン。しかし長距離移動の場合には、途中の充電スポットで30分以上充電する必要があることも。(2015/11/28更新)

電気自動車は充電時間がかかる?

一つ前の記事でも書きましたが、電気自動車の基本のキは「自宅充電」もしくは「常置場所充電」(会社の車庫など)です。そのため、遠出するとき以外は充電時間を気にする必要はまったくありません。逆にガソリンスタンドに行かないので、その分時間が節約になってしまうくらいです。

目次

  1. 遠出の時は充電計画を
  2. どれくらいの間隔で充電するの?
  3. 高速道路/一般道 での充電
  4. 私(テスラモデルS)の場合

遠出の時は充電計画を

遠出の時は日産リーフにしろテスラモデルSにしろ、レベルの差こそあれ「充電計画」が必要です。これはガソリン車(ICE)にはなかった手間ですので、慣れるまでは少し煩雑に感じるかも知れません。ただ数回長距離の旅行をして慣れてしまえば、電気自動車を使ったゆったりとしたペースに体が合うので、多少余分に時間はかかるものの、トータルとしてのストレスレベルは高くなく、逆に疲れが非常に少ないものです。

* ICE … ガソリン車
* BEV … 電気自動車

どれくらいの間隔で充電するの?

リーフのように100-200km前後の航続距離の電気自動車(BEV)では、基本的に100kmか50kmごとに充電していきます。冬の間や標高の高い場所に行く場合には、50km-70kmごとに、夏の間や標高の変化の少ない場所に行く場合には100-120kmごとです。

高速道路/一般道 での充電

高速道路を使って移動する場合には、高速道路のサービスエリアのチャデモ(CHAdeMO)規格の急速充電器を使いますが、設置台数が1か所あたり1-2台のため、充電待ちが発生することがあります。高速道路会社によってはWebサイトなどで急速充電器の使用状況をチェックできるようにしているところもありますので、それらを活用し、待ちのない充電器を使用するのがベストです。サービスエリアより、少し規模の小さいパーキングエリアの急速充電器のほうが一般的に空いています。
充電時間は、リーフの場合30分間で80%以上充電することができますので、バッテリーの残量に応じて15分から30分充電すればよく、サービスエリアの場合には30分間の長めのトイレ休憩を計画すればよいことになります。

一般道の場合には、日産・三菱の自動車ディーラーや道の駅が頼りです。24時間営業しているところは案外少ないので気を付けます。公共施設などは平日昼間だけで、土日営業していないケースもあります。

私(テスラモデルS)の場合

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テスラモデルSは、航続距離が長いだけに充電にも時間がかかりそうと思われがちですが、テスラ社が自前で設置する急速充電器「スーパーチャージャー」では、30-60分(多くの場合40分で十分)でほぼ80%〜満タンにできます。30分のちょっと長めのトイレ休憩を取れば、また200-300km先までノンストップで行けるわけです。例えば東京から京都まで約470kmを、80km/hでエアコンなしならギリギリですがノンストップで行けます。冬場に暖房を使いつつ流れに乗って走ると、東京から名古屋がギリギリになってしまいますが、浜松で充電すれば余裕で行くことができます。

スーパーチャージャー以外の、チャデモ(CHAdeMO)規格の急速充電器は便利な高速道路のサービスエリアなどにも設置されています。途中で充電する必要がある場合には、私は高速道路上では20-45分、それ以外の道の駅や食事場所では最大60分くらい、宿泊場所等では朝まで充電するようにしています。

こう書くと30分は最低でも充電しなければならないのか、と感じる方もいらっしゃると思います。充電は、ガソリンを入れるように車内にいなければならないわけではありませんので、5分とかでも可能なのです。例えば本当にトイレにしか行かない予定なら、10分間の充電でも、37.5km走行できるだけの電気を充電できます。
例を挙げてみます。例えばモデルSで500km先まで旅行するとしましょう。まず最初は2時間ノンストップで200km走行すると仮定します(流れに乗って走行する場合、東名路線で平均時速は80km/h台ですが、仮に平均時速が100km/h出るとします)。バッテリーは満タン380kmですから、380km→180kmに減っています。ここで20分トイレのみ休憩しましょう。充電後は、180+20×3.75=255kmに回復します。また2時間運転して200km走行します。すると255km→55kmですね。ここでまた20分休憩するついでに充電すると、充電後は、55+20×3.75=130km。目的地は100km先ですから、このまま目的地に向かえば、目的地では130km-100km=30kmで、余裕を持って現地に到着することができます。
目的地では、目的地充電があるととても便利です。翌朝にはまたバッテリー満タンで出発することができます。

バッテリーの容量が大きければ、500kmという長距離でも充電時間を「待つ」ことなく、最低限必要な休憩だけで到着できるのです。

この記事のコメント(新着順)21件

  1. こんにちは。
    当方はハイエースのディーゼル5MTに乗っています。
    私は長距離ドライブが好きでよく行ってます。ディーゼルなので燃料代は安い、トルクが強い、燃費が低いというメリットを享受していますが、街乗りでは煤が溜まる、燃費が悪いのであまり乗りたくないです。

    EVは短距離の街乗りで魅力を発揮できると思います。最初から最大トルクを出せるという特徴は、ストップアンドゴーが多い街乗りでは大きなメリットになります。
    一方で、長距離は内燃機関車が向いていると思います。EVは充電に時間がかかる、どこで充電するか計画を立てなくてはならない、冬はバッテリーの減りが早いなどデメリットもあります。

    普段街乗りをして、家で充電するなら、充電時間が長いことはデメリットにはなりませんが、長距離運転するなら、充電時間が長いことは利便性の低下を招くと思うのですが、その点はいかがでしょうか?

    1. dk22様、コメントありがとうございます。

      >長距離は内燃機関車が向いていると思います。EVは充電に時間がかかる

      そうですね、空から充電すると時間はかかるのですが、普段は、遠出されないと思います。そういう場合、自宅で寝てる間に充電するので、充電時間は完全にゼロになります。これがまず大きなメリットだと思います。
      次に、遠出の際にはある程度充電が必要になりますが、今の車なら300-400kmは途中で充電が不要です。遠出と言ってもどこまで行くかに寄るんですよね。東京→箱根くらいだと、往復での充電は不要になります。また、仮に500km行くとしても、400km走行できる車の場合は、100km分足りないだけとなり、途中1回充電すればOK。15-30分間、休憩する「ついでに」充電することになります。なので、所要時間は実はガソリン車とほとんど変わりません。差が出るのは、それより長距離の場合、つまり500kmを超えるような旅行の場合になります。
      実は、そのような場合でも、超急速充電網というものがあれば、問題はないのです。
      例えば超急速充電網に国内で一番投資しているテスラでは、東京から大阪までの間にいくつもの超急速充電設備が配備されています。御殿場、浜松、名古屋、岐阜羽島、大津、京都とあり、そのどこでも15分間休憩するだけで大阪まで余裕で旅行が可能です。

      >どこで充電するか計画を立てなくてはならない

      これはある程度、ソフトウェアが解決すると思っています。今はある程度の計画はやはり必要ですね。
      EVsmartアプリには、「経路検索V2」という機能があり、旅行の充電計画を自動的にある程度立ててくれます。よろしければ、使ってみてください。

      >冬はバッテリーの減りが早い

      確かにそれはそうですね。
      私個人的には、これで困ることは少ないと感じています。冬は航続距離が減るのですが、その場合、少し手前で充電しなければならなくなるだけで、逆に、宿泊するたびに充電が満タンになるなど、便利な点も多かったりします。また冬、私は雪国出身なのですが、雪が降るような天候だと、朝はフロントガラスは霜が降りて凍っているし、屋根には雪が積もっていて固まっていますよね?これ、電気自動車だと、リモコンで部屋からスイッチ入れるだけで、ガラスの霜は溶けちゃうし、屋根の雪も緩んで落ちやすくなるので、車に着いたら雪下ろしして、降ろした雪をのけて、すぐ出発できるのです。個人的な経験値で言うと、雪国では毎日、ガソリン車より5分早く出発できます。
      なので、デメリットばかりでもないんですよ。よろしければ、メリットとデメリットをまとめた記事を作成していますので、そちらもご覧ください。
      https://blog.evsmart.net/electric-vehicles/ev-pros-cons/

  2. はじめまして。ある日自分のTwitterがフォローされていたことからこのブログを知りました。
    Twitterだと連投になって煩いのでこちらで質問させてください。

    EVを愛好する大勢の人々は、充電に要す30分をデメリットとしていませんよね。こちらの記事でも休憩に充てるのだから問題ないという風に書いてあります。

    ですが長距離を移動する時に移動時間を短く済ませたい(目的地に早く着きたい)という考えを持つ人は私含め少なくないと思います。
    私は毎年長期休暇の際に、古くからの仲間と3人で概ね5~600km程度の距離を走り旅行に出かけます。
    移動には私の愛車で行くのですが、この車はかなりエコでなく、ハイオクガソリンが70Lも入る割に燃費は7km/L(高速では12km/L程度)しか走らない上に前時代的なMTを積んでるという、重度のEVファンやエコ第一主義な方々からすれば極めて反社会的で憎悪のあまり燃やされてしまいそうな代物です。
    しかしそんな車でも高速を使えば航続距離はなかなかなので、無給油で目的地まで楽々到着できます。
    男3人で移動とあればトイレ休憩など長くても10分程度のものでしょう。
    3人で代わる代わる運転すれば結果的にかなり効率良く素早く目的地に到着する事ができるわけです。移動にかかる時間は早ければ早いほど良いとすら思います。(私のようなタイプの車好きは景観の美しい山道を好む反面、高速は走っててつまらないのでちゃっちゃと効率良く済ませてしまいたいというのも理由の一つです。)

    熱心なEVファンたちは、この素早く到着するというメリットを無視していませんか?
    現状どれだけ頑張っても30分もの時間を充電に費やすEVでは運転者の交代もできず30分をロスしないといけません。
    これをただ待つ時間でなく買い物や食事に充てろというのでしょうが、旅行に行くのにPAやSAでたくさんの買い物をする人ばかりじゃありませんし(帰りならともかく)、SAの食事もまぁ悪くはないですがお昼ご飯を目的地のご当地グルメにしたいと考えるのは自然なことと思います。高速の施設ではお酒を出してくれませんし。
    地方のお店は早く閉まることも多いので、到着が13:30から14:00になってしまってはランチタイムに間にあわないことも少なくないです。
    では充電する分早く起きて出発しろと言うかもしれませんが、早朝の30分を同乗者全員に強要するのは無理があります。

    結局のところ、「30分の休憩は妥当」ではなく「妥協」ではないでしょうか?電池が持たないから仕方なく休むように私は感じました。
    早く目的地に着きたい層からすれば航続距離380kmというのはあまりに短すぎます。燃料が24Lしか入らないホンダ・ビートですら400kmちょっとは走れます。大金を払ってたったの380kmしか走らないのかとも思ってしまいます。
    これがデメリットじゃない、30分はロスじゃないと理解する方法があるなら教えていただきたい。
    私はガソリン車を愛していますがEVを買う日も遠からず来ると思っています。EV促進を果たすのならば目を背けて欲しくない、重要な点のはずです。
    給油と同じ所要時間になる技術革新を待つしかないのなら、一定層にとってEVはまだ早いという結論になるのではと思います。
    そこのところ詳しい解説をお願いします。

    1. 被フォロワー様、コメントありがとうございます。

      >>概ね5~600km程度の距離を走り旅行に出かけます

      ちょっと前提が分からなかったので、可能でしたら、返信でもう少し詳細をお聞かせ願えますか?例えば良く行く長距離旅行の、出発地と目的地を大体教えていただければ、電気自動車でどれくらいかかるかお調べしてみます。実際に比較してみないと、分からないものですよ。

      仮におっしゃる距離の500-600kmが片道だとすると、片道で普通にしっかり走って6-7時間かかると思います。これでだいたい休憩10分を1回のみ、ということですかね。
      https://blog.evsmart.net/tesla/model-x/roadtrip-tokyo-fukui-5/
      ↑これが私の記録です。大体片道500kmで往復は1000km。帰りは満タン出発していないので少し時間かけてますが、行きは500kmを途中28分間の休憩1回で走行しています。

      >>これがデメリットじゃない、30分はロスじゃないと理解する方法があるなら教えていただきたい

      多分簡単で、500-600kmを10分休憩1回で走行できる人はそうそういない、というのが答えだと思います。私は年間22000kmくらいで、良く高速を利用しますし、自動運転なので周りの車に(他の方よりは)気を配って走行できています。そのため前に出会った車とか、すれ違う運転手さんの表情とかまで分かるのですが、皆さん結構休憩取られていますよ。弾丸旅行の好きな方はガソリン車で良いと思います。そういう方の比率は非常に少ないということなのだと思います。

    2. 返信ありがとうございます。
      そもそも何km走るかが前提と思っていたのですが、どの道を通るかが前提というあたりに意識差がありそうですね。道中にスゴイ充電器があるかどうかという事でしょうか?でしたら計算は都合の良い経路と悪い経路の両方でしていただいた方が良いかと思います首都高4号線辺りから5〜600kmで行ける主要観光地の中で最も条件がいい経路と悪い経路を計算してみてください。他の方々のためにも。
      ガソリン車やhv車にとっては行きたい場所が最初にあって、そこまで何時間で何キロ走れば着けるかが大事なので。途中で補給が必要になるのは1000kmを超えるような場合なので、経路上での燃料補給計画は前提になりませんから。

      それと、休憩が10分で十分とは言っていないつもりです。
      ですから代わる代わる運転すると記載しました。
      1人で500〜600km走るとしたらそれはもう大変な事でしょう。ですが150kmごとくらいで交代で運転したら、運転していない人は十分に休息が取れます。
      これは少数派の弾丸旅行と切り捨てるほど僅かな需要でしょうか。
      友人同士で、夫婦で交代しながら行くというのはそうそういない人たちですか?
      繰り返しですが目を背けずにご回答いただきたい。

    3. 被フォロワー様、ご質問ありがとうございます。

      >>首都高4号線辺りから5〜600kmで行ける主要観光地の中で最も条件がいい経路と悪い経路を計算

      すみません、ご質問でしたら、具体的に、場所を指定していただけますか?
      また5-600kmというのは片道なのか往復なのかも教えていただけますと想定しやすいです。また友人同士で行くとかドライブ時の交代が一般的かというのはちょっと分かりませんが、このようなデータがあります。
      # ちょっと古いですが
      https://www.tourism.jp/wp/wp-content/uploads/2013/03/research_130312_drive-trip.pdf
      これによれば、通常のドライブ旅行は片道4時間程度で90%以上(300km程度か?)、またご自身で運転する場合男性が主たる運転者のとき、奥様に代わってもらえるのは半分、友達は1/3程度。女性が主たる運転者のときはほぼお一人で運転するケースが多いようですね。

    4. 被フォロワー氏をはじめ、休息充電器の裏舞台を知らない方々が多すぎて困惑している高圧電気管理技術者です。保有資格は第三種電気主任技術者・第一種電気工事士・アナログ工事担任者・甲種消防設備士で高圧受電設備保守経験27年。
      50kW以上の充電器は電気事業法の規定で6kV高圧受電になり受電キュービクル設置などで一千万近い投資が必要、さらに電気主任技術者選任や保安規定策定など面倒な手続きがいっぱい…それがEV急速充電器普及を妨げる「公的抑圧」ともいえませんか?
      世間一般が電気自動車購入を検討するに当たり異動費の安さが魅力に映るのは当然の流れ、しかし電池容量問題から航続距離に制限は出るもの…しかし欧米と違い電気事業法の規制が厳しい日本の法体系は安全性を重視するあまりに電力大量消費を忌み嫌う傾向があり石油危機などで火力発電も縮小を余儀なくされエネルギー管理士制度などで需要を平準化させようともしているのです!!そこを判っていないと電気自動車の利便性をうまく活用できないかもですね。
      電池の容量はバッテリーに使う化学物質の組み合わせで決まりますが、現地点で金属化合物の組合せがまだうまくできておらず容量アップの速度もIT機器ほど速くはありません。そこがもどかしいですよね!?
      現地点で電気自動車で500km走りたいというのならテスラ車しか選択肢がないと思います。そのテスラ社は蓄電産業にも着手しエネルギー企業としても名を挙げるほどなので。仮に5km/kWhとすると100kWh積載車種が最適…しかし重量の大きい車の操縦性とか考えたことはありませんか!?試乗してみるのも一手ですが。
      文字だけで説明するより実際乗ってみることを強くお勧めします。そして現状電気自動車はその場ごとの計算が必要、それができない方にはお勧めではないと思います。僕は理工系電気屋だからどうにか乗れているだけでして。

  3. 戸建て住宅では夜間充電できてもマンション住まいでは現実的な話ではありませんよね。そこをクリアしなければ電気自動車の普及は難しいのではないでしょうか。

    1. 仮家様、コメントありがとうございます。おっしゃるとおりです。現在日本では一戸建て比率が50%強となっており、戸建てでも月極駐車場を利用している層があり、また集合住宅でも平置き駐車場を利用している層があることで、おおよそ半分の世帯では、自宅充電には困難があると言えると思います。

      ただ実際にマンション内にある駐車場でも平置きであれば、また月極駐車場でも照明などの電気が来ていれば、技術的に充電設備を付けられないわけではありません。そのため、一定の割合の方々すなわち、都心3区で見られるような複雑な機械式駐車場や照明のない月極駐車場の方々を除いては、法律を変えていくことで充電できるようにすることは可能だと思います。この部分は、ご指摘のとおり、電気自動車の普及を阻害する要因になります。

      米国の州によっては、マンションや賃貸住宅の駐車場に、充電器を設置したいと居住者が申し出た場合、拒否すると罰則があるような法制化が進んでいます。

    2. 電気工事士として、仮家さんの意見にも目を向けねばなりません。
      仮に電気のない月ぎめ駐車場に停めているとすれば、低圧受電ポールを建ててそこへ250V/20Aのブレーカーをつけることになります。一番費用がかかるのは受電引込ポール建立と電気工事(どうみても20万円以上)、あとは地権者(駐車場オーナー)への許可申請。複数のEVオーナーが居るならば共同で地権者へ申請するのであればマンション管理者組合と同じパターンでいけるのではないでしょうか。当然EVコンセント設置に伴い若干駐車代が上がるかもしれませんがそこは既得権者据え置きなどの方策も採れますし。

      こうみえても僕は一市民活動家、子供のおもちゃを直す技術提供ボランティア活動「おもちゃ病院」を通じて困った方々の意見を集約し改善にも努めました。他に相談したいことでもありましたら遠慮なくお申し出くださいませ。

  4. Yasukawaさんへ:たしかに日本車EVの新品普通充電器は高いですよね。
    100V・200Vを問わず5万円というのは正直買う気になれません…長いケーブルが必要なら話は別ですが。
    アマゾンだと社外品なら3万円程度で買えますが、日本のEVコンセントにある引っ掛け機能がないので微妙です。
    自分は予備の充電器をヤフオクで買いました…輸出用の車両から抜き取った1~2万円の中古品。日産リーフ用ですが三菱i-MiEVも難なく充電できますよ。

    30kWh以下のEV/PHVが多いからか充電器の6kW化はまだこれからですが、日産e-NV200(40kWh)では標準になるようですね。
    e-NV200は気になるクルマです。走る蓄電池に相応しく1500Wインバーター搭載で15時間もAC100Vを供給できるのは工事現場の電気技術者にとって大きな魅力ですよ。

  5. アイミーブのユーザーから見て、現行の40kWhリーフはどうみても容量大きいですよね。
    CHAdeMO急速充電だと大概30分丸々かかる上に満充電にならないとか。
    やはり宿泊設備に充電器があったほうがいいと思います。

    しかし問題がひとつ。EV充電器のある宿泊設備は大概大きなホテルか高級旅館ですよね?
    民宿や商人宿(ビジネス旅館)にないのが不思議ですが…こういう宿は宿泊代が安いからなかなか取付費用が出ずに設置できないケースが多いと思います。
    実際自分がよく泊まるビジネス旅館の館主もEVには興味がありながら、まだ自分以外のEV乗りを見たことがなく二の足を踏んでいます。

    ただ逆に、EVユーザーが家族経営の小さな宿にEV充電コンセント取付を提案するのは個人的にアリだと思います…後々リピーターになる確率が高いですから。
    仮に200V15Aの充電コンセント1個としても、30kWhのリーフで10時間、40kWhリーフでも14時間…一泊二日ならば十分だと思いますよね。
    費用も街の電気屋に頼めば5万円程度だから割安ですが…ただコンセントだけだと充電ケーブルを積んでないEVが来たら使えないので、ヤフオクなどで中古の充電コードを買う羽目になり結局7万円コースでしょうか。

    そう考えると、行きつけの宿(年一回以上利用)があるEVユーザーはその宿にダメモトで頼み込んだほうがいいと思います。そういう利用者が増えれば宿泊設備にEV充電設備が普及するのではないでしょうか!?
    これができるのは先達EVユーザーの特権(笑)旅好きEVユーザーの皆さん、ぜひご検討を!!

    1. ヒラタツ様、コメントありがとうございます!

      >EVユーザーが家族経営の小さな宿にEV充電コンセント取付を提案するのは個人的にアリだと思います

      なかなか言いづらい雰囲気もあると思いますが、私も一軒依頼して付けていただいたところがあります。その後もそこには何度か泊りに行っていますので、多少は貢献しているかと。。
      あとコストの件ですが、はっきり言って日本の普通充電器は高すぎます!
      https://shop.tesla.com/us/en/product/vehicle-accessories/model-s_x_3-wall-connector.html
      まずこれが$500で日本でも7万円。テスラのサービスセンターで買えると思います。
      https://www.evseadapters.com/collections/ev-chargers-and-evses/products/tesla-to-j1772-adapter
      これが日本までの送料も入れて$300弱くらい。全部で10万円プラス工事費で200V 40A=8kWまでの充電環境が構築できます。日本の充電器だとそもそも15Aまでですしね。これからの電気自動車はおそらく6kWが普通になると思います。

    1. CAMARO様、コメントありがとうございます。宿泊施設に充電はあったほうがよいですね。現在、毎週のようにいろんな宿泊施設の方が充電設備を設置していらっしゃいます。

    2. CAMAROさんの言われる通り、宿泊施設の普通充電器有無は電気自動車乗りにとって大差ですよ!!
      最近滋賀県長浜へ出かけたとき、国民宿舎で寝ながらにして充電でき朝満充電で出発できましたが。もしなければor先客に使われていればどこかで30分の時間ロスが起きたはずですので。今後電気自動車が複数台泊まるとなると要増設ですが宿代安くて鄙びていても人気は出そうです。
      それに限らず観光地の駐車場に2~3代あればその観光地が現状鄙びていてもある程度息を吹き返すと考えられます。ある意味起爆剤にもなる訳で。

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この記事の著者


					安川 洋

安川 洋

日本アイ・ビー・エム、マイクロソフトを経てイージャパンを起業、CTOに就く。2006年、技術者とコンサルタントが共に在籍し、高い水準のコンサルティングを提供したいという思いのもと、アユダンテ株式会社創業。プログラミングは中学時代から。テスラモデルX P100Dのオーナーでもある。

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