マリで69万4千トンのリチウムが発見される。2020年までに生産開始

11月19日付のロイターの記事によると、マリでは2020年までにリチウム生産を始める準備を進めており、既に69万4千トンもの埋蔵量が見つかっている。鉱山省の高官がロイターに語った。

世界的に電気自動車の人気が高まってきており、それに使われるリチウムイオン電池のために、リチウムは現在最も需要が高い鉱物の1つだ。

オーストラリアの鉱物探査会社ビリミアンと英国のコダルミネラルズがそれぞれ進めているマリのゴウラミナとブゴニにおけるプロジェクトでは、69万4千トンのリチウムを含む、4800万トンを超える鉱石が見つかっている。

マリの鉱山省の地勢課チーフであるYaya Djire氏は、「リサーチが進むにつれこの数字は増えます。ビリミアンは2年以内に生産を始める筈です。」と話した。

2017年以前には、マリはたった2つのリチウム発掘許可しか出さなかったが、それ以降12前後の許可が下り、現在多くの認可待ちが発生している。

Djire氏も「2017年以降、リチウムが堆積しているブグニ(マリの首都バマコから約150㎞南)の鉱山エリアにあるいくつかの会社に12の探査許可が下りた。」と証言した。

アメリカ地質調査所によると、リチウムの埋蔵量は世界で1600万トンに達し、主な産出地はチリとオーストラリアに集中している。

2017年時点での埋蔵量のグラフを見てみると、チリが突出して多く750万トンを有しており、第2位の中国320万トンの倍以上ある。続いてオーストラリア270万トン、アルゼンチンが200万トンの埋蔵量を持つが、その次のポルトガルが桁数も2つ変わり、6万トンとぐっと少なくなっている。このグラフではマリの名前は入っていなかったが、今回の発表でその埋蔵量は一気に世界上位クラスになった。
(翻訳と文:杉田明子)

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