木野 龍逸– Author –

編集プロダクション、オーストラリアの邦人向けフリーペーパー編集部などを経て独立。1990年代半ばから自動車に関する環境、エネルギー問題を中心に取材し、カーグラフィックや日経トレンディ他に寄稿。技術的、文化的、経済的、環境的側面から自動車社会を俯瞰してきた。福島の原発事故発生以後は、事故収束作業や避難者の状況のほか、社会問題全般を取材。Yahoo!ニュースやスローニュースなどに記事を寄稿中。原発事故については廃棄物問題、自治体や避難者、福島第一原発の現状などについてニコニコチャンネルなどでメルマガを配信。著作に、プリウスの開発経緯をルポした「ハイブリッド」(文春新書)の他、「検証 福島原発事故・記者会見3~欺瞞の連鎖」(岩波書店)など。
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日本電産の戦略から読み解く電気自動車本格普及へのシナリオ
モーター製造の大手、日本電産が、電気自動車用モーターへのリソース投入をより一層加速させていきます。2025年を電気自動車普及への分水嶺とみなし、2025年に250万、2030年に1000万台分のモーター駆動ユニット販売を目指します。 ※冒頭写真は日本電産公式... -
京都の都タクシーがENEOSのEVリース事業と連携してBYDの電気自動車『M3e』を導入
新型コロナのまん延で厳しい状況になっている業界はたくさんありますが、中でも厳しいのがタクシー業界です。それでも、厳しい環境に抗うような新しい挑戦も始まりつつあります。そのひとつ、営業車に中国BYD製の電気自動車(EV)を導入した『都タクシー』... -
テスラが2021年第1四半期決算を発表〜純利益は前年同期比2638%
テスラ社は現地時間の4月26日、2021年第1四半期(1月~3月)の決算を発表しました。総売上高、営業利益ともに前年同期を大きく上回り、純利益は前年同期比で2638%と過去最高になりました。マスクCEOは「2021年第1四半期は、多くの点で記録的」だったと話... -
ホンダ新社長が会見で「2040年にはEVとFCEV」100%の目標を発表
ホンダの三部敏宏 代表取締役社長は2021年4月23日に記者会見を行い、2040年にグローバルで電気自動車、燃料電池車の販売比率を100%にする目標を発表しました。 ※冒頭写真はホンダニュースリリースより引用。 2040年にグローバルでEVとFCEVの販売を100%に... -
トヨタが電気自動車シリーズ『bZ』発表〜世界は「グリーンウォッシュ」を懸念?
2021年4月19日、トヨタ自動車は上海モーターショーのプレスデー初日に、今後の電動化戦略の新たな方針を発表しました。電気自動車(EV)の新シリーズ『TOYOTA bZ』を中心にして2025年までに15車種のEVを市場に投入する計画です。同時に、従来のロビー活動... -
メルセデス・ベンツが上海で電気自動車『EQB』を世界初公開〜宣言通りの電動化急加速
上海オートショーのプレスデー前夜にあたる2021年4月18日夜、メルセデス・ベンツは新しいコンパクトSUVの電気自動車『EQB』を上海会場で発表しました。上海ということもあり発表は中国語が中心で、急拡大する中国市場を中心に据えていることがよくわかるプ... -
佐川急便が開発中の軽EV宅配車をお披露目〜計画通り実現すれば日本は変わる!
佐川急便が2021年4月13日、電気自動車ベンチャーのASFと共同開発する宅配専用電気自動車(EV)のプロトタイプを発表しました。佐川急便が使用している約7200台の軽自動車を順次EVに切り替える計画です。価格や性能など、「計画通り実現すれば日本は変わる... -
テスラ2021第1四半期の台数実績発表〜日本メーカー超えが射程内
テスラ社は2021年4月2日(現地時間)、第1四半期(2021年1月~3月)の生産台数と納車台数を発表しました。『モデルS/X/3/Y』の合計生産台数は18万338台、納車台数は18万4800台でした。2021年の生産台数は75万台が目標で、まずまずのスタートになりまし... -
ボルボが2030年までに電気自動車だけのブランドになると発表〜日本では画期的サブスク販売で新型車導入も
2021年3月2日、ボルボ・カーズが「EVだけのメーカーになる」という発表が世界を駆け巡りました。ポイントは日本市場を含めて2030年までにピュアな電気自動車(EV)だけのブランドになることと、EVはすべてオンライン販売にすることです。 完全にEV化するこ... -
【お知らせ】千葉の平和交通がEVバス導入で体験フェスタを開催〜試乗できます!
平和交通(本社・千葉県)は2021年2月24日、BYDの電気バス『K8』などの出発式を実施し、千葉市長や地域自治体、関係者らの試乗会を行いました。平和交通では3月18日、20日、25日、27日には電気バスの体験イベントも予定しています。 ※冒頭写真は導入される...
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新型リーフの「ユーザー希望小売価格」を考えてみた/日本で買えるEVの競合車種と比較検討
日産は6月17日に新型リーフの諸元などを初公開しました。発売は2025年秋に北米で開始し、その他の地域に順次拡大します。価格は未発表ですが、バッテリー容量や車格を参考にして競合しそうなEVと比較しつつ考えてみました。 ※この記事はAIによるポッドキャ... -
パワーエックスが高速道路上で初めての従量課金制超急速充電器を開設/ハイウェイオアシス富楽里
パワーエックスが蓄電池型超急速EV充電器を、千葉県の「ハイウェイオアシス富楽里」に設置、5月30日から運用を開始しました。従量課金制の超急速充電器が高速道路上に設置されるのは日本で初めてのケースです。 PowerX初の高速道路上の充電ステーション 20... -
ホンダのEVスクーター『CUV e:』世界初公開/開発担当者が自らポチる期待の出来映え!
ホンダは東京ビッグサイトで開催された東京モーターサイクルショーに、6月20日に発売する電動スクーター『CUV e:』を展示しました。日本での実車公開は初めてです。どんなスクーターなのか、特徴を紹介します。 125ccクラスの世界戦略モデル ホンダは3月28... -
ヒョンデのコンパクトEV『インスター』長距離試乗/走りも電費も充電も「文句なし」
ヒョンデのコンパクトEV『インスター』に、大阪から横浜まで試乗することができました。結果をひと言で言えば「文句なし」です。走りヨシ、電費ヨシで、急速充電性能も満足。ほぼ手放しでハナマルをつけられます。試乗レポートをお伝えします。 ※この記事... -
BYDの勉強会から改めて学ぶ電気自動車の基礎知識【前編】リン酸鉄バッテリーの強みと留意点
BYDがメディア向けの「勉強会」を開催しました。同社の技術紹介が中心ではありましたが、改めて電気自動車の基礎知識を確認できる内容でした。2回に分けて紹介する記事の前編は、LFP(リン酸鉄)バッテリーを中心としたEV用リチウムイオン電池の基礎知識で... -
トヨタが欧州で新型電気自動車続々投入を発表/EVのシェア獲得に本腰か?
トヨタは今年夏以降に、ヨーロッパで新型『bZ4X』、『C-HR+』、『アーバンクルーザー』、レクサス『RZ』シリーズと、新たなEV車種を続々と発売することを発表しました。欧州EV市場のシェア獲得に本腰を入れ始めたようです。 欧州市場に続々と新型EVを投入 ... -
EVモーターズ・ジャパンのEVバス組立工場を見学レポート/脱炭素社会実現へのビジョンが進展中!
商用電気自動車を開発・販売するEVモーターズ・ジャパンが、北九州市内に独自の生産工場を建設中です。今回、徐々に生産設備が整ってきている現場を見ることができました。EVモーターズ・ジャパンが描く工場の将来像はどのようなものなのでしょうか。現地... -
BYD 『DOLPHIN(ドルフィン)』が299万2000円に実質値下げ〜EVがどんどんお手頃になる!
BYD Auto Japanは2025年4月1日、コンパクトサイズのEV、『DOLPHIN(ドルフィン)』を値下げするとともに、エントリーグレードの「Baseline」を追加し299万2000円で販売することを発表しました。日本のEVにも価格競争の波がやってきたようです。 大幅値下げ... -
初期型リーフの「バッテリー増量交換」が人気〜オーナーのリーフ愛を実感
電気自動車の命はバッテリーです。オズモーターズが初期型リーフのバッテリーを新型リーフのものに増量交換するサービスを開始して数か月が過ぎました。その後、リーフのバッテリー交換事業はどうなっているのでしょうか。代表の古川さんに現状を聞いてき... -
BMW『iX1』試乗レポート/ハイパフォーマンスなプレミアムコンパクトEV
BMWのSUVタイプの電気自動車で最もコンパクトなモデル『iX1 xDrive30 xLine』に試乗。プレミアムブランドなので価格は安くありませんが、必要十分なバッテリー容量と急速充電の受電能力は、発売から2年が経過した今でもハイパフォーマンスと言えるものでし...