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ホンダのスポーツEV「スーパーワン」のCEV補助金が130万円? 小型乗用車への最大補助金額も130万円に格上げ!

ホンダのコンパクトスポーツEV「スーパーワン」のCEV補助金「130万円」は誤報だと思いますよ……

ホンダの小型スポーツEV「Super-ONE」の先行試乗会に参加してきました。痛快だったサーキット走行などのインプレッション詳報は別記事でお届け予定です。ところが……、未発表の車両本体価格が約340万円で「国のCEV補助金が普通自動車の満額130万円」という情報にネットが騒然。5ナンバーだから最大58万円では? と思ったものの、規定が変わって「最大130万円」になっていました。追って詳細を確認中です。

【お詫び】

本日の朝一番で「ホンダのコンパクトスポーツEV「スーパーワン」のCEV補助金「130万円」は誤報だと思いますよ……」として、5ナンバーであるスーパーワンへのCEV補助金額は最大58万円では? とする誤った記事を公開してしまいました。SNSなどでご指摘をいただき確認したところ、2026年3月31日制定の「令和7年度補正クリーンエネルギー自動車導入促進補助金交付規程」において、新車登録日が2026年4月1日以降の電気自動車では、従来の「普通乗用自動車のうち乗車定員10人以下の自動車」に加えて、「小型乗用自動車」「普通貨物自動車」「小型貨物自動車」(※一充電走行距離が160km以上のものに限る。※貨物自動車は車両総重量2.5t以下の自動車に限る)についても、補助上限額が130万円の「A」区分に変更されることが発表されていました。謹んでお詫びいたします。

補助金頼りだけでは健全とはいえないものの、小型乗用車への補助金額が格上げとなったことは日本のEV普及にとって朗報、というか大ニュースだと感じます。これを契機に日本メーカーからも、適度な容量のバッテリーを搭載し、車両価格がより手頃なEV車種が発売されるのを期待したいところです。なお、いくつかの疑問点についてCEV補助金の執行団体である次世代自動車振興センターに質問しました。回答をいただけ次第追記します。

※この記事はAIによるポッドキャストでもお楽しみいただけます!

目次

走りの楽しさは航続距離の限界を凌駕できるか

4月10日にホンダが先行予約を開始した小型EV「Super-ONE(スーパーワン)」のメディア向け先行試乗会(千葉県の袖ケ浦フォレストレースウェイで開催)に参加してきました。1コーナーの立ち上がりにはパイロンスラローム区間を設定、「最高速は120km/h以下に抑えてね」とか、ホームストレートはピットレーンを徐行といった制約はあったものの、サーキット走行の楽しさは抜群でした。

4コーナー過ぎの上り坂も、ブーストモードのスイッチオンで明確なパワーアップを実感。ギミックのエンジン音を聞きながら(個人的に余計な音は不要ですけど)快走できます。ヘアピンや高速コーナーでの踏ん張り感は頼もしく、前輪駆動&素人ドライバーの操作でも、まさに意のままにコーナリングしてくれる楽しさを満喫できました。

ブーストモードのスイッチもイメージカラーのバイオレット!

ただし、搭載するバッテリー容量はN-ONE e:と同じ29.6kWhです。サーキットなどへ走りを楽しみに行くとしても、現地に急速充電器完備が必須ですね。ブーストモードの街乗りで、電費や航続距離がどんなものなのか。また、どんな走りの楽しさを実現してくれるのか。公道試乗が楽しみです。

さて、さらなるサーキット走行インプレッションなどの詳細は、同行した執筆陣の篠原知存さんのレポートを後日紹介する予定、なのですが。。。

CEV補助金額が「130万円」への疑問

先行予約開始直後から、車両本体価格が「約340万円」で、国のCEV補助金額は「130万円」という情報がネット上で流れています。実は、スーパーワンの価格は正式には未発表なのですが、先行予約する方に販売店が見積もりを提示するからでしょう。情報の源流としては、価格とともに、補助金額が「登録車なので満額で130万円と説明された」ということのようです。

そもそも、ベースとなった「N-ONE e:」でさえ、上級グレードである「L」が約320万円ってことを思えば、さらなる楽しさをてんこ盛りして「約340万円」という価格はお買い得だと感じます。もし、本当に補助金額が「130万円」なら実質価格は「約210万円」で「N-ONE e: はもちろん、N-BOXのターボより安いじゃん!」ってことになってしまうのですが……。

スーパーワンは詳細なディメンションも未発表ではありますが、全幅はN-ONE e: から「約100mm拡大」とされていますから、1475mm→1575mmで、5ナンバーの「小型乗用車」です。国のCEV補助金は以下のように上限額が決まっています。

【電気自動車(EV)へのCEV補助金上限額】
●普通自動車:最大130万円
●小型自動車・軽自動車:最大58万円

ということは、スーパーワンへのCEV補助金額は、たとえ満額で承認されたとしても「58万円」が正解ということになります、と思っていたのですが……。

情報のアップデートができていませんでした

ごめんなさい、古い情報をアップデートできないまま、私が誤解していたようです。

SNSなどで複数のご指摘をいただき確認したところ、2026年3月31日制定の「令和7年度補正クリーンエネルギー自動車導入促進補助金交付規程」(PDF)で、小型乗用自動車(5ナンバー車)も一充電走行距離が160km以上であれば、補助金額は「最大130万円」に変更されていました。

NEVの発表資料から引用。

恥ずかしながら、この新しい規定のことはまったく知りませんでした。以前、500eデビュー時に補助金額の間違いを発見したことがあった(関連記事)ため、今回も誰かの勘違いだろうと思い込んでしまったのですが、勘違いしてたのは私でした。

とはいえ、かねてから「高級車(ターゲットは富裕層)が多い3ナンバー車より、大衆的な5ナンバー車こそ、補助金を手篤くすればいいのにな」と思っていたし、小型EVへの補助金増額は日本のEV普及にとっては大ニュースだと感じます。

スーパーワンが実質200万程度で買える?

車両価格340万円でCEV補助金が130万円だとすると、実質価格は210万円。さらに東京都の場合、ホンダのEVには60万円(給電機能付きの10万円加算を含む)の補助金があり、太陽光発電やV2Hを備えていればさらに最大40万円の加算で補助金額は計最大100万円となるので、なんと、110万円程度で新車のスーパーワンをGETできる可能性があります(正式な東京都の補助金額は4月末をメドに発表予定)。

ただし、スーパーワンのCEV補助金額が満額の「130万円」というのは未発表です。併せて、いくつかの疑問についてNEVに質問しているので、回答をいただけ次第この記事をアップデートしたいと思います。

文/寄本 好則

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この記事を書いた人

兵庫県但馬地方出身。旅雑誌などを経て『週刊SPA!』や『日経エンタテインメント!』の連載などライターとして活動しつつ編集プロダクションを主宰。近年はウェブメディアを中心に電気自動車と環境&社会課題を中心とした取材と情報発信を展開している。剣道四段。著書に『電気自動車で幸せになる』『EV時代の夜明け』(Kindle)『旬紀行―「とびきり」を味わうためだけの旅』(扶桑社)などがある。日本EVクラブのメンバーとして、2013年にはEVスーパーセブンで日本一周急速充電の旅を達成した。

コメント

コメント一覧 (2件)

  • 私も同様に思っています。
    トヨタがbZ4Xを出した際に、ボロクソに叩かれましたが、大幅なアップデートで好評ですよね。
    Honda eは国産車としては先進的だったのですから、トヨタ同様にMCでアップデートをするべきであったのに車型整理。
    正直なんだかなぁって思います。
    スーパーワンの補助金も恐らく今年で塞がれるでしょうから、今年限定の打ち上げ花火なんでしょうね。

  • 補助金が130万(230万⁉︎)ならEVとしての性能が多少ポンコツでも買ってしまいそうですね!面白いクルマであることは間違いないでしょうから。
    しかし、今の補助金制度は異様だと思います。軽にオーバーフェンダーを付けたら70万円安くなるのですから。他メーカーもやりたくなるでしょう。
    補助金がなくなったら日本のEV産業は壊滅するかもしれません。それとも未来永劫補助金を続けるのでしょうか?

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