日本国内における電気自動車の売上とシェアを確認【最新情報/2024年3月】

欧米や中国などを中心に、世界ではEVのシェアが急拡大しています。日本国内では過去数年間にわたり普及が停滞していましたが、2022年の後半に軽EVの納車が始まったことで、欧米や中国に続くように拡大を始めました。この記事では日本国内の電動車販売シェア動向に着目し、定期的に更新していきます。

日本国内における電気自動車の売上とシェアを確認

【アップデート/2024年4月13日】

※記事中でしばしば用いる「BEV」は「Battery Electric Vehicle」、つまり100%電気自動車を意味しています。同様に「PHEV」は「Plug-in Hybrid Electrical Vehicle」、外部から充電可能なハイブリッド車を意味します。また、BEVとPHEVを総称して、「プラグイン車(Plug-in Vehicle=外部から充電可能な電動車)」としています。また、BEVとPHEVの総称として「EV」を用いている場合があります。

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2024年3月の日本国内のEV販売台数とシェア

2024年3月の日本国内の軽自動車を含む乗用車全体の販売台数は384,161台で、2023年3月の477,943台からは19.6%減少し、COVIDによる影響を受ける前の2019年3月(532,506台)や2020年3月(485,207台)と比べると、さらに大幅な減少となりました。

このうちEV(BEV+PHEV)のシェアは3.3%(うちBEVは1.9%)で、PHEVが前年の1.2%から1.4%に増加した一方、BEVは2.0%から1.9%に減少しました。メーカー別の台数では前月に続き日産や三菱が前年から大きく減少、それぞれ-29.1%および -57.4%に。一方で引き続きPHEVの販売が伸びたトヨタは+32.5%、輸入車は+30.7%の増加となりました。

さらにHVは前年の45.0%から59.4%まで増加、単独で6割を突破した2月には届かなかったものの、過去で2番目の記録となりました。HVを含む電動車全体のシェアは引き続き6割を越え、62.7%となりました。

なお、自動車の販売台数は季節や月によって大きく変わるため、比較する際は前月ではなく、前年の同月と比べる必要があります。本記事でも次の章にて前年同月比で解説していますので、合わせてご参照ください。

燃料別販売台数とシェア一覧(2024年3月)

●BEV:7,462台(乗用車全体の1.94%、前年比-22.52%)
●PHEV:5,353台(乗用車全体の1.39%、前年比-3.90%)
●BEV+PHEV(EV合計):12,815台(乗用車全体の3.34%、前年比-15.70%)
●FCV:71台(乗用車全体の0.02%、前年比+86.84%)
●EV+FCV(ZEV合計):12,886台(乗用車全体の3.35%、前年比-15.44%)
●HV:228,102台(乗用車全体の59.38%、前年比+6.02%)
●ZEV+HV(電動車合計):240,988台(乗用車全体の62.73%、前年比+4.60%)

【メーカー・車種別台数】

2024年3月のトップメーカーは引き続き4,046台を販売した日産で、日産サクラの納車が本格化した前年の5,704台からは29.1%減少したものの、引き続き国内のEV販売をけん引しました。

車種別では前月に続き軽自動車の「日産サクラ」が3,228台で最多となり、前年の2,888台から増加しています。登録車の「日産リーフ」と「日産アリア」は合計で818台で、前年の2,816台と比べると3分の1以下まで減少しました。

輸入車の内訳は不明ながら、2位は恐らく前月に続き3,183台を販売したトヨタで、前年の2,403台から増加しました。前月に続きプリウス、ハリアー、RAV4などのPHEVが前年の2,138台から2,950台に大幅に増加。一方でbZ4XやC+Pod、レクサスRZ450e、UX300eなどの登録車BEVは前年の215台に対して211台とほぼ同等を維持しています。なお、このうち22台が2024年夏の生産終了が発表されたC+podで、前年の50台から減少しました。

3位は恐らく1,692台を販売した三菱で、前年の3,967台からは57.4%減少しました。このうち291台がeKクロスEVと公開されていて、前年の1,544台と比べると5分の1以下と大幅に減少。残りの1,401台が登録車のPHEVで、809台がアウトランダーPHEVと公開されていて、残りの592台がエクリプスクロスのPHEVモデルと推測されます。

なお、輸入車の3,722台のうち、JAIA(日本自動車輸入組合)の「車名別輸入車新規登録台数の推移(月別)」によるとOthersは660台で、ほぼ全数がテスラと思われます。また、電動車専業メーカーのHyundaiは前年の60台から71台に増加、BYDも159台から367台に大幅に増加すると同時に、過去最多を記録しました。ただしHyundaiやBYDを含めた多くの輸入車は4月から補助金が大幅に減額されていて、4月以降は減少が予想されます。

なお、日産と三菱は翌月末に車種別の販売台数を公式サイト上で発表しており、2月分はそれぞれ以下から参照可能です。

日産/販売・生産・輸出実績データ 2024年
三菱/三菱自動車 2024年2月単月 生産・販売・輸出実績

【2018年からの推移】

燃料別販売台数シェアについて、2018年からの月別推移と年推移を一覧できるグラフにしました。

2020年ころまで乗用車の電動化は停滞気味だったものの、2021年からはHVが増加に転じ、軽EVが発売された2022年からはBEVも加わり、2023年はHVを含む電動車全体でみると過半数まで拡大。さらに2024年に入ってからは6割以上を維持しています。一方でプラグイン車に限定すると先行する欧米中などの諸外国の後塵を拝しており、高いシェアを誇る国内メーカーの車種の増加が鍵を握ると言えそうです。

【本記事に掲載している販売数データのソースについて】
●登録車:一般社団法人日本自動車販売協会連合会(JADA)の燃料別販売台数(乗用車)より。
●軽自動車:一般社団法人 全国軽自動車協会連合会の軽四輪車通称名別新車販売速報、及びメディア向け資料より。
※シェアは上記の販売台数より独自集計

日本におけるEV普及の推移

【2018年~2024年の年別累計販売台数】

2024年3月のEV販売数は、2月に続いて乗用車全体の減少の影響を受け、前年から大きく減少しました。3月までの累計では更に2023年との差が開いた一方で、2018年以降の7年間では引き続き2番目の記録であり、今後の推移次第では、過去最高となった2023年に匹敵する台数まで伸びる可能性も十分考えられます。引き続き今後の販売状況に注目です。

【前年同月との比較】

2024年3月のEVシェアは3.34%で、2月の3.39%から若干の減少となりました。ただし最も重要な指標である前年同月比では、2023年12月から3ヶ月続いた減少から一転、前年の3.18%から増加に転じています。BEVは前年の2.02%から1.94%に減少した一方で、PHEVは1.17%から1.39%に増加し、EV全体の増加に貢献しています。

一方で、販売数は前年の15,201台から15.7%減少して12,815台となり、4か月連続の減少となりました。このうちBEVは前年の9,631台から7,462台、PHEVは5,570台から5,353台とどちらも減少。ただし前述の通り乗用車全体も19.6%減少していて、EVは比較的健闘していると言えそうです。


補足:記事の冒頭でも触れた通り自動車の販売数には季節性があり、月によって大きく変動します。国内では四半期の初めに減少し、四半期の終わりに増加するほか、年度末に増加する傾向があります。販売台数を比較するときはこれらの季節性を考慮する必要があります。

販売台数とシェアの推移データ

月別(2020年1月〜)、四半期別(2018年Q1〜)、年別(2018年〜)の燃料別乗用車販売台数とシェアのグラフとデータを紹介します。このデータとグラフは、今後定期的(月1回程度)にアップデートしていきます。

【月別】

月別の販売数とシェアは記事冒頭の通り月や季節により大きく変動するものの、2020年頃を底に上昇に転じ、2022年の年末に向けて大きく成長していることが読み取れます。この傾向は2023年の頭まで続いたものの、下半期にかけて停滞。2024年以降に有力な新車種が発売されるまで続くものと予想されます。

BEV
台数
BEV
シェア
PHEV
台数
PHEV
シェア
BEV+PHEV
台数
BEV+PHEV
シェア
乗用車全体
台数
2024年3月7,4621.94%5,3531.39%12,8153.34%384,161
2024年2月5,4911.84%4,6221.55%10,1133.39%298,491
2024年1月4,6581.63%3,4101.19%8,0682.83%285,431
2023年12月6,6542.21%3,6071.20%10,2613.40%301,571
2023年11月6,4291.87%4,6611.35%11,0903.22%344,045
2023年10月6,6611.99%4,1781.25%10,8393.24%334,485
2023年9月9,0172.48%5,6701.56%14,6874.04%363,399
2023年8月5,8092.07%3,9571.41%9,7663.48%280,537
2023年7月6,3221.97%4,9071.53%11,2293.50%320,997
2023年6月7,9302.39%5,1711.56%13,1013.95%332,033
2023年5月6,5382.40%3,5691.31%10,1073.72%272,042
2023年4月6,2272.15%3,9581.37%10,1853.52%289,525
2023年3月9,6312.02%5,5701.17%15,2013.18%477,943
2023年2月8,8072.47%3,6231.02%12,4303.49%356,281
2023年1月8,5102.66%3,2721.02%11,7823.68%319,870
2022年12月8,4762.98%3,1591.11%11,6354.09%284,329
2022年11月7,0892.30%2,1840.71%9,2733.01%308,059
2022年10月4,3771.48%1,9320.65%6,3092.13%295,809
2022年9月8,6912.67%4,6231.42%13,3144.10%324,901
2022年8月6,2332.66%2,8631.22%9,0963.88%234,143
2022年7月6,1762.14%4,1471.44%10,3233.58%288,145
2022年6月5,6042.09%3,3061.23%8,9103.32%268,077
2022年5月1,8800.89%2,9531.39%4,8332.28%211,856
2022年4月1,7640.72%2,2690.93%4,0331.65%244,292
2022年3月4,3511.02%3,5430.83%7,8941.85%426,393
2022年2月2,3800.82%2,7560.95%5,1361.77%289,848
2022年1月1,7920.66%4,0371.48%5,8292.14%272,445
2021年12月2,4980.89%3,0521.09%5,5501.98%280,141
2021年11月2,2180.76%1,9810.68%4,1991.44%291,665
2021年10月1,7340.75%1,3020.56%3,0361.32%230,499
2021年9月2,5530.99%1,8290.71%4,3821.71%256,963
2021年8月2,2460.85%1,3980.53%3,6441.38%263,602
2021年7月1,9630.63%1,7430.56%3,7061.20%309,463
2021年6月1,3300.45%2,3160.78%3,6461.23%296,623
2021年5月1,2520.48%1,5120.58%2,7641.06%261,522
2021年4月6990.24%1,5980.55%2,2970.80%288,397
2021年3月2,6700.52%2,7140.53%5,3841.05%510,386
2021年2月1,4380.40%1,7740.49%3,2120.89%361,891
2021年1月1,0920.34%1,5580.48%2,6500.82%324,546
2020年12月1,8920.60%2,9270.93%4,8191.53%315,200
2020年11月1,5650.46%1,2740.38%2,8390.84%336,908
2020年10月1,0190.30%1,2750.38%2,2940.67%339,923
2020年9月1,8870.48%1,3870.35%3,2740.84%390,847
2020年8月7190.27%7440.28%1,4630.54%270,350
2020年7月7670.23%9460.29%1,7130.52%330,771
2020年6月6460.23%1,0220.36%1,6680.59%283,893
2020年5月3780.22%5190.30%8970.51%174,404
2020年4月3300.15%6350.29%9650.44%219,231
2020年3月1,4120.29%1,6350.34%3,0470.63%485,207
2020年2月3,1090.86%1,2560.35%4,3651.21%362,052
2020年1月8800.29%1,1210.37%2,0010.66%301,195

【四半期別】

2024年Q1の販売台数は30,996台で、前年の39,413台と比べると21.36%の減少となりました。シェアも前年の3.42%から3.20%に減少したものの、乗用車全体の減少に伴い、台数の減少幅と比べて健闘しています。これまでも触れてきた通り2024年は有力な新車種が少なく、同程度の減少が続くものと推測されます。

BEV
台数
BEV
シェア
PHEV
台数
PHEV
シェア
BEV+PHEV
台数
BEV+PHEV
シェア
乗用車全体
台数
2024年Q117,6111.82%13,3851.38%30,9963.20%968,083
2023年Q419,7442.01%12,4461.27%32,1903.28%980,101
2023年Q321,1482.19%14,5341.51%35,6823.70%964,933
2023年Q220,6952.32%12,6981.42%33,3933.74%893,600
2023年Q126,9482.33%12,4651.08%39,4133.42%1,154,094
2022年Q419,9422.25%7,2750.82%27,2173.06%888,197
2022年Q321,1002.49%11,6331.37%32,7333.86%847,189
2022年Q29,2481.28%8,5281.18%17,7762.45%724,225
2022年Q18,5230.86%10,3361.05%18,8591.91%988,686
2021年Q46,4500.80%6,3350.79%12,7851.59%802,305
2021年Q36,7620.81%4,9700.60%11,7321.41%830,028
2021年Q23,2810.39%5,4260.64%8,7071.03%846,542
2021年Q15,2000.43%6,0460.51%11,2460.94%1,196,823
2020年Q44,4760.45%5,4760.55%9,9521.00%992,031
2020年Q33,3730.34%3,0770.31%6,4500.65%991,968
2020年Q21,3540.20%2,1760.32%3,5300.52%677,528
2020年Q15,4010.47%4,0120.35%9,4130.82%1,148,454
2019年Q44,1300.48%3,4510.40%7,5810.88%859,932
2019年Q36,2240.54%5,8920.51%12,1161.05%1,155,457
2019年Q23,7210.37%3,7210.37%7,4420.74%1,009,343
2019年Q17,2550.57%4,5580.36%11,8130.93%1,276,359
2018年Q44,4270.43%5,8430.57%10,2701.00%1,023,851
2018年Q37,1170.66%5,7500.53%12,8671.20%1,075,284
2018年Q24,2670.43%4,9530.50%9,2200.93%988,114
2018年Q110,7390.82%6,6940.51%17,4331.34%1,303,911

【年別】

COVIDの影響を受けた2020年以降に減少が続いていた乗用車全体の販売数は2023年に増加に転じ、供給不足が緩和されつつあることが読み取れます。一方でEVは日産サクラと三菱eKクロスEVが発売された2022年からはペースを落としつつも、2023年も販売数・シェアともに増加。下半期は停滞が続いたものの、通年では成長が続いています。

BEV
台数
BEV
シェア
PHEV
台数
PHEV
シェア
BEV+PHEV
台数
BEV+PHEV
シェア
乗用車全体
台数
2023年88,5352.22%52,1431.31%140,6783.52%3,992,728
2022年58,8131.71%37,7721.10%96,5852.80%3,448,297
2021年21,6930.59%22,7770.62%44,4701.21%3,675,698
2020年14,6040.38%14,7410.39%29,3450.77%3,809,981
2019年21,3300.50%17,6220.41%38,9520.91%4,301,091
2018年26,5500.60%23,2400.53%49,7901.13%4,391,160

取材・文/八重さくら

この記事のコメント(新着順)15件

  1. 質問させてください。
    燃料別販売台数とシェア一覧(2023年11月)のHV:173,189台の内訳を教えて頂けないでしょうか。
    乗用車は134,112台だと思います。(JADAの燃料別販売台数より)
    軽自動車のHVは何を参照して算出されましたでしょうか。
    宜しくお願いいたします。

    1. 記事をご覧いただきありがとうございます。
      軽自動車の販売台数については本文でも少し触れておりますとおり、「一般社団法人 全国軽自動車協会連合会(全軽自協)」より報道向け資料の「軽自動車通称名別新車販売速報 電動車内訳台数(乗用車)」を取り寄せて、集計しております。
      全軽自協はWEB上ではJADAのような燃料別販売数は公開しておりませんが、個別で問合せることで、上記資料を入手可能です。
      参考までに、2023年11月のHV、BEVの内訳は以下の通りです。

      ワゴンR(HEV):3791台
      スペーシア(HEV):11407台
      ハスラー(HEV):8731台
      アルト(HEV):1090台
      フレアワゴン(HEV):778台
      フレア(HEV):364台
      フレアクロスオーバー(HEV):587台
      キャロル(HEV):149台
      デリカミニ/eK(HEV):4422台
      デイズ(HEV):2267台
      ルークス(HEV):5491台
      —————————–
      HV合計:39,077台

      eKクロスEV(BEV):324台
      サクラ(BEV):2725台
      C+POD(BEV):49台
      —————————–
      BEV合計:3,098台

  2. 今後数年で軽自動車はEVでないと競争力を保てないようになるでしょう。
    来年発売が噂されるホンダとスズキの軽EVが楽しみですね。

  3. 軽自動車EV

    ガソリンの軽自動車に、乗った事有り!
    でもエンジンが弱くて、持たない(泣)
    壊れる!(汗)
    永く走れない!

    でも、軽自動車EVならば?
    下手な小型車よりも、永く走れますね!(笑)

    来年は、ホンダさんもサクラ等と同じ20キロのバッテリー、商用軽自動車EVを出すようです!

    サクラやekクロスEVも良いが、如何せん高級車(汗)

    かつてのスズキ・アルト47万円の様な?
    安価な商用の軽自動車EVが、乗用車として普及してくれると良いですね!(^-^)

    1. アルト47万円を覚えてる世代です(笑)…もっとも物価高や安全装備追加でいまや90万円台ですが…価格が二倍二倍やないですか(CV)高見山大五郎

      たしかに2024年発売予定のホンダN-VAN EVは興味あります。えてして商用車は荷物積載で軽量化の必要があるため内装は簡略化されその分価格も安くなるはずです。
      もちろん1979年のアルト47万円とて当時の鈴木修氏が徹底的なコストカットを施せた前提は商用バンだったから。贅沢は敵といわんばかりにメーカーオプションの代わりにディーラーオプションで対応してましたよ!?それに今ほど安全装備の装着義務もなかったからあそこまで安価に仕上げれた。
      そう思うと政治や行政の庶民目線のなさを恨みたくなりますよ(爆!) お前ら逃げるな!!マヂそれが本音。

  4. 連投済みませんが、国交省のリコールサイトでの数字ですので、確かだと思います。

  5. ステランティスの10月の国交省のBEVリコール(緊急停止事案e-cmpすべての車種)では対象が1960台となっていました。BEVの販売は2021年のプジョーからですので1年半で2000台近く販売されています。これは統計に入っているのでしょう。最近ステランティスのBEVはリーフよりよく見掛けます。

  6. 「3位は928台を販売した三菱で、このうち480台がおそらくBEVのeKクロスEV、残りの448台がアウトランダーとエクリプスクロスのPHEVと推測できます」

    ご存じかもしれませんが、三菱のニュースリリース・ページでは、毎月末ごろ前月の販売実績を公表しています。たとえば、9月分なら10月28日に公開されており、『アウトランダー(PHEVモデル)』2,368台 、『エクリプス クロス(PHEVモデル)』508台、『eKクロスEV』1,058台 となっています。(『eKクロスEV』は、軽四輪車通称名別新車販売確報で月半ばに見ることができますが)
    https://www.mitsubishi-motors.com/jp/newsrelease/

    「推測」されずに実数で確認されるなら、もう数日、三菱の公表を待ってからページを作成されても良いかもしれません。

    1. Eddy さま、コメントありがとうございます。

      データ確認方法と記事掲載タイミング。筆者の八重さくらさんと相談して検討します。

    2. 10月分は11月29日に公開され、
      『アウトランダー(PHEVモデル)』263台 、
      『エクリプス クロス(PHEVモデル)』185台、
      『eKクロスEV』480台 となっていました。

  7. 売上データを見ても、やっぱり日本のEV普及は軽自動車からなんですね(笑)
    世界初の量産電気自動車が三菱アイミーブであり、三菱自動車の「EVはまず軽自動車から提供し、順次拡大していく」方針は先見の明があったんです。

    そもそもガソリン代高騰と国民所得の実質減少(ほぼほぼポンコツ政権のせい)に加え、さらに現在は電力事情も逼迫し電気料金も高くなっているため軽EVの優位性はことさら高くなっているはず。それに業務営業車など固定ルートで1日の走行距離を管理できるなら電欠の危険も少なくて済む。自身の自営業とて電欠しそうな現場へ向かう時はあらかじめ充電場所を決めておくから全然問題ナシ…平日は充電器がゴール前フリー(笑)なんで気兼ねなく充電できますよ。働き方次第では有用というか。

  8. ❝乗用車全体では約35%が軽自動車なので、EVは内燃機関車よりも軽自動車の比率が高く❞ 

    のくだりがわからなかった。読解力なくて申しわけませぬ…

    1. ql さま、コメントありがとうございます。

      ❝乗用車全体では約35%が軽自動車なので、EVは内燃機関車よりも軽自動車の比率が高く❞ 

      EVにおける販売比率は軽EVが4割以上 > エンジン車を含む乗用車全体では約35%

      ということですね。
      編集部として、9月度の乗用車販売比率は未確認だったので、確認してみます。

    2. EVと内燃機関車の軽自動車比率を比較するなら、
      ●軽EV/EV全体
      ●内燃機関車の軽/内燃機関車全体
      を比較すべきです。
      また、軽EVが4割以上の下りですが、本文では「直近の9月では登録車が7,902台に対して軽自動車が5,412台と、軽自動車が全体の4割以上」とありますが、上記の数字から算出すると5,412台/7,902台=約68%なので、「6割以上」が正解ですよね。

    3. seijima さま、コメントありがとうございます。

      ご指摘の点、10月最新情報に更新の際、私の作業ミスで9月のものが残っていましたので、修正いたしました。

      >5,412台/7,902台=約68%なので、「6割以上」が正解

      EV全体=登録車EV(7,902)+軽EV(5,412)=13,314台
      軽EVの比率=軽EV(5,412)/EV全体(13,314)=40.65%
      となります。9月のデータですけど。

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					八重 さくら

八重 さくら

現在は主にTwitterや自身のブログ(エコレボ)でEVや環境に関する情報を発信。事務所の社用車として2018年にテスラ モデルX、2020年に三菱アイ・ミーブを購入し、2台体制でEVを運用中。事務所には太陽光発電とテスラの蓄電池「パワーウォール」を設置し、車と事務所のほぼすべての電力を太陽光で賄うことを目指しています。

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