「IONIQ OWNERS QLUB」の参拝オフ会レポート〜ヒョンデEVオーナーの情報交換案内

「X」のコミュニティ「IONIQ OWNERS QLUB」が千葉県館山市の安房神社に集結するオフ会を開催。1月にヒョンデ『KONA』をマイカーにした私も参加してみました。補助金が減額されて切ない思いを抱くIONIQ 5やKONAオーナーのみなさんに、改めて情報交換コミュニティの案内です。

「IONIQ OWNERS QLUB」の参拝オフ会レポート〜ヒョンデEVオーナーの情報交換案内

ヒョンデEVオーナーのコミュニティ案内

ヒョンデの電気自動車である『IONIQ 5』や『KONA』を購入したオーナーにとって心強いのが、SNSのコミュニティです。ヒョンデモビリティジャパンはディーラー網を展開していないので、愛車に関する情報収集や、「これはどうなの?」というちょっとした疑問や不安を相談するには、SNSのコミュニティがとても便利。

1月にマイカーとしてKONAを購入した私も、Xの「IONIQ情報館」や、Facebookの「Hyundai EV Japan」のメンバーです。

IONIQ情報館」は、2022年にインタビューを紹介した辻榮亮(つじえ りょう)さんがモデレーターの情報交換コミュニティ。ヒョンデのEVオーナー以外でも参加(要申請)できます。また、IONIQ 5やKONAオーナーの方は、「【公式】IONIQ OWNERS QLUB」に参加登録すると、イベントの案内が届いたり、参加費の割引(予定)などもあるとのこと。

モデレーターの辻榮さん。

さらにFacebookには、2022年11月に第1回オーナーミーティングのレポートを紹介した「Hyundai EV Japan」というプライベートグループがあります。こちらは、今川夏如(なつゆき)さん、中城基雄(なかじょう もとお)さん、杉本容一(よういち)さんがモデレーター。以前は「Hyundai IONIQ 5 Japan」というグループ名でしたが、KONAの発売を受けて改称されました。

こちらのグループでも定期的にオフ会を開催していて、昨年11月に新横浜の「Hyundai Customer Experience Center 横浜(CXC)」でのオフ会に私も参加。レポート記事を書くタイミングを逃していたので、ここで集合写真だけご紹介しておきます。

先日発表された4月からのCEV補助金額で、ヒョンデのEVは今まで65万円だったのが35〜45万円になってしまいました。せっかくオーナーになったのに「また、日本市場撤退しちゃうのかも?」なんて根拠のない不安や切ない思いを抱えて一人悶々とするのは精神衛生上もよくありません。IONIQ 5やKONAを買った方、ぜひこうしたコミュニティにご参加くださいまし。

テスラの「テスラオーナーズクラブジャパン(TOCJ)」でも、XやFacebookなどのSNSで活発な情報交換が行われています。エンジン車に比べて歴史が浅く、充電など今までと異なるアクションが必要なEVライフを楽しむためには、SNSを活用して上手に情報を手に入れるのがオススメです。

IONIQ 5に加え、KONAやテスラ車も集合!

今回の集合写真。

と、ヒョンデのコミュニティをご紹介しつつ……。今日の記事のお題は、2024年3月17日(日)に開催された「IONIQ情報館」のオフ会レポートです。集合場所は、千葉県館山市にある安房神社です。

「IONIQ情報館」の定例オフ会は毎月第3日曜の午前中、新横浜のCXCに集まって談笑するのが恒例になっているそうですが、この日は「お花見ツーリング」と銘打つスペシャル企画。安房神社の参道は桜並木になっていて「あわよくば早めに開花!」を期待したのですが、残念ながらまだ桜は咲いていませんでした。

参加者みんなで安房神社に参拝。

集合は午前10時。10台のIONIQ 5と、私のKONAのほか、テスラ モデル3とモデルYが各1台。合計13台のEVが集まりました。

このあと、さらに1台のIONIQ 5が到着。

集まった駐車場で集合写真を撮ったあと、思い思いにEV談義を交わしつつ、安房神社で参拝。安房神社の主祭神は、物事の始まりに御利益がある「日本の全ての産業創始の神」天太玉命(あめのふとだまのみこと)ということで、EV普及、そして独立して起業したばかりの参加者の成功のために、本殿でご祈祷を受けました。

ヒョンデからも風通しのいい情報提供を!

ご祈祷が終わったのはお昼過ぎ。その後は、各自のクルマで館山市内の海鮮料理店へ移動して、みんなでランチ。さらに、「Hyundai EV Japan」モデレーターでもあり、以前、リーフから乗り替えたレポートでご紹介したこともある杉本さんのオススメ、木村ピーナッツという店のピーナッツソフトクリームを楽しんだのでした。

こうしたオフ会。とくに大がかりな「だしもの」があるわけではなく、いわば、オーナー仲間の雑談会なのですが。数人のオーナーの方との会話でも、みなさんがIONIQ 5にとても満足していることが感じられました。

一方で、「気になる課題」の話も盛り上がります。実は、IONIQ 5 はアップデートを重ねる中で「12Vの補機バッテリーが上がる」というトラブルが発生していて、この日の参加者にもモバイルサービス(出張メンテナンス)のお世話になったり、バッテリーを交換したという方がいらっしゃいました。

クルマは複雑な機械なので、ちょっとしたトラブルが出ることはしょうがない一面もあるでしょう。とはいえ、オーナーの多くの方が「ヒョンデからわかりやすい情報が来ない」ことには少々不満を感じている、という印象でした。

実は、私のKONAでもナビ設定などの音声認識が起動しないトラブルが起きていて。何日か前にカスタマーセンターに電話して「システムのトラブルで使用できなくなっています」という説明があったのですが……。ヒョンデのEVオーナーは「BlueLink」というスマホアプリ(通知機能もある)で繋がっています。不具合の発生を把握しているのなら、こちらから問い合わせる前に知らせて欲しかったな、と感じていたところだったので、みなさんのじれったい思いに共感できた次第です。

不具合解消したら電話連絡くれるそうです。

早くからIONIQ 5 やKONAを購入したオーナーはZEVで日本再進出を果たしたヒョンデの応援団でもあります。SNSでオーナー同士の情報交換をしているとはいうものの、オーナーとして少しでも不安を抱くようなトラブルがあった時には、ヒョンデのほうから、もっと風通しのいい情報発信やコミュニケーションがあるとうれしいな、と思います。

なにはともあれ、温暖な好天となった日曜日。EVオーナーのみなさんとのご祈祷&ランチオフ会を楽しむことができました。東京(世田谷区)の自宅から安房神社まではアクアライン経由で片道約110km。集合前やランチで市内を少し徘徊して250kmほどの走行でしたが、48.6kWhのKONA Casualは、余裕の無充電完走でした。

取材・文/寄本 好則

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この記事の著者


					寄本 好則

寄本 好則

兵庫県但馬地方出身。旅雑誌などを経て『週刊SPA!』や『日経エンタテインメント!』の連載などライターとして活動しつつ編集プロダクションを主宰。近年はウェブメディアを中心に電気自動車と環境&社会課題を中心とした取材と情報発信を展開している。剣道四段。著書に『電気自動車で幸せになる』『EV時代の夜明け』(Kindle)『旬紀行―「とびきり」を味わうためだけの旅』(扶桑社)などがある。日本EVクラブのメンバーとして、2013年にはEVスーパーセブンで日本一周急速充電の旅を達成した。

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