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朗報! ミニカーEV「mibot」のKGモーターズが出光と業務提携契約を締結/SSでEVを買える時代になる

朗報! ミニカーEV「mibot」のKGモーターズが出光と業務提携契約を締結/SSでEVを買える時代になる

出光興産とKGモーターズが、小型モビリティ「mibot(ミボット)」の納車・点検整備等に関する業務提携契約を締結したことを発表しました。エアコン付きの一人乗り電動ミニカーを、出光の「apollostation」で購入できるようになります。新工場での本格的な量産開始に向けて朗報です。

目次

環境負荷低減と地域社会への貢献を両立

2026年1月16日、出光興産株式会社とKG モーターズ株式会社が、小型モビリティ「mibot(ミボット)」の納車・点検整備等に関する業務提携契約を締結したことを発表しました。

2026年4月から、東京都および広島県の出光興産系列サービスステーション「apollostation(アポロステーション)」の一部店舗で、KGモーターズが開発中(すでに第1号車の納車は完了)で製造・販売する「mibot」の購入サポート、納車、登録代行、保険取扱い、点検整備・部品交換などのトライアルを開始。トライアルの結果を踏まえ、全国への展開を順次進めていくとしています。

EVsmartブログでは以前から注目していたmibot。「東京都および広島県」というのは、KGモーターズがかねて先行納車を発表していたエリアです。2025年末には広島県内で晴れて1台目を納車。先日、その様子を紹介する動画が公開されたばかりです。

mibot、1台目納車を達成しました!そして量産へ…(YouTube)

新しいモビリティへの思いが通じ合ったのか

この動画のなかでもKGモーターズの楠一成CEOや取締役の横山文洋さんが「新しく作ったクルマをユーザーに届けてアフターサービス網を構築するのは至難の業」といったポイントに言及しています。「小型モビリティロボットで世界をワクワクさせる」というミッションを掲げ、拠点の広島県内に新たな本社と新工場を建設。本格的な量産開始に向けて歩みを進めるKGモーターズにとって、​全国に5000近くのSS(アポロステーション)を展開する出光興産との提携は朗報です。

一方の出光興産も、モビリティとエネルギーのシフトを見据え、早くから超小型EVに着目したチャレンジを試みています。超小型EVを活用したカーシェアリングの実証実験『オートシェア館山・南房総』や、モンスター田嶋氏が率いるタジマモーターコーポレーションと新会社「出光タジマEV」を設立して超小型EV開発を計画といったトピックは、今までにも紹介してきました。

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mibotは登録が簡単で保険料なども安価な「原付ミニカー」規格で1人乗りです。「出光タジマEV」では2人乗りとするために「超小型モビリティ」として開発する計画でした。超小型モビリティ規格には、事前に認定された限られたエリアだけしか走行できない「認定車」と、高速道路などは走れないものの全国どこでも自由に走れる「型式指定車」があります。出光タジマEVでは型式指定の取得を目指していたのですが、モンスター田嶋氏へのインタビューで「認証取得のための試験の予約が取れない」といった障壁に阻まれているといった話を知ったあと、続報は聞こえていませんでした。

今回のKGモーターズと出光の提携は、脱炭素社会実現や地域モビリティの変革という共通の目標をもった両社にとって、それぞれが大きく一歩を踏み出すための価値あるパートナーシップになるのではないかと感じます。

mibotが原付ミニカーとはいえ「バイク店や自転車店で買ったり整備するのでは心許ないかも」と懸念していましたが、出光のSSならリアリティ抜群。ゆくゆくは試乗とかもできるようになれば、さらに興味をもつ方が増えるのではないかと思います。

mibotって、どんなモビリティ?

KGモーターズについては、本格量産が始まる新工場も取材したいし、出光興産を含めた関係者へのインタビューなども考えたいと思いつつ、まずはニュースリリースからの速報でした。

そもそも、mibotはどんなモビリティなのかといったポイントについて、以下、ニュースリリースの説明を転載しておきます。

「mibot」(※1)は、人の移動を支えることに特化した、新しいコンセプトの一人乗り電動ミニカーです。全長2,485mm・全幅1,140mm・全高1,470mm・車両重量約470kgのコンパクト・軽量ボディで、買い物や駅までの往復といった日常の“ワンマイル”移動を快適にサポートします。家庭用100V・200Vコンセントや充電スポットでの200V普通充電が利用可能で、バッテリー総容量は7.68kWh、航続距離は約100km(メーカー公表値)、電気代は1kmあたり約1.82円(※2)と経済的で、走行時にCO₂を排出しません。さらに、操作性が良いことに加え、車検が無いこと、保険料が安価になるなどトータルコストでの優位性が期待できます。

出光興産は「apollostation」で培った車両販売や点検・整備といったノウハウを基盤に、「mibot」のモビリティサービス提供体制を構築し、KGモーターズは流通・アフターサービス体制を強化します。また将来的には、お客さまのニーズを踏まえて取扱店舗の拡大や両社における新たなサービスも検討していきます。

出光興産とKGモーターズは、環境負荷低減と地域社会への貢献を両立するモビリティサービスの提供を通じて、持続可能な社会の実現に貢献します。

※1 道路運送車両法では第一種原動機付自転車(ミニカー)
※2 電力単価30円/kWh、16.5km/kWhにて試算、実際の電費・電力単価により異なる

文/寄本 好則

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この記事を書いた人

兵庫県但馬地方出身。旅雑誌などを経て『週刊SPA!』や『日経エンタテインメント!』の連載などライターとして活動しつつ編集プロダクションを主宰。近年はウェブメディアを中心に電気自動車と環境&社会課題を中心とした取材と情報発信を展開している。剣道四段。著書に『電気自動車で幸せになる』『EV時代の夜明け』(Kindle)『旬紀行―「とびきり」を味わうためだけの旅』(扶桑社)などがある。日本EVクラブのメンバーとして、2013年にはEVスーパーセブンで日本一周急速充電の旅を達成した。

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