電気自動車の事故、感電するの?

結論:電気自動車で事故を起こしても、バッテリーはすぐに車体から切り離され、遮断されますので、車内にいる乗員も、レスキュー隊員も感電することはほとんどありません。電気自動車はガソリン車より安全です。

目次

  1. 電気自動車で事故を起こしたら、電気自動車はどうなる?
  2. 感電のリスクはある?レスキュー隊員はどうすればいい?
  3. ガソリン車での事故とどっちが安全?

電気自動車で事故を起こしたら、電気自動車はどうなる?

日ごろ安全運転に気を付けていても、事故を起こしたり、事故にあう可能性をなくすことはできませんよね。万が一のとき、どのように対処すべきかを知っておくことは重要です。JAFのサイトによれば、当事者は以下のことを行う必要があります。

  • 運転を停止し、負傷者がいれば救護を行います。病院への連絡や救急車の手配などが含まれます。
  • 道路上に危険があれば、それを除去します。事故車両はそのままにせず、安全な場所に移動し、他の車両や人が二次災害に巻き込まれないよう、三角表示板を設置・発煙筒を使用するなどして危険を防止します。
  • 救護と危険防止措置が終わったら、最寄りの警察署または警察官に報告します。事故発生日時、場所、死傷者の数と負傷者の負傷の程度、損壊したものと損壊の程度、交通事故にかかわる車両などの積載物、事故について取った措置を報告します。

電気自動車で事故を起こすと、基本的には高電圧回路が完全に遮断され、車は走行できなくなります。これはガソリン車などのエンジン車とは大きく異なる特性で、注意しておく必要があります。走行中に事故を起こした場合には、できる限り早く安全に路側に寄せることが重要なのです。
電気自動車のモーターは、高電圧回路からの電気の供給がないと走行できません。ではなぜ、高電圧回路は事故時に遮断されるのでしょうか?

実は、これは法律で定められているのです。日本では、道路運送車両法に基づく道路運送車両の保安基準第17条の2、別添111「電気自動車、電気式ハイブリッド自動車及び燃料電池自動車の衝突後の高電圧からの乗車人員の保護に関する技術基準(PDF)」。米国ではFMVSS 305、そしてEUではECE R12, R94, R95(注、12をクリックするとレギュレーションが読めます、94, 95は左側にナビゲーションがあります)で、乗員や救護要員の感電を防ぐことが義務付けられており、一般に売っている電気自動車、プラグインハイブリッド車、ハイブリッド車や燃料電池車はすべてこの機能を備えています。

日本ではJNCAP、北米ではNHTSA/NCAP、EUではEuro NCAPなどが、これらの技術基準に基づき、衝突安全テストを実施し、結果を公開しています。車を購入される場合は、これらのサイトで衝突安全テストが実施されているか、またその評価は十分かを検討するのもよいと思います。

感電のリスクはある?レスキュー隊員はどうすればいい?

Child baby girl toddler sitting with wire cable expression of elハイブリッド車、プラグインハイブリッド車、そして電気自動車は、すべて高電圧バッテリーを搭載しています。そして、事故の衝撃がセンサーで検知されると、高電圧回路は自動的に切り離され、基本的には感電のリスクは「ほとんど」ありません。

ただし、例外もあります。レスキュー隊員が車両を切断しないといけない場合、そして、車両が原型をとどめないほどの強い衝突事故などでは、回路が切り離されていても、感電のリスクがあります。
車両を切断する場合、バッテリー部分を切断することはできません。ガソリンタンクと異なり、特に電気自動車ではバッテリーが大きく車両底面に配置されていることが多いため、切断できる部分とできない部分があります。電気自動車を販売する各社は、レスキューマニュアルを公開しており、レスキュー隊員などはこれらを読んでいるはずです。

自動車メーカー車種、レスキューマニュアル
BMWi3, i8等
三菱自動車工業i-MiEV、アウトランダーPHEV等
日産自動車リーフ、フーガハイブリッド等
テスラモーターズモデルS等
トヨタ自動車アクア、プリウス、ミライ等

もし消防隊員、レスキュー隊員の方でこれらをご覧になったことがない方は、メーカーの広報に連絡いただければ、デモンストレーションやサポートを受けることができます。

ガソリン車での事故とどっちが安全?

Firefighters cutting open a car to help an injured personでは、電気自動車は、高電圧バッテリーを搭載しない(ハイブリッド車ではない)ガソリン車より危険なのでしょうか?

いえ、実はそれは逆なのです。
確かに感電のリスクはわずかにありますが、バッテリーは強固な金属ケースに収められており、通常の事故の範囲で感電する可能性はほとんどありません。また、各社のレスキューマニュアルには高電圧バッテリーの位置や、高電圧回路をマニュアルで切断するためのサービスプラグや切り離し用ケーブルなどが詳細に記載されています。万が一漏電(電気が、流れてはいけないところを流れて漏れる)しても、センサーですぐ遮断される仕組みになっています。
もちろん、万が一といってもリスクがゼロではありませんので、救助時において時間がない場合、レスキュー隊員の方は絶縁手袋や絶縁ゴム底安全靴を着用して救助作業することになっています。

ガソリン車ではどうでしょうか?実は、ガソリン車にはガソリンが漏れたことをチェックするセンサーはついていません。もちろん技術基準があり漏れにくい構造にはなっていますが、ガソリンタンク、燃料ポンプや燃料パイプからガソリンが漏れても、事故でこれらの部品やエンジン自体が損傷してガソリンが漏れても、ガソリンを遮断することはできません。
また、ガソリンは引火点マイナス43℃、発火点300℃の引火性液体です。そのため、ガソリンが漏れた場合、近くで火花が飛んだり火の気があればすぐ火災になってしまいます。火の気がなくても、漏れたガソリンが300℃以上の高温の部品に触れると発火してしまいますので、その結果、燃料タンクに入っているガソリンが爆発してしまう可能性があります。

Green Car Reportsの記事によれば、ノルウェーのDirectorate for Civil Protection (DSB)の安全に関するチーフエンジニア、Jostein Ween Dig氏は以下のように発言したとのことです。

No data exists to indicate that electric cars are more prone to fire than conventional vehicles. On the contrary, current statistics suggest that electric cars experience fewer fires than gasoline- and diesel-fueled vehicles. Fires in electric cars are “kinder,” since they are less explosive.
ガソリン車などの通常の車両に比べて、電気自動車が燃えやすいということを示すデータはない。反対に、現時点での統計を見る限り、ガソリン車やディーゼル車より電気自動車のほうが車両火災が少ないと考えられる。また、電気自動車の車両火災は、搭載している電池がガソリンなどの燃料より爆発性が低いため、より「穏やかな」燃え方をする。


「電気自動車の事故、感電するの?」への10件のフィードバック

  1. 前にアメリカで盗難されたテスラが大事故を起こして、バッテリーが爆発して大変なことになった事がありましたね。その他にもEVの発火、爆発事故は起きています。

    リチウムイオンバッテリーは火元がなくても発熱、発火の恐れがあります。そして火が出たら手を付けられない(特殊消火剤が必要)ので、ガソリン車より安全と言い切るのは危険だと思います。もちろん、ガソリン車のほうが安全とも言い切れません。

    要はどちらも正しく理解しておくことが必要なのであり、どちらが良い悪いという話ではないですよね。特性はまるで違いますが、どちらも危険性はありますし、火が出たら非常に危ないのは同じです。

    ご紹介の記事中に「車に戻って持ち物をとる時間があった」なんて書いてありますが、燃えている車に戻るなんて大バカ者であり、そんなことを絶対にするべきでないことは小学生でも知っていることです。どんな燃え方をするかなんて、ケースバイケースですし、どこが火元かでも全く違うのです。火が出たらすぐに車を止め、出来るだけ遠くに離れるべきです。

    データがどう示していようと、燃えたら危険なのは同じです。そしてガソリンだろうと電気だろうと、車両火災の事例は数多くあることも事実です。

    電気自動車は燃えにくいって記事あったから大丈夫だ、とか言って燃えている車に財布を取りに戻ったとたんに大爆発して、命を落としたなんてことになったらシャレになりませんよ。

    1. ほん様、コメントありがとうございます!私の知る限り、返信をさせていただきますね。

      >>バッテリーが爆発して大変なことになった事がありましたね

      ロサンゼルスで、時速160kmで走行中に他の車をぺしゃんこにして、さらに街灯などに車体中央部からぶつかった挙げ句、車体が真っ二つに分断され、後部は空を飛んで周辺の建物の壁に刺さった事故ですよね。確かに大変な事故ですが、実は乗員は病院に運び込まれ、最終的には亡くなりましたが、即死ではなかったのです。さらに、バッテリーは燃えたものの、爆発は小爆発で、小さな花火程度しか燃えていません。

      >>その他にもEVの発火、爆発事故は起きています。

      先ほどのノルウェーの政府職員は、EVのほうが車両火災は、台数に対して比率が低いと発言しています。また、記事中にある、BMW i3のレスキューガイドには、これらのリスクはEVのほうが少ないという、ドイツ公的機関の見解も掲載されています。もちろんどれもまだ統計的にはしっかりしたものではないため、信用するのは早計かと思いますが、一般的にはガソリン車より安全と考えても間違いではなさそうです。

      >>リチウムイオンバッテリーは火元がなくても発熱、発火の恐れがあります。

      アクセルを踏めばリチウムイオン電池は発熱します。携帯電話で通話しても発熱します。ガソリン車でアクセルを踏めば、エンジンやマフラー、触媒は高温になります。エンジンなどと比べたら、電池の温度は100℃を下回りますし、電気自動車やハイブリッド車のリチウムイオン電池には、温度センサーやヒューズ、その他の何重もの安全機構が備えられています。発火の恐れはありませんよ。

      >>火が出たら手を付けられない(特殊消火剤が必要)

      テスラは大量の水で消火することを推奨しています。電池だから特別な消火剤が必要、というのも、最近では異なる見解があります。実際水をかけて反応するような材料はリチウムイオン電池は使っていません。

      http://jalopnik.com/what-to-do-when-your-electric-car-catches-on-fire-an-e-1453349842
      航空機にも最近はリチウムイオン電池が搭載されています。これらの火災にも、水や炭酸ドリンクで消火するようにガイドラインが定められています。

      もちろん、万が一火災になったら、どんなに小さな火でも、ガソリン車でも電気自動車でも、おっしゃい通りすぐ待避するべきですね。

  2. 160キロで事故を起こしても乗員は無事で真っ二つにもならず、燃えないガソリン車はありますし、それはケースバイケースですよね?
    あの事故の動画見ましたが、少なくとも十数メートルは火花が飛んでいましたし、私には小さな花火程度には見えませんでしたが。。。

    テスラが大炎上したとき、テスラからそれは無知な消防が水をかけたからで、特殊消火剤を使うべきだったという見解が発表されていたような気がしますが、違いましたか?

    とにかく、どちらが安全かはその事故形態によって違うものでしょう。
    火災が発生する事故となれば大事故の類でしょうが、そんな事故を起こしたらどんな車でも燃えることはあるわけで、一概にどちらが安全と言い切るのは危ないですよと言う話です。
    統計上どうであれ、ガソリン車であれば助かった事故、またはEVであれば起きなかった事故、そういう境界は現実世界では曖昧な訳ですから、事故が起きれば最悪の事態は想定すべきですよね。現実世界はメーカーの衝突実験とは違いますから、明確なラインを引いて星の数で示すことはできませんし、すべての安全装置が正常に働くという保証だってありません。

    >発火の恐れはありませんよ。
    ですから、こういう過信は良くないと思うんです。
    燃えやすいと言っているわけではないですよ。でも、燃えるときは燃えます。

    1. ほん様、コメントありがとうございます。

      >>少なくとも十数メートルは火花が飛んでいましたし、私には小さな花火程度には見えませんでした

      ガソリン車などの衝突時の火災と比べると、小さい火になると思います。車が二つに分かれてるわけなので、ガソリンは確実に漏れます。

      >>テスラが大炎上したとき、テスラからそれは無知な消防が水をかけたからで、特殊消火剤を使うべきだったという見解が発表されていた

      そのような記載や見解は見たことがないですね。テスラ自身も、ファーストレスポンダーズガイドで、大量の水を使うように指示しています。

      >>こういう過信は良くないと思うんです

      おっしゃる通り、過信はよくないですね。

  3. ガソリンは火元がなければ引火しませんし、ディーゼルなら常温では引火しませんよね。バッテリーの場合はそれ自体が損傷すれば、発熱し、発火のリスクは高いという事です。

    車両火災の内訳を見ても、最も多いのは電装系が原因の火災です。(放火を除く)
    着火物の漏えいが原因の火災は全体の3%以下と記憶しています。

    EVはガソリン車より安全と主張する方もいますが、その反対意見を述べる専門家も少なくありませんよね。
    こちらのブログ、それなりに影響力もおありでしょうし、公平な目で記事を書かれた方が良いと思います。
    偏った情報であれば、ネット上にいくらでも転がっていますので。

    私が見た記事はたぶんこれだと思います。
    http://response.jp/article/2013/10/07/208041.html
    特殊消火剤ではなく化学消火剤でしたが、水を噴射したため反応したとあります。
    つまり大破するなどしてカバーが壊れたら水ではダメだという事ですよね。CEOの話とありますので、テスラの見解とみて間違いないのでは。

    1. ほん様、コメントありがとうございます。意見を述べさせていただきますね。

      >ガソリンは火元がなければ引火しませんし、ディーゼルなら常温では引火しませんよね。

      ガソリンやディーゼル燃料は、引火点を上回っていても火元がなければ当然引火はしませんが、発火点は250-300℃ですので、この温度以上に熱せられれば自然発火します。例えば事故によりエンジンの一部が破損してインジェクターから燃料がエンジンにかかったり、燃料パイプなどからエキゾーストマニホールドや触媒、マフラーに燃料がかかるような事象が発生すれば、燃料自体が激しく燃えてしまいます。また事故の際は金属同士や金属と路面が摩擦することにより、火花が発生することも多いです。

      >バッテリーの場合はそれ自体が損傷すれば、発熱し、発火のリスクは高いという事です。

      これは事実と異なります。
      リーフなどに使われているLMOケミストリーやNMCケミストリーの電池は、釘で刺したくらいの損傷では発火すらしません。それだけエネルギー密度が低いということなのですが、、逆に、現時点ではテスラ(だけ)が使用しているNCAケミストリーの電池は、釘を刺せば発火します。しかし、釘が刺さらないようにするためにチタンシールドや防弾レベルのアルミ、そして万が一刺さった場合の保護として、電池一つ一つに過電流ヒューズ、難燃性スプレー、さらに温度センサー、ファイヤーウォールなど何重もの安全機構を入れています。
      ※なお、携帯電話等に使用されているリチウムイオン電池はNCAの仲間である、エネルギー密度の高いLCOケミストリーを使用しており、釘で刺すとやはり発火します。
      そのため、もちろん発熱・発火のリスクはあると思いますが、高いとは言えないと思います。実際、テスラがチタンシールドを導入してから、高電圧バッテリーを起因とする車両火災は起こっていません。

      >車両火災の内訳を見ても、最も多いのは電装系が原因の火災です。(放火を除く)

      おっしゃる通りです。これは、ガソリンだろうが、電気自動車だろうが、同じ条件ですよね。

      >私が見た記事はたぶんこれだと思います。
      >http://response.jp/article/2013/10/07/208041.htmlhttp://response.jp/article/2013/10/07/208041.html
      >特殊消火剤ではなく化学消火剤でしたが、水を噴射したため反応したとあります。

      その記事の元になった記事はこちらのテスラ公式声明です(海外での事象に関しては、日本のメディアはあまり正確でない場合ありますので、原文を確認されることをお勧めします)。
      https://www.teslamotors.com/blog/model-s-fire
      この記事はロスの盗まれた車両の暴走事故ではなく、高速道路で障害物に乗り上げたドライバーの事故を参照しています。一部だけ引用しますね。
      For the Model S lithium-ion battery, it was correct to apply water (vs. dry chemical extinguisher), but not to puncture the metal firewall, as the newly created holes allowed the flames to then vent upwards into the front trunk section of the Model S. Nonetheless, a combination of water followed by dry chemical extinguisher quickly brought the fire to an end.
      ご参考「モデルSのリチウムイオン電池に関しては、ABC粉末消火器ではなく水を使ったことは正しかったのですが、(バッテリーの)金属製ファイヤーウォールに穴を空けるべきではなかったのです。穴を空けたことにより、火が上向きに出てしまい、結果としてモデルSのフロントトランク部分に延焼しました。しかしながら、水での消火に続き、粉末消火器での消火作業により、火を素早く消し止めることができました。」

      以下が、記事中でもリンクされている、テスラの「緊急要員ガイド」からの引用です。

      高電圧バッテリーが火災になるか、多少なりとも曲がったり、ねじれたり、損傷を受けたりした場合、もしくはバッテリーが熱くなっていると疑われる場合は、大量の水を使ってバッテリーを冷やしてください。少量の水で消火作業を行わないでください。十分な給水を確保するか、または要請してください。
      バッテリー火災は完全に消火するまで最大24時間要する場合があります。周辺の可燃物を保護した上で、自然消火を待つことも考慮してください。

  4. 今更ながらお返事確認しました。

    私のことを論破したいというお気持ちがおありなんだと思うんですが、申し訳ないですけど論破しあっても意味ないですよねこれは。結論を出せるほどの情報もないですし。

    私もそういう流れに乗ってしまった感はありますが、言いたかったのは、電気自動車の「ほうが」安全だという書き方は良くないんじゃないですか?ということです。
    事実は、ガソリンでもディーゼルでも電気でも、死亡事故を起こしたり、炎上したりする事があるのは確かだという事だけです。

    大事故を起こせば真っ二つになることはありますが、燃料が漏れても火が出ないこともありますし、必ず燃えるものではありません。でも燃える事もある。
    電気自動車も真っ二つになって燃える事もあれば、燃えないこともある。火を消すのが大変なこともあれば、そうでないときもある。

    実際に現実世界で起こる事故はケースバイケースで、この事故でガソリン車なら助かったかもしれないとか、電気自動車なら助かったかもしれないとか、そういうレベルの話はあっても、どのケースでも電気自動車のほうが安全というデータはありません。ですから、そのような書き方は良くないのでは?ということです。

    別に私はガソリン車のほうが安全だなんて一言も言っていません。
    同時にEVのほうが危険とも言っているつもりもなく、ガソリン車とは違った危険性がありますよね?という話です。

    私が見た記事の件ではご指摘ありがとうございました。
    せっかくなので少し海外メディアの記事や、各所のEV火災に対する見解等々見てみましたが、世界的には水と化学消火剤のどちらを使うかまだ統一されてはいないようですね。

    EV火災では、おっしゃる通り消火に大量の水で消化するというのが一般的のようです。しかし大量とはどのくらいなのだろうと調べてみたところ、実験結果が出てきました。
    その実験では少なくとも約4400リットルは必要との結果で、1万リットル近い水が必要だったケースもありました。これはHV火災と比較しても数倍から十倍近い水量で、普通の消防車2~3台では全く足りない量ですね。。。

    また、実験では鎮火後20時間以上経ってからバッテリーが再発火したものもあったので、事故車両の保管時も注意必要とのこと。

    こちらの動画がよくまとまっていました。
    https://www.youtube.com/watch?v=iEYYOjw7P_Q

    これまでの自動車との違いやEVの持つ特性を正しく理解することが必要だと思います。
    優位性にばかり注目しても正しく理解することはできません。

    1. ほん様、コメントありがとうございます!
      >どのケースでも電気自動車のほうが安全というデータはありません

      その点についてはおっしゃる通りですね。台数も増えてきていますので、来年か再来年くらいには何らかのデータが提示されるのではないかと思います。
      ただ、記事中にも記載しましたが、どちらが安全か、という判断を一般の消費者がするにあたり、実際に現場で事故の処理に当たっているプロフェッショナルの意見と、彼らが限定的に持っているデータは参考にしてもよいのではないかと思います。
      「On the contrary, current statistics suggest that electric cars experience fewer fires than gasoline- and diesel-fueled vehicles. Fires in electric cars are “kinder,” since they are less explosive.」

  5. 一般の消費者なら何を参考にしようが自己責任ですが、その記事をもとに断定的なブログを書くのはまた違いませんか?

    それにそのプロもEVの特性を完全には理解できていないのが現状では?
    例のテスラの火災は、現場のノルウェーの消防士にとって「初めてのEV火災」だったはずです。

    私が見た記事の中には、
    Actually, the fire was a “kinder” event than a fossil fuel fire, Dig said.
    「その火災」と言っているものもありますので、EV全般に対しての発言ではない可能性がありますし。

    ですから、私は個々のケースでどうのこうのではなく、ケースバイケースですよね?と申し上げています。

    個々のケースでどうかという話になったら、このテスラの所有者がテスラではなくガソリン車を購入していて、ガソリンスタンドで給油中であれば起きなかった事故ですよね。スーパーチャージャーで充電中の火災ですから。

    でも別にそういう話をしているわけではありませんよね。

    「EVは安全だ安心だ、燃えてもゆっくりじわじわだって読んだし!」という人と、NFPAの動画のようなEVの特性を理解している人が緊急事態に陥った場合、どちらが冷静に正しい対処ができるでしょうか。

    私もなんか粘着しているようで心苦しいのですが、安全に関しては人の命がかかる事ですので看過できません。

    1. ほん様、お世話になっております。再度のコメントありがとうございます!
      そうですね、そこは意見の違いということになると思います。私の英語の理解では、該当部分の解釈はある程度データに基づいて会話がなされている、という比較的汎用的な内容と解釈いたしました。もちろん、特定の1件についての言及であるという可能性も捨てきれませんが、私はそう思っているわけではありません。その点につき、意見が違っているということで合意すればよいのではないかと思います。Agree to disagreeですね。

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