『ジャパンEVオブザイヤー』投票速報/EVsmartブログ著者陣 Part.2

一般投票募集中の「Japan EV of the year(ジャパンEVオブザイヤー)」。エバンジェリスト投票速報の第二弾はEVsmartブログに寄稿いただいているモータージャーナリスト3名の配点とコメントをご紹介します。

『ジャパンEVオブザイヤー』投票速報/EVsmartブログ著者陣 Part.2

御堀直嗣氏の投票&コメント

一般社団法人 日本EVクラブの副代表であり、EVに造詣の深い自動車ジャーナリスト、御堀さんの投票です。

日産 サクラ/10点
EVとしての性能や装備、そして価格など、総合的に調和のとれた軽EV。商品企画責任者である本島圭奈子CPS(チーフ・プロダクト・スペシャリスト)が狙いとした、気持ちの上がる内外装が魅力的に仕上げられている。黄色のナンバープレートを誇りに思えるEVだ。

BMW i4/1点
これほど運転を楽しく思わせるEVは限られ、BMWの「駆けぬける歓び」を体現したEV。

ヒョンデ IONIQ 5/1点
EVの魅力を多角的に商品化し、充電待ちさえも快適に思わせるゼログラビティシートなど斬新な着想も魅力的。

三菱 eKクロスEV/1点
基本性能や装備は日産サクラと同様で、軽EVとしての満足は高い。三菱自動車工業の経営方針に従い、かつてのi‐MiEV同様、エンジン車のeKクロスの派生車種としてEVを位置づけた。

フィアット 500e/1点
小型ハッチバック車としての快活さをエンジン車と同じ様に体感させ、思わず笑顔がこぼれるEV。

テスラ モデルY/1点
モデル3に続き、量販車種として待望のSUV(スポーツ多目的車)は、モデル3同様、最新のテスラの仕上がりを実感させる。

ボルボ C40 Recharge/1点
EVとしての満足を車両全般に満たした一台。ワンペダル操作で停止までできることも正しい方向性。

アウディ e‐tronGT/1点
スーパーカーのような姿でありながら、運転しやすく肩の力を抜いてEVスポーツ走行を楽しめる。

シトロエン Ë-C4 ELECTRIC/1点
ステランティスの一台として、プジョーe2008などと同様に十分な性能を体感させ、操作も分かりやすく、自然に馴染めるEV。

メルセデス・ベンツ EQE/1点
輸入車の中では数少ないVtoHに対応し、また4ドアセダンのEVとしても数少ない選択肢。EQSに比べ小型である分、国内での使い勝手もよいだろう。

HW ELECTRO ELEMO-K/1点
EVであればこそ、簡素な仕立てで暮らしに役立つクルマができることを示した。外部電源を取り出せるなど、EVの有用性を多面的に示している。

諸星陽一氏の投票&コメント

諸星さんからは、投票ルールが「最も高く評価する1車種に必ず「10点」以上を配点することとします。であり、1車種のみにではないので下記の配点とします」と注釈の上、兄弟車に各10点を配する投票でした。

日産 サクラ/10点
軽自動車とは思えない動力性能を確保している部分。日本で使いやすいサイズである部分を評価。内外装をデイズとは大きく違えて、一連の日産EVシリーズのなかの1台という位置付けを行ったことが特徴的だ。サクラは上位グレードにプロパイロットが標準装備となるのも大きな魅力。

三菱 eKクロスEV/10点
クルマとしての評価は日産サクラと同じ。eKクロスEVはサクラのように専用のデザインを採用することなくベースとなったekクロスと共通性の高いものとした。これはコストダウンをねらってのものだが、実用性を重視するのであれば専用デザインである必要はない。補修用パーツの価格などが抑えられるのであれば、専用デザインとしないほうがユーザーフレンドリーである。上位グレードでもプロパイロットに相当するMIパイロットがオプションなのはちょっと残念。

吉田由美氏の投票&コメント

女性の視点で電動車試乗記などを寄稿くださっている吉田由美さんの投票です。

日産 サクラ/10点
今年はまさに「サクラ」の年。今年は数多くのEVが国内外のメーカーから登場し、注目を集めましたが、「軽自動車」と「EV」の組み合わせで、日本でEVを身近にした功績は大きいと思います。「日本カー・オブ・ザ・イヤー」では「三菱ekクロスEV」と同一車種との扱いでしたが、覚えやすいネーミングとお洒落で近未来的な車内外のデザイン、広い室内、さらに高い安全装備は女性のハートも鷲掴み。女性を味方にした小さなEVは最強です。

ヒョンデ IONIQ 5/5点
一目で「IONIQ5」とわかるオリジナリティ溢れるスタイリッシュなエクステリアデザインとピクセルと呼ばれる四角のモチーフが個性を際立たせ、新鮮さを感じます。またインテリアもユニークで、ウインカーを出すとメーター内に車体の側面が映し出されたり、シフトレバーがコラム式だったりとサプライズの連続。充実した装備と実用的な航続距離、さらに走りの楽しさやV2HやV2Lにも対応するなど、全方位的に魅力的だと思います。

BMW iX/3点
新世代BMWの大型キドニーグリルと、どことなく和のテイストを感じるエクスエリアに最初は違和感を感じつつ、見るたびに馴染んでくる不思議なBMWマジック。全長5m、全幅2mもの迫力ボディサイズですが、ボディの各所に軽量で高剛性なカーボン素材を採用するなど、走りは意外と軽やか。インテリアには大型の湾曲したLEDパネルがドーンと陣取り、それを包み込むレザーとスワロフスキーのコントローラーなどが美しい。

アウディ e-tron GT/2点
とくに「RS」を評価。流麗でエモーショナルなデザインとダイナミックな走り、乗り心地の良さなどに加えてアウディの最新テクノロジーを搭載。一方で、レザーをいっさい使わないレザーフリーパッケージでは、ヴィ―ガンレザーとリサイクル素材から抽出したポリエステル繊維などをシートや車内に採用するなどサステナブルなのも素敵です。

獲得ポイントリスト(2023/1/5)

今回紹介した投票のポイントリストです。日本カー・オブ・ザ・イヤーを受賞した、日産 サクラのポイントがグッと伸びました。最終結果を楽しみに待つことにして、通算の獲得ポイントはあえて紹介しないでおきますね。

 御堀直嗣諸星陽一吉田由美合計点
日産
サクラ
10101030
三菱
eKクロスEV
11011
ヒョンデ
IONIQ 5
156
アウディ
e-tron GT
123
BMW
iX
33
BMW
i4
11
HW ELECTRO
ELEMO-K
11
フィアット
500e
11
テスラ
モデルY
11
ボルボ
C40 Recharge
11
シトロエン
Ë-C4 ELECTRIC
11
メルセデス・ベンツ
EQE
11

みなさんの投票をお待ちしています!

ジャパンEVオブザイヤーへの投票は1月31日まで受け付けています。特設サイトの規約などをご一読の上、投票用フォームへのご記入をお願いします。

選考対象の候補車種となるのは、2021年10月~2022年9月の期間中に日本国内で発売された電気乗用車(BEV限定)です。発売が21年6月の日産アリアや、22年10月のアウディQ4 e-tronなどは対象外です。

また、車種連名で日本カーオブザイヤーを受賞した「日産サクラと三菱eKクロスEV」はそれぞれ単独車種でのエントリーとなります。連名にしないようご注意ください。

【募集告知記事】
『ジャパンEVオブザイヤー』を新設〜最も優秀な電気自動車をみんなで選ぼう!(2022年12月8日)

【特設サイト/投票はこちらから!】
Japan EV of the year 2022

文/寄本 好則

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この記事の著者


					寄本 好則

寄本 好則

兵庫県但馬地方出身。旅雑誌などを経て『週刊SPA!』や『日経エンタテインメント!』の連載などライターとして活動しつつ編集プロダクションを主宰。近年はウェブメディアを中心に電気自動車と環境&社会課題を中心とした取材と情報発信を展開している。剣道四段。著書に『電気自動車で幸せになる』『EV時代の夜明け』(Kindle)『旬紀行―「とびきり」を味わうためだけの旅』(扶桑社)などがある。日本EVクラブのメンバーとして、2013年にはEVスーパーセブンで日本一周急速充電の旅を達成した。

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