美味しいEV生活〜ヒョンデ IONIQ 5 をモバイルキッチンカーとして使ってみた!

電気自動車ならではの新しいライフスタイルを模索すべく、ヒョンデ IONIQ 5で群馬県までドライブ。訪問先の土地で採れた食材を、V2L機能で車から電気を取り出して調理。料理そのものの風味だけでなく、訪れた先の風土や風景も一緒に味わうという新しいライフスタイルを楽しんでみました。

【動画はこちら!】
IONIQ5をモバイルキッチンカーとして使ってみた!
(YouTube)

この企画はIONIQ 5のブランドストーリー「土を耕す料理人、食の循環を伝えるフードツアー」からヒントを得ています。

いざ群馬へ

今回調理するのは比較的お手軽に作れて、地元で採れた野菜もたくさん活用出来るホットサンドに決定。材料を調達すべく群馬県利根郡みなかみ町にある「道の駅たくみの里」へ出向きました。撮影前日の夜に到着し、夜空を見上げると満天の星空。宇宙に吸い込まれるような感覚を身に纏いながらIONIQ 5の中で仮眠し、翌朝、道の駅オープンと共に新鮮な野菜を購入し撮影場所へと向かいました。

最近のiPhoneは手持ちでも綺麗に星空が撮れますね。

IONIQ 5から電気を取り出す

撮影場所である群馬サイクルスポーツセンターに移動し早速調理開始。カメラマンはテスラ系YouTuberであるトシさんにお願いしました。写真のようにトランク真後ろにテーブルを置くと、トランク内を物置として使え、コンセントも近いので非常に便利。オートキャンプ場などでもこの配置で調理すると良さそうです。

IONIQ 5は500mlペットボトルサイズの超軽量なアダプターを普通充電ポートに接続するだけで、簡単に100V16Aの電気を取り出すことが可能です。1600Wの電力があれば1000WのポータブルIHクッキングヒーターをフル出力で使用することが出来ますし、余った電気で照明やミキサーを使うことだってできます。

今はプラグインハイブリッドでも1500WのAC電源を出力可能な車両が多いですが、電気自動車と比べるとバッテリー容量が少ないため、途中でアイドリングしなければならない可能性があります。ほとんどのオートキャンプ場はアイドリング禁止となっていますが、撮影で使ったIONIQ 5は72.6kWhという大容量バッテリーを積んでいる為、音を発生させず長時間使用することが可能です。

地元の野菜と卵、ベーコン、チーズをこんがり焼いたパンで挟み、完成。

「電気自動車でワーケーションをしながら、毎日違う風景を見て地元の食材を味わう生活が出来たら最高だよね」なんて会話をしつつホットサンドを味わいました。

EVへ給電

IONIQ 5のV2L機能を使えば、他の電気自動車へ給電することも可能です。また、車外コンセントと車内コンセントの併用は合わせて16Aの範囲内であれば問題なく使用することができます。
※アースエラーを回避するアダプタを使用しています

V2L実行中の消費電力は運転席ディスプレイで簡単に確認ができ、ユーザビリティーが非常に高い印象でした。

まとめ

今回の検証では車から電気が取り出せるだけで、出来ることの選択肢が多岐に広がる事が分かりました。IONIQ 5のように外部給電が簡単にできる車は、移動するための道具であると同時に、蓄電池付きの小さな家のように感じました。

今はまだIONIQ 5のようにコンパクトで軽量なアダプターで外部給電が可能な電気自動車は少ないですが、自動車メーカーが切磋琢磨していけば、電気自動車を小さな家感覚で使う人が増えてきそうな予感がする体験でした。

(文/テスカス)

この記事のコメント(新着順)1件

  1. あーそれ僕ぁ既にi-MiEV(M)で実践してますー!しかし10.5kWhの小容量でもIH調理に使うた電力たったの0.1kWh!!航続距離1km減っただけですーwwもっとも最近話題のポータブル電源でも調理できますが、それがない状態でもEVクッキングカー構想ができるんはエエですね。
    個人的にはEVをキャンピングトレーラーの牽引車にしてもエエかなー思いますー。筆致メンバーさえ付けれれば被牽引車であるトレーラー側にソーラーパネル+リン酸鉄リチウムイオン蓄電池を取り付ければ万一の電欠にも備えられまっせー!!最近12.8V/200Ah燐酸鉄リチウムイオン電池を格安入手、それと400W程度のソーラーパネルがあればキャンプ先の天候次第で若干回復が見込めますし。
    ただアイミーブのヒッチメンバーがないのが泣き所…リーフには存在するから買い替えも検討せねば。。

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