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「EV Camp VISON 2026」に行ってきました〜テスラ車をはじめとする電気自動車オーナーが集結

「EV Camp VISON 2026」に行ってきました〜テスラ車をはじめとする電気自動車オーナーが集結

三重県多気町の「VISON」で開催された「EV Camp VISON 2026」に行ってきました。主催はTOCJですが、テスラ車以外のEV参加も大歓迎。テントを張って眠るより、気軽な車中泊をする方が多いのも、アイドリング無しで夜通しエアコンを使えるEVならでは。好天に恵まれて、楽しい時間を過ごすことができました。

目次

未舗装の大駐車場を貸切で開催

会場内にはサイバートラックも展示!

当日の会場マップ。

2026年5月16日(土)〜17日(日)、三重県多気町の大規模商業リゾート「VISON」で開催された「EV Camp VISON 2026」に参加してきました。テスラオーナーズクラブジャパン(TOCJ)が主催する「テスラオーナーの祭典」ですが、テスラ車以外の電気自動車での参加も大歓迎。会場となったのはVISONの第6駐車場です。未舗装の広大な駐車場を貸切にして、EVキャンプを楽しみながら、EVオーナー同士の親交を深めようというイベントです。

参加者集合写真!

集まったのは、約150台&約200名。初日は特設の「メインステージ」でのトークショーや、カスタムカーエリアの車両紹介。ビンゴ大会などで盛り上がりました。「EV充電インフラディスカッション」のコーナーでは、株式会社e-Mobility Power(eMP)社長の池亀耕太郎さん、eMPとともに「EVおでかけ推進プロジェクト2026」を展開するミライズエネチェンジ株式会社執行役員の内藤義久さん、そしてTOCJ会長の小池豊和さんらとともに、僭越ながらEVsmartブログ編集長として私も登壇。高速道路SAPAへのNACS(テスラ)規格急速充電器導入の可能性や、eMPが設置する急速充電器ビジター利用の手順簡素化、eMP充電カードの月額料金を安くしてほしい! などの話題でディスカッションを行いました。

さらに、会場内に展示されたカスタムカーを参加者とともに練り歩きながら紹介するトークの時間もありました。

テスラ車以外のEVオーナーさんも集まりました

神奈川県川崎市からフォルクスワーゲン「ID.Buzz」で参加した米山忠徳さんとパートナーの土井道代さんです。夕闇に包まれつつ、参加者のみなさんが思い思いの夕食を楽しみ始めている中、少しお話を伺いつつ撮影したのがこの写真。実は米山さんご夫妻、初代からリーフを4台乗り継ぎ、現在はメルセデス・ベンツ EQE(中古車で購入)と、このID.Buzzに乗っていて、電気自動車で「四国遍路を5周した(今、みだれ打ちで6周目に挑戦中)」という強者EVオーナーさんでした。

今回のイベントは「全BEVを巻き込んで!」と銘打つように、テスラ車以外のオーナーさんでも参加OK。会場内には、アリアやホンダ、ヒョンデなどのオーナーズクラブのブースも出展されていました。

私もマイカーのヒョンデ「コナ」で参加して、最初は車中泊エリアにタープテントを張ったのですが。Honda e オーナーズクラブやヒョンデモータークラブジャパンのブースを合体させて一緒にオール電化BBQを楽しもうということになり……。うっかりまだ日が高いうちから飲み始め、写真を撮るのも忘れて盛り上がってしまったのでした。

夜の部では、焚き火の炎を囲んでEV関連のインフルエンサートークが行われました。

ホットプレートで大好物の牡蠣やアワビの海鮮BBQと芋焼酎のロックを楽しみながら、「しまった、ほとんど写真撮ってない!」と気付き、スマホでなんとか撮影していたのがこの写真なのでした。

充電インフラの拡充っぷりを実感

EVキャンプのレポートは「楽しかった!」ということなのですが、EVsmartブログの記事としてそれだけでは物足りないので、往復の充電エピソードを紹介しておきます。

今回、私はバッテリー容量48.6kWhのヒョンデ コナ(カジュアル)で、東京からVISONへ。そしてイベント終了後は私用で大阪市西成区に立ち寄ってから東京へ戻りました。

往復ともに新東名岡崎SAの150kW器を利用

復路の岡崎SAではVISON帰りのモデル3ご夫婦とご挨拶。

最初のトピックは、「往路、復路ともに新東名岡崎SAの急速充電器(最大出力150kW)を利用した」ことです。最近、新東名で関西方面へ走る際には浜松SAの150kW器を使うことが多かったのですが、新たに岡崎SAにも150kW器が新設(90kW器と合わせて計6口)されて、2026年1月から運用が開始されています。

世田谷区の自宅から浜松SA(下り)までの距離は約230km。合法区間で120km/h巡航してもバッテリー残量(SOC)を30%以上残して到着できるため「本当はもう少しバッテリーを減らしてから充電したいな」と感じてました。岡崎SAまでならさらに60kmほど走って約290km。今回はSOC13%での到着となり、30分で67%まで、気持ちよく充電することができました。復路は大阪市内をSOC約70%で出発。岡崎SA(上り)にはSOC19%で到着し、30分で69%まで充電しました。

ここで強調しておきたいポイントが「高出力充電スポットの選択肢が着実に増えている」ことです。新東名でいうと、下り線は「長篠設楽原PA」、上り線は「遠州森町PA」に90kW器が開設されて「東京=大阪間のEV移動が楽になった」と喜んだのが、2021年ごろのことだったと記憶しています。

ところが、ここ数年で高速道路充電インフラの「高出力&複数口化」が急速に進展。たとえば、東名〜新東名〜新名神ルートの下り線を例に挙げると、中井PA(神奈川県)、駿河湾沼津SA(静岡県)、清水PA(静岡県)、浜松SA(静岡県)、岡崎SA(愛知県)、湾岸長島PA(三重県)、土山SA(滋賀県)と150kW器スポットの選択肢が豊富になりました。しかも、各所がおおむね6口以上の複数口設置で充電待ちのリスクが低いし、90kW器の設置スポットはもっとたくさんあります。

私の場合、コナの急速充電性能の特徴に合わせて150kW器を好んで利用していますが、休憩を兼ねて30分間の急速充電を行うのであれば90kWでも出力に不満なし。高速道路のEV充電インフラは、本当に便利になりました。

宿泊施設に6kW充電器があれば最強

近くの居酒屋さんで夕食帰りにスマホで撮影。ホテルルートンの名が神々しく輝いていました。

VISONへの遠征、最初は「夜中走って、伊勢自動車道安濃SAの150kW器で充電して会場へ行こうかな」とも思っていたのですが、私も無理は禁物なお年頃です。前泊して「ホテルの普通充電器で満充電にしていこう」と思い直してネットで検索。会場から40kmほど手前の「ホテルルートイン津駅南」の充電器予約がまだ空いていることを確認して、宿泊&充電を予約しました。

今までにも何度か紹介してきた(関連記事)ように、宿泊施設に6kW普通充電器があって、充電の予約ができるのは「最強」です。

車載冷蔵庫の購入を迷い中

今回、私はコナの車内で一人車中泊を行いました。エアコンは23℃設定でかけっぱなし、夕食のオール電化BBQや朝のコーヒー、ホットサンド作りにV2Lをフル活用して、消費したSOCは10%ほどでした。

EVキャンプ、好天にも恵まれて、とても気持ちよく楽しい時間でした。あと、朝風呂で入ったVISONの「本草湯」という日帰り入浴施設が素晴らしかった。この本草湯に入るためだけに、名古屋や大阪から日帰りする値打ちがあると感じます。もっというと、この本草湯(に近い)駐車場に6kW普通充電器がズラリと並んでくれたら素敵です。

EVでのオール電化キャンプは、ここ数年、夏の恒例企画としてレポートもしてますが……。今回、その気持ちよさを再確認して迷っているのが、氷が溶けないようにするため、また、チーズなどの食材を安心して保管するための車載冷蔵庫を買うかどうかです。Amazonを物色すると、20Lくらいの小型車載冷蔵庫は2〜3万円も出せば手に入ります。でも「きっと使うのは年に数回だけだよなぁ」と悩み中。

8月にはまた恒例のBEVキャン(関連記事)にも参加の予定。もし、私が車載冷蔵庫を使っているのを見かけたら、「よく決断したね」と褒めてください。

取材・文/寄本好則

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この記事を書いた人

兵庫県但馬地方出身。旅雑誌などを経て『週刊SPA!』や『日経エンタテインメント!』の連載などライターとして活動しつつ編集プロダクションを主宰。近年はウェブメディアを中心に電気自動車と環境&社会課題を中心とした取材と情報発信を展開している。剣道四段。著書に『電気自動車で幸せになる』『EV時代の夜明け』(Kindle)『旬紀行―「とびきり」を味わうためだけの旅』(扶桑社)などがある。日本EVクラブのメンバーとして、2013年にはEVスーパーセブンで日本一周急速充電の旅を達成した。

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