木野 龍逸– Author –

編集プロダクション、オーストラリアの邦人向けフリーペーパー編集部などを経て独立。1990年代半ばから自動車に関する環境、エネルギー問題を中心に取材し、カーグラフィックや日経トレンディ他に寄稿。技術的、文化的、経済的、環境的側面から自動車社会を俯瞰してきた。福島の原発事故発生以後は、事故収束作業や避難者の状況のほか、社会問題全般を取材。Yahoo!ニュースやスローニュースなどに記事を寄稿中。原発事故については廃棄物問題、自治体や避難者、福島第一原発の現状などについてニコニコチャンネルなどでメルマガを配信。著作に、プリウスの開発経緯をルポした「ハイブリッド」(文春新書)の他、「検証 福島原発事故・記者会見3~欺瞞の連鎖」(岩波書店)など。
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ハッキングコンテストの自動車部門にテスラがモデル3を提供
世界最大規模といわれるハッキングコンテスト「Pwn2Own」に、昨年の大会に続いてテスラ『モデル3』が参加することが発表されました。モデル3のセキュリティを突破した参加者には最高50万ドルの賞金や、モデル3の新車が贈られます。 ハッキングコンテスト「... -
テスラの生産台数が2019年第4四半期に過去最高の10万5000台に
2020年1月3日、テスラ社が第4四半期の生産台数と納車台数を発表しました。生産台数は10万4891台、納車台数は11万2000台で、ともに過去最高を記録。これにより年間の納車台数は36万7515台になり、当初目標の36万台を超えました。 Tesla Q4 2019 Vehicle Pro... -
BMWが電動化に向けて動きを加速~欧州が動き始めた2019年を振り返る
BMWグループの、電動化への動きが加速しています。CATLやサムソンSDIとのバッテリー供給契約を拡大、延長したほか、開発センターを新設。原材料の直接調達も開始しました。欧州全体が大きく動き始めた2019年を振り返ります。 バッテリーセルの供給網を拡充... -
GMとLG化学が世界最大級のEV用電池工場建設計画を発表
ゼネラルモーターズ(GM)とLG化学は12月5日、オハイオ州ローズタウンに23億ドルを投資してEV用バッテリー工場を建設する計画を発表しました。新設される工場は年間30GWhの生産能力を持つ世界最大級のバッテリー工場になります。 GMはオハイオ州をEV技術の... -
中国がEVやPHEVなど「新エネルギー車」の割合を60%へ
中国は2035年までに、EVおよびPHEVなどの「新エネルギー車」(以下、新エネ車)販売台数の割合を全体の60%に引き上げる目標を掲げることを計画していることがわかりました。新エネ車にHV(外部から充電できないハイブリッド車)は含まれていません。 15日... -
連邦政府のZEV規制潰しに反発するカリフォルニア州が、政府を支援するメーカーの新車購入を停止
2019年11月15日、米カリフォルニア州が、2021年1月以降、カリフォルニア州の定めた自動車の排ガス浄化規制に従わない自動車メーカーからは車を購入しないことを発表したと、複数のメディアが報じています。購入停止の影響を受けるのは、GM、フィアット・ク... -
電気自動車の進化に必須といわれる「全固体電池」は実用化できない?
トヨタは2017年の東京モーターショーで、2020年代の早い時期に全固体電池を実用化すると発表。全固体電池は電気自動車の進化のカギになる技術として注目されるようになりました。はたして期待していいものか。電池研究の第一人者である雨堤徹さんに質問し... -
ボルボが初めての電気自動車『XC40 Recharge』に込めた電動化への意気込み
ボルボ・カーズは10月17日(現地時間16日)に、同社としては初めての電気自動車となる「XC40 Recharge(リチャージ)」を発表しました。「リチャージ」は、EVとPHEVという充電可能なモデルを示す総称になります。 同時にボルボ・カーズは、こらからの5年... -
テスラが第3四半期決算で1億4300万ドルの純利益〜株価も急騰
10月23日(現地時間)にテスラ社は、2019年第3四半期に1億4300万ドルの純利益を上げたことを発表しました。テスラ社は今年に入ってモデル3の出荷遅れや事業コストの増加で、第1四半期と第2四半期に合わせて約11億ドルの損失を計上していました。このためア... -
ダイソンの電気自動車事業撤退に驚きを感じない理由
掃除機で有名なダイソン(本社:英国)は2019年10月10日、EV(電気自動車)事業からの撤退を発表しました。EV事業の引き取り手を探したものの、見つからなかったそうです。撤退は、ダイソン創業者のジェームズ・ダイソン氏が自らの声明としてHPで発表しま...
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新型リーフの「ユーザー希望小売価格」を考えてみた/日本で買えるEVの競合車種と比較検討
日産は6月17日に新型リーフの諸元などを初公開しました。発売は2025年秋に北米で開始し、その他の地域に順次拡大します。価格は未発表ですが、バッテリー容量や車格を参考にして競合しそうなEVと比較しつつ考えてみました。 ※この記事はAIによるポッドキャ... -
パワーエックスが高速道路上で初めての従量課金制超急速充電器を開設/ハイウェイオアシス富楽里
パワーエックスが蓄電池型超急速EV充電器を、千葉県の「ハイウェイオアシス富楽里」に設置、5月30日から運用を開始しました。従量課金制の超急速充電器が高速道路上に設置されるのは日本で初めてのケースです。 PowerX初の高速道路上の充電ステーション 20... -
ホンダのEVスクーター『CUV e:』世界初公開/開発担当者が自らポチる期待の出来映え!
ホンダは東京ビッグサイトで開催された東京モーターサイクルショーに、6月20日に発売する電動スクーター『CUV e:』を展示しました。日本での実車公開は初めてです。どんなスクーターなのか、特徴を紹介します。 125ccクラスの世界戦略モデル ホンダは3月28... -
ヒョンデのコンパクトEV『インスター』長距離試乗/走りも電費も充電も「文句なし」
ヒョンデのコンパクトEV『インスター』に、大阪から横浜まで試乗することができました。結果をひと言で言えば「文句なし」です。走りヨシ、電費ヨシで、急速充電性能も満足。ほぼ手放しでハナマルをつけられます。試乗レポートをお伝えします。 ※この記事... -
BYDの勉強会から改めて学ぶ電気自動車の基礎知識【前編】リン酸鉄バッテリーの強みと留意点
BYDがメディア向けの「勉強会」を開催しました。同社の技術紹介が中心ではありましたが、改めて電気自動車の基礎知識を確認できる内容でした。2回に分けて紹介する記事の前編は、LFP(リン酸鉄)バッテリーを中心としたEV用リチウムイオン電池の基礎知識で... -
EVモーターズ・ジャパンのEVバス組立工場を見学レポート/脱炭素社会実現へのビジョンが進展中!
商用電気自動車を開発・販売するEVモーターズ・ジャパンが、北九州市内に独自の生産工場を建設中です。今回、徐々に生産設備が整ってきている現場を見ることができました。EVモーターズ・ジャパンが描く工場の将来像はどのようなものなのでしょうか。現地... -
トヨタが欧州で新型電気自動車続々投入を発表/EVのシェア獲得に本腰か?
トヨタは今年夏以降に、ヨーロッパで新型『bZ4X』、『C-HR+』、『アーバンクルーザー』、レクサス『RZ』シリーズと、新たなEV車種を続々と発売することを発表しました。欧州EV市場のシェア獲得に本腰を入れ始めたようです。 欧州市場に続々と新型EVを投入 ... -
BYD 『DOLPHIN(ドルフィン)』が299万2000円に実質値下げ〜EVがどんどんお手頃になる!
BYD Auto Japanは2025年4月1日、コンパクトサイズのEV、『DOLPHIN(ドルフィン)』を値下げするとともに、エントリーグレードの「Baseline」を追加し299万2000円で販売することを発表しました。日本のEVにも価格競争の波がやってきたようです。 大幅値下げ... -
初期型リーフの「バッテリー増量交換」が人気〜オーナーのリーフ愛を実感
電気自動車の命はバッテリーです。オズモーターズが初期型リーフのバッテリーを新型リーフのものに増量交換するサービスを開始して数か月が過ぎました。その後、リーフのバッテリー交換事業はどうなっているのでしょうか。代表の古川さんに現状を聞いてき... -
BMW『iX1』試乗レポート/ハイパフォーマンスなプレミアムコンパクトEV
BMWのSUVタイプの電気自動車で最もコンパクトなモデル『iX1 xDrive30 xLine』に試乗。プレミアムブランドなので価格は安くありませんが、必要十分なバッテリー容量と急速充電の受電能力は、発売から2年が経過した今でもハイパフォーマンスと言えるものでし...